2. WZモバイルの操作について
WZモバイルはWindows Mobileの標準的なアプリケーションと異なる操作部分があります。
WZモバイルの起動と基本設定
スタートメニュー→プログラム→→WZモバイルの操作で起動してください。
WZモバイルのプログラムは"Program Files"フォルダの"wzmobile"フォルダにあります。以後、このフォルダをWZフォルダと呼びます。
文字の大きさやキー定義(Windows,VZライク,Mifesライクから選択できます)の設定は基本設定で行います。「メニュー」から「画面|基本設定」コマンドを使ってください。
WZモバイルの基本設定では、以下の設定ができます。
基本フォントサイズ |
WZモバイルのメニューやダイアログボックスのフォントの大きさを設定します。
アプリ画面の動作 |
WZモバイルの各画面をOKボタンで閉じるか(閉じる)、閉じないで最小化表示して隠す(隠す)かどうかを設定します。
太字で表示 | 文字を太字で表示するかどうかを設定します。 |
自動保存 | 自動保存を行うかどうかを設定します。しないに設定した場合は、こまめに上書き保存をしてください。しないに設定しても、変更を保存せずに閉じた場合は自動保存を行いますので、誤って閉じてしまったときに元に戻すことができます。 |
キー定義 | キー配列を設定します。Windows標準、VZライク、MIFESライクから選択します。 |
※キー定義の設定は、WZモバイルの全画面に反映されます。ダイヤログボックスや1行のテキストボックス、リストボックスにも設定したキー定義が使われます。PWZ3.0までは、エディタのメイン画面だけが設定したキー定義が使われ、他はWindows標準でしたので動作が異なります。特に下記のカットアンドペースト等の操作にはご注意ください。
※リストボックスなどでは、VZ・MIFESキーでもWindowsキーと同じくShift+方向キーおよびCtrl+C,X,Vによるカットアンドペーストが可能です。
※W-ZERO3にはページアップダウンキーがありませんが、WZモバイルではCtrl+Up/Downで代用できます。Ctrl+Left/Rightはページ単位で左右にスクロールします。
カットアンドペースト等の操作
コマンド | Windows | VZ | MIFES |
選択を開始 | Shift+方向キー | Ctrl+B (Ctrl+0) | Ctrl+6 |
コピー | Ctrl+C | Ctrl+KK | Ctrl+8 |
カット | Ctrl+X | Ctrl+Y (Ctrl+8) | Ctrl+7 (Ctrl+4) |
貼り付け | Ctrl+V | Ctrl+KC | Ctrl+9 |
アンドゥ | Shift+BS | 同左 | 同左 |
IMEの操作
IMEのオンオフは、Shift+[文字]キーで行います(Shiftキーは[文字]キーを離すまで押し下げしていてください)(W-ZERO3の無印以外ではうまく動作しない場合があるようです。この場合は[文字]キーを[A]になるまで数回押してください)。
IMEがオンのときはステータスバーに[あ]と表示され、ローマ字かな入力ができます。
IMEがオフの時はステータスバーに[A]と表示され、半角英文字が直接入力できます。
他の入力モードにするには、[文字]キーを押してください。
IMEのバーを出すにはステータスバーの[あ]や[A]をタップしてください。ステータスバーの中央にIMEの状態バーが表示されます。この状態で[文字]キーを押すと全角カタカナ入力モードなどにできます。
※場合によっては1回タップしても表示されない場合があります。この場合はもう一度タップしてください。また、ダイアログの表示中はタップしてからIMEの状態バーが表示されるまでに間が空くことがあります。
IME状態バーの「A」などをタップするとソフトキーボードを出すことが出来ます。
IME状態バーを消すには、ステータスバーのIME状態バー以外の部分をタップします。IME状態バーが消えます。
メニューの操作
メニューは右側のソフトキーを押すとメインのメニューを表示します。ステータスバーの右横の[メニュー]をタップして表示することもできます。
左側のソフトキーは状況に応じたメニューを出します(タップ&ホールドで出るメニューとは異なります)。ステータスバー左横の[エディタ]等の表示をタップして表示することもできます。
メニューを表示しているときは、ソフトキーは[ESC]キーとして働き、メニュー表示を取り消します。[OK]ボタンは[Enter]キーとして働き、メニューコマンドを選択する動作をします。
左ソフトキーを2回早押しすると、頁モードのON/OFFを行います。
頁モードがONのときはステータスバーに[頁]マークが表示されます。このときに[↑]/[↓]キーを押すと、ページアップ/ダウンします。[←]/[→]キーを押すと横スクロールします。
右ソフトキーを2回早押しすると、カーソル移動等のメニューを表示します。
メニューから「ズーム」コマンドを選ぶと、縮小表示モードのON/OFFを行います。縮小表示モードがONのときはステータスバーに[Z]マークが表示されます。このときは最小のフォントで文字が表示されます。
ダイアログの操作
WZモバイルのダイアログは全て自家製になっていますので、操作性が多少、異なります。
ダイアログ表示中にタイトルバーの[OK]ボタンをタップすると、ダイアログのOKの動作になります。
ダイアログ表示中は、左ソフトキーは操作メニューとして働きます。右ソフトキーは、OKかキャンセルのメニューを表示します。
※WZモバイル1.0では右ソフトキーは[ESC]キーとして働きましたが、W-ZERO3 Advanced esに対応するために仕様を変更しました。
ダイアログは、[Tab]キーの代わりに[←]/[→]/[↑]/[↓]キーで別の項目に移動できるようになっています。エディトボックスの左端で[←]を押したり、右端で[→]を押した場合などに別の項目へ移動します。
絞り込みの操作
WZモバイルのリストボックスは絞り込みができるようになっています。リストボックスにフォーカスがあるときに英字キーを押すと、その文字を含む行だけを絞り込んで一覧表示します。続けて2文字目の英字キーを押すと更に絞り込みます。[Esc]で絞り込みの解除、[Bs]で絞り込み文字を1つ消します。
IMEから日本語を入力して[Enter]して日本語で絞り込むこともできます。
絞り込み中はリストボックスの右上隅に次のように表示されます。
−絞り込み文字
メール一覧でE-Mailアドレスの一部を入れて絞り込んだり、履歴でファイル名の一部を入れて絞り込むと便利です。
アンインストールについて
WZモバイルをインストールしたフォルダを丸ごと削除してください。WZモバイルはレジストリやWindowsのシステムフォルダには何もファイルをコピーしたりデータを保存したりしません。
メーラーを使った場合で、不要でしたらベースフォルダも丸ごと削除してください。