4. 環境設定
WZ6を使い始める前に環境設定をおこなってください。
キー定義、標準の文書フォルダ、標準の文字コード、ウィンドウサイズなどを変更することが可能です。
環境設定ダイアログには「すべて表示」ボタンがあります。このボタンを使うと、よく使う項目の設定とすべての項目の設定を切り替えることができます。「すべて表示」をOFFにするとよく使う項目だけを見通し良く、ONにするとすべての項目の設定がおこなえます。
もし、環境設定を間違えるなどしてWZ6が正常に使用できなくなった場合は、再セットアップをおこなってください。「修復セットアップをする」をONにして上書きセットアップをおこなってください。環境設定の内容が規定値に戻ります。
キー
キー定義 | 「Windows標準」「VZライク」「MIFESライク」「Emacsライク」「ユーザ定義」から選択します。 [参照]ボタンを押して定義内容を開きます。修正や変更が可能ですが、WZ6を再セットアップすると「ユーザ定義」を除いて初期状態に戻ります。 「ユーザ定義」で最初に[参照]ボタンを押すと、元にするキー定義を「Windows標準」「VZライク」「MIFESライク」「Emacsライク」から選択できます。 |
キー定義にユーザ追加定義を追加 | [参照]ボタンを押して作成したユーザ追加キー割り当てを、「キー定義」で選択したキー割り当てに追加します。追加するキー割り当ての方が、「キー定義」でもともと割り当てられている内容よりも優先されます。 ユーザ追加定義ファイルはwzcfg://addkey.keyに作成されます。 |
Altキー定義をメニューより優先 | Alt+Fなどメニューバーのアクセスキーと重なるキー定義を、メニューバーより優先するかどうかを指定します。 |
縦書き時にダイヤモンドキーを入替 | 縦書き時に、Ctrl+S、D,E,Xを使った上下左右移動の方向を入れ替えます。 |
ファンクションキーを表示 | ファンクションキーへのコマンド割り当てを、ステータスバーの上に表示します。 |
ファイル
文書フォルダ | 無題の文書から「ファイルを開く」ときに表示するフォルダを指定します。空にすると「マイドキュメント」(Vistaではドキュメント)になります。 |
標準文字コード | WZ6はファイルを開くときに自動で文字コードを認識しますが、原理的に自動認識ができない場合があります。この場合に「標準文字コード」で指定したコードのファイルとして開きます。 |
排他制御 | WZ6で開いているファイルに排他制御をかけるかどうかを指定します。 「しない」 排他制御がかからないので他のアプリケーションでも同じファイルを開けます。 「上書き禁止」 他のアプリケーションでファイルを開けますが書き込むことができなくなります。 「読み書き禁止」 他のアプリケーションでは同じファイルを開けなくなります。 |
ファイル選択ダイアログ | ファイルを「開く」「名前を付けて保存」のファイル選択ダイアログの種類を指定します。 「Windows標準」「テキストオープンダイアログ」「テキストボックス」から指定します。 「テキストボックス」 一行のファイル名入力ダイアログを表示します。ファイル名がフルパスでなければ、「標準フォルダ」からファイルを探して開きます。ファイル名を空にしてEnterすると、「テキストオープンダイアログ」を開きます。 |
大きなファイルを開く前に確認 | 指定したサイズ以上のファイルを開く前に確認をおこないます。 |
存在しないファイルを開く前に確認 | ディスクに存在しないファイル名を指定してWZ6で開く前に確認をおこないます。 |
閲覧モードで開く | WZ6で文書を開くと、閲覧モードで開きます。 |
WZを閉じる前に確認 | ONにするとタブをすべて閉じたときWZを終了するかどうかを問い合わせします。OFFにすると、問い合わせしないで終了します。 |
bakファイルを作成 | 「専用フォルダに作成」にすると上書き保存したときに、元のファイル内容のバックアップを作成します。 「bakフォルダ」が空の場合は上書きしたファイルのドライブの\bakフォルダに作成します。 「bakフォルダ」がドライブ名を含む「c:\bak」の形式のときは指定のフォルダに作成します。 「bakフォルダ」がドライブ名を含まない「\bak」の形式のときは、ファイルのドライブの指定のフォルダに作成します。 「bakファイルに作成」にすると、元のファイルと同じフォルダに拡張子を.bakに変えたファイルにバックアップを作成します。 |
bakフォルダ | bakファイルの作成先のドライブを指定します。 |
ヒストリ表示 | WZ6のファイルメニューに表示する、最近使ったファイルの個数を指定します。 |
前回終了時の状態を復元 | 「する」 次回WZ6を起動したときに、前回WZ6を「ファイル|終了」で閉じたときのファイルやツールを開きます。 「しない」 無題1を開きます。 「ツールのみ復元」 ツールだけを開きます。 |
WZの常駐 | WZを常駐するかどうかを設定します。OnにするとタスクトレイにWZのアイコンが常駐します。Offにすると常駐を解除します。 タスクトレイのWZアイコンをダブルクリックまたは右クリックすると、WZでファイルを作成したり過去に開いたファイルを開くメニューを表示します。 |
スキップするドライブ | 「テキストオープンダイアログ」でフロッピーなどにアクセスしないようにスキップするドライブを指定します。 「A B」のように半角英字で空白で区切って指定します。 |
編集
非選択時に段落カット、コピー | ONにすると選択していない状態で「切り取り」や「コピー」をおこなったときに、カーソルの一段落を対象範囲として実行します。OFFにすると何もしません。 |
選択の削除 | 範囲選択中にDelやBsキーを押したり、文字入力や貼り付けを行なったときの動作を指定します。 「標準」 マウスでの選択、「Windows準拠」キー定義のShift+方向キーの選択のときに、Delと文字入力で範囲内をクリアします。 「削除しない」 クリアしないで選択を保ちます。 「Delで削除」 Del入力で選択内をクリアします。 「入力で削除」 文字入力で選択内をクリアします。 「Delと入力で削除」 Delと文字入力で選択内をクリアします。 |
貼付後のカーソル | 「移動しない」にすると貼り付け操作をおこなったときに、カーソルを貼り付けた文字の先頭にセットします。 |
方向キー範囲選択 | Shift+方向キーで選択を開始する動作を指定します。 「Windows標準」 標準の動作をします。 「開始方向感応」 上下キーを押すと行単位、左右キーを押すと文字単位の選択を開始します。 「方向感応(VZライク)」 上下キーを押すと段落単位、左右キーを押すと文字単位の選択に、その都度切り替えます。 |
整形の折り返し | 自動整形の折り返し幅を指定します。 |
検索
検索で見つけた文字列の表示 | 「標準」 Windows準拠キー定義の場合は選択します。その他の場合はそのまま表示します。 「反転表示」 反転して表示します。 「選択」 見つけた文字を選択します。 |
ジャンプ後カーソル | 「画面中央」 検索やジャンプをおこなった後、カーソルを画面中央位置に移動します。 「通常」 カーソルをなるべく移動しないで検索やジャンプをおこないます。 |
表示
メニューフォントを指定 | Onにすると、以下のフォントとフォントサイズで指定したフォントでメニューとダイアログを表示します。 |
フォント | メニューとダイアログの表示に使うフォント名を指定します。 |
フォントサイズ | メニューとダイアログの表示に使うフォントサイズを指定します。 |
最下行が欠ける場合は表示しない | ONにするとWZ6の編集画面で、最も下の半端な行の内容を表示しなくなります。 |
ワイドアウトラインを追加して表示 | ONにするとワイドアウトラインを表示するときに、編集の表示領域を変えないようにウィンドウを拡大します。OFFにすると、ウィンドウの大きさを変えないで表示します。 |
対括弧の強調表示 | ONにすると対になる()[]{}<>を強調表示します。カーソルを「開き括弧」に置くと「閉じ括弧」、「閉じ括弧」に置くと「開き括弧」を強調表示します。OFFにすると強調表示はおこないません。 遠く離れていたりコメントをはさむと、強調表示できない場合があります。 |
スクロール
スクロールの加速開始 | 方向キー押し下げによる画面のスクロールが指定した行数に達したらスクロールを加速します。 |
スクロールの加速行数 | 加速する行数を指定します。2以上を指定してください。 |
上スクロールマージン | マージンを行単位で指定します。カーソルが指定したマージンより上にくるとスクロールして、カーソルが指定したマージンより上にならないように調整します。 |
下スクロールマージン | マージンを行単位で指定します。カーソルが指定したマージンより下にくるとスクロールして、カーソルが指定したマージンより下にならないように調整します。 |
下スクロールの移動 | 文字入力や方向キーを押し下げてカーソルが画面下に移動しスクロールする動作を指定します。 「通常」 一行ずつスクロールします。 「半画面」 画面の中央へカーソルを移動します。 「全画面」 画面の上方(上マージン)へ移動します。 |
アウトラインジャンプ後 | 「先頭行」 アウトライン側でカーソルを移動したときに、本文側の見出しの内容を画面先頭部分から表示します。 「画面中央」 画面中央部分から表示します。 |
PgUp/PgDnで半画面移動 | OFFにするとPgUp/PgDnで一画面分移動します。ONにすると半画面分移動します。 |
ウィンドウ
ウィンドウ幅 | WZ6やText-Cで作成したアプリケーションのデフォルトのウィンドウの幅を、ディスプレイサイズの幅を基準とした%で指定します。末尾にcをつけるとおおよその文字単位で指定できます。 |
ウィンドウ高さ | WZ6やText-Cで作成したアプリケーションのデフォルトのウィンドウの高さを、ディスプレイサイズの高さを基準とした%で指定します。末尾にlをつけるとおおよその行単位で指定できます。 |
エディタの名前 | タイトルバーの"WZ6"に付加する任意の名前を指定します。 WZ6は1台のPCに複数セットアップすることが可能です。「エディタの名前」を付けることにより、それぞれの区別がおこなえるようになります。 |
タイトルバー | 「表示しない」 WZ EDITORのタイトルバーを表示しなくなります。Text-Cで作成したアプリケーションには適用されません。 「普通」 タイトルバーにファイル名を「c:\text\test.txt - WZ6」の形式で表示します。 「標準」 「test.txt - WZ6 / c:\text」の形式で表示します。 |
メニューバー | 「表示しない」 WZ EDITORのメニューバーを表示しなくなります。Text-Cで作成したアプリケーションには適用されません。 「ユーザ定義」 ユーザがカスタマイズしたメニューを表示します。メニューの内容は[参照]を押して編集してください。 ※ユーザ定義したメニューバー定義ファイルはwzcfg://mymnu.mnuに作成されます。 |
ツールバー | 「表示しない」 WZ EDITORのツールバーを表示しなくなります。 「ユーザ定義」 ユーザがカスタマイズしたツールバーを表示します。ツールバーの内容は[参照]を押して編集してください。 ※ユーザ定義したツールバー定義ファイルはwzcfg://mybtn.btnに作成されます。 |
ステータスバー | 「表示しない」を選ぶとWZ6のステータスバーを表示しなくなります。 |
ツールビュー | ツールビューの表示を、下側に横長で表示するか(横分割)、左側に縦長で表示する(縦分割)かを指定します。 |
多重化時にカーソル位置を同期 | ONにすると多重化したテキスト同士のカーソル位置を同期します。たとえば同一テキストを縦書きと横書きの両方で表示しているとき、縦書きで入力を行うと、横書き側のカーソル位置も入力位置にセットされます。 OFFにすると同期はおこないません。それぞれのビューで別々の場所を編集できます。 |
ユーザフォント
ユーザフォントは、全角文字のフォントと半角英数字のフォント指定を組み合わせたものです。
ユーザフォントを使うと、全角と半角をそれぞれ違うフォントで表示することができるようになります。
表示スタイルなどのフォントにユーザ1〜3を指定すると、ここで設定したフォントが使われます。
※ユーザフォントを表示に使うテキストの読込速度は、ユーザフォントを使わない場合に比べて若干遅くなります。
全角フォント | 全角文字の表示に使うフォントを指定します。 |
半角フォント | 半角英数字の表示に使うフォントを指定します。 |
半角のサイズ | 半角フォントのサイズを%指定します。100%を指定すると全角フォントと同じ大きさ、100%以上を指定すると全角フォントより大きく、100%以下を指定すると小さくなります。 |
¥の表示 | \文字を全角フォント、半角フォントどちらで表示するかを指定します。 |
マウス
マウスカーソルを消す | WZ6にマウスカーソルがあるときにキー入力をするとマウスカーソルを消します。マウスを動かすとマウスカーソルの表示を復活します。 |
マウスクリック時に直ちにカーソルを移動 | WZ6ウィンドウをクリックして表に出したときに、クリックした位置へカーソルをジャンプします。OFFにするとカーソル位置を保ったまま表に出します。 |
スクロール速度 | 文書表示領域内をドラッグしたままWZ6のウィンドウ外へマウスカーソルを移動すると自動でスクロールをおこないます。この速度を10段階で指定します。0が一番遅く、9が一番速くなります。 |
マウス範囲選択 | 「Windows標準」 標準の動作をします。 「開始方向感応」 マウスを上下に動かすと行単位、左右に動かすと文字単位の選択を開始します。 「方向感応(VZライク)」 マウスを上下に動かすと段落単位、左右に動かすと文字単位の選択にその都度切り替えます。 |
テキストの色分け
色分けスタイルにおいて、「色の指定」の各部位の標準的な色分けを指定します。
検索文字列、URL、コメント、引用、文字列、数値、変数名、予約語、予約語2、タグ、属性のそれぞれの色を指定します。
検索文字列、URL、引用、予約語、予約語2、タグには装飾(太字と下線の組み合わせ)も指定できます。
ファイル名の色分け
テキストオープンダイアログのファイル一覧の色分けを指定します。
フォルダ | フォルダの表示色を指定します。 |
リードオンリー | リードオンリーファイルの表示色を指定します。 |
バイナリ | バイナリファイルの表示色を指定します。 |
システム・隠し | システムファイル・隠しファイルの表示色を指定します。 |
ファイルタイプ
イメージファイルの拡張子 | WZ6で図と認識するファイル拡張子を指定します。.bmp .jpgのように半角空白で区切って指定します。 |
バイナリファイルの拡張子 | WZ6でバイナリファイルと認識するファイル拡張子を指定します。.wav .exeのように半角空白で区切って指定します。 |
VZライク
タイトルサーチをおこなう | VZライクのページングモードで、見出し検索をおこなうかどうかを指定します。 |
LYTOP/END2回で自動スクロール | VZライクのLYTOP/LYENDコマンドを2回連続して実行したときに、自動スクロールするかどうかを指定します。 |
高速スクロール | 「VZ98」を選択すると、VZ98ライクの高速スクロールをおこないます。 PgUpまたはPgDnキーを押すとスクロールを開始します。 Escかスクロール開始したキーを押すまでスクロールを続けます。 Shiftキーを押すと最高速度でスクロールします。 Spaceを押すと一時停止します。もう一度Spaceを押すと再開します。 0から9キーを押すとスクロール速度が変わります。0が最速、1が最も遅く、数字が大きくなるほど早くなります。 |
テキストスタックペースト後にカーソルを移動 | VZライクのカットアンドペーストで、テキストスタックから貼り付けた後にカーソルを先頭に保つか、貼り付けた文字の末尾に移動するかを指定します。 |
ダイヤルアップ接続
接続先 | Textc Mailerなどのインターネット接続をダイヤルアップでおこなう場合に、ダイヤルアップ先を指定します。 |
送受信完了 | WZでダイヤルアップをおこなって通信が終わったときの動作を、「接続を続ける」「切断する」「問い合わせる」から指定します。 |
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