WZ Editor 10
マニュアル
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このマニュアルは、WZ Editor 10(WZ10)、WZ Editor for Mac(WZMac)を対象として記述されています。
ご使用のソフトウェアには必要の無い記述は取り除いておりますが、一部の記述が残っている場合があります。
テキストエディタ
WZ Editorは「テキストファイル」を編集する「テキストエディタ」です。テキストファイルは、文字、タブ、改行からなるファイルです。各種のOS(Windows、Mac、iOS、Android、Unix、他)や各種のソフトウェアと相互にファイルの受け渡しができます。
テキストファイルはプログラム、文書、HTML、各種のデータファイル形式として利用されています。プログラムファイルは.c/.cpp/.java、文書ファイルは.txtなど、用途に応じて各種のファイル拡張子が用いられます。
テキストエディタでは、改行で区切られた文字の列は「段落」となり、画面の横幅や指定の文字数によって段落を折り返して表示します。タブで区切られた文字の列は「桁」となり前後の段落と桁を揃えた表形式の表示も可能です。
WZ Editorでは拡張子やファイル単位に「ファイル設定」を切り替えることによって、プログラム、文書、データ、それぞれの用途に適した表示や機能を自動的に選択します。
キーとマウス
カーソル移動
文字単位、単語単位、行単位、段落単位のカーソルの移動に対応しています。
- [←][→]
- 文字単位でカーソルを移動
- [↑][↓]
- 行単位でカーソルを移動
- [Ctrl+←][Ctrl+→]
- 単語単位でカーソルを移動*
- [Home]
- 行頭へカーソルを移動*
- [End]
- 行末へカーソルを移動*
- [Ctrl+Home]
- 文書先頭へカーソルを移動*
- [Ctrl+End]
- 文書末尾へカーソルを移動*
- 『検索メニュー:ジャンプ』
- ジャンプダイアログを表示(段落、行、ページ、最後の編集箇所、URL、見出し、変更行へ移動可能)
- 『表示メニュー:カーソル位置の切り替え』
- カーソルの表示位置を「画面上部」「中央部」「下部」へ移動(カーソルの編集位置は保ちます)
*は、Windows標準標準キー定義で有効となります。
編集
文字、単語、行、段落の削除、段落の入替、各種の変換に対応しています。
- [Ctrl+Delete]
- 単語を削除*
- [Ctrl+,]
- 段落を上方向に入れ替え*
- [Ctrl+.]
- 段落を下方向に入れ替え*
- 『編集メニュー』
- 切り取り、コピー、貼り付け、追加切り取り、追加コピー
- 『編集メニュー:変換』
- 半角と全角の変換、大文字と小文字の変換、改行と空白行の削除、行頭の文字の削除
- 『編集メニュー:空白の変換』
- 行頭の空白の削除、連続空白を1つに変換、空白の削除、英数字の前後の空白の調整
- 『編集メニュー:段落』
- 段落の入れ替え、インデントの挿入と削除、重複行の削除、段落の2重化
- [Alt+Backspace]
- 前回の文字入力や編集の取り消し(アンドゥ)
*は、Windows標準標準のキー操作で有効となります。
IME
[Shift+Enter]による下記の操作に対応します。『設定ダイアログ:入力:Shift+Enterのフック』をOFFにすると、この機能は無効にできます。
- IMEがOFFの状態で誤ってローマ字を入力した場合に、[Shift+Enter]でIMEをONにしてかなを入力。
- IMEがONの状態で誤って英単語を入力した場合に、[Shift+Enter]でかなに変換される前の英単語を入力。
WZMacでは2字以上入力した場合に動作します。
マウス
クリック、ドラッグ(WZ10のみ)、右クリックの各種のマウス操作に対応しています。
- クリック
- クリックした箇所へカーソルを移動
- ダブルクリック
- クリック箇所へカーソルを移動、単語単位の範囲選択を開始、続けてドラッグで範囲選択を拡大
- トリプルクリック
- クリック箇所へカーソルを移動、段落単位の範囲選択を開始、続けてドラッグで範囲選択を拡大
- 4回クリック
- クリック箇所へカーソルを移動、文章全体を選択
- Shift+クリック
- 範囲選択を開始、クリック箇所へカーソルを移動(範囲選択中は選択開始地点からクリック箇所までを選択)
- ドラッグ
- 文字単位の範囲選択の開始、範囲の変更
- Alt+ドラッグ
- 箱型範囲選択(矩形選択)の開始、範囲の変更
- Alt+クリック
- カーソル位置からクリック箇所まで、箱型(矩形)選択
- 右クリック
- コンテキストメニューを表示
- Ctrl+クリック
- URL上で実行すると、WEBブラウザやメーラーで開く
- OLEドラッグアンドドロップ
- 範囲選択内をドラッグして他ウィンドウへのドロップで、ドラッグアンドドロップを実行
- ドロップ
- エクスプローラやデスクトップのアイコンのWZ Editorへのドロップで、ファイルを開く
- 右ドロップ
- エクスプローラやデスクトップのアイコンをマウス右ボタンでWZ Editorにドロップすると、ファイル名を挿入
- 行番号のクリック・ドラッグ
- 行単位の選択の開始、範囲の変更
- タイトルバーの右クリック
- 「タイトルバー」「メニューバー」「ステータスバー」のカスタマイズメニューを表示(メニューバーとツールバーの余白部分の右クリックでも表示)
メニューコマンド
メニューコマンドのヘルプ
メニューコマンドのヘルプは、下記の操作でご覧ください。
- 『ヘルプメニュー:メニューヘルプを表示』のチェックのONを確認
OFFの場合は『メニューヘルプを表示』を実行してチェックをONにします。 - マウスでメニューバーを開いて、ヘルプを見るコマンドをポイントする
コマンドの解説がポップアップで表示されます。
メニューバーのキーボードアクセス
メニューバーには、[Alt+英字キー](WZMacでは[option+英字キー])でアクセスできます。例えばファイルメニューには[Alt+F]や[option+F]でアクセスできます。
[Alt]や[option]キーを押し下げするとメニューバーにフォーカスが移動します。[→][←]や[英字]キーでメニューにアクセスできます。
コマンドの一覧
本ソフトウェアにはメニューに掲載されていないコマンドも多数ございます。
すべてのコマンドと解説を参照するには、『ヘルプメニュー:スマートコマンド』を実行して「スマートコマンド」ツールを起動してください。
WEBに同一内容のコマンド一覧のページもございます。
「スマートコマンド」ツールは、アウトライン形式でコマンドの一覧を表示します。
「ファイル」「編集」など大見出しをダブルクリックして見出しの開け閉めをおこない、「選択」「カットアンドペースト」などの中見出しを開くと、コマンドの一覧が小見出しに表示されます。
「選択」「カットアンドペースト」などの中見出で[Enter]で、コマンドを実行します。
ファイルとプロジェクト
文字コードと改行コード
本ソフトウェアの標準の文字コードは、UTF-8です。
Unicode/シフトJIS/SJIS-EX/欧文/EUC/JISの文字コードにも対応しています。Unicodeに特有の文字「JIS第3/4水準」「アクセント付きアルファベット」にも対応しています。
本ソフトウェアの設定ファイルや、マクロのText-Cプログラムは、SJIS-EXの文字コードで作成します。
本ソフトウェアの標準の改行コードは、CR+LFです。
LF/CRの改行コードにも対応しています。
本ソフトウェアでは、ファイルの文字コードと改行コードを自動判別します。
自動判別されないファイルは、下記の操作で文字コードと改行コードを指定します。
文字コードの指定はプロファイルに記憶され、次回から指定の文字コードでオープンされます。
- 『ファイルメニュー:プロパティ』を実行
- 文字コード・改行コードをクリック
- 文字コード・改行コードダイアログで、ファイルの文字コードと改行コードを指定
- 『ファイルから読み直す』をONにしてOK
ファイルの文字コードと改行コードを変更するには、上記の操作でコードを指定して、『ファイルから読み直す』をOFFにしてOKします。次回の上書き保存から、指定した文字コードと改行コードで保存されます。
シフトJISのファイルは、上書き保存するたびに「Unicode特有文字」の確認が実行されます。
Unicode特有文字が含まれる場合は問い合わせを表示します。特有文字を含めてファイルに保存するには、UTF-8で保存を選択します。
ファイルオープンの確認
数10MBを超えるファイルや、改行が少ないファイルの編集は動作が重くなる場合があるため、ファイルの一部だけを読み込んだ編集に対応しています。
『設定ダイアログ:ファイル:開く:ファイルサイズの確認』を指定しておくと、指定以上のサイズのファイルのオープンの前にファイルオープンの確認ダイアログを表示します。
また、256KBを超えるサイズで改行が少ないファイルの場合もダイアログを表示します。
1MBを超えるファイルの場合は、下記の部分読み込みのオプションを指定できます。すべて読み込みをクリックすると、部分読み込みはおこなわず、ファイル全体を読み込みます。
- 『部分読み込み開始位置』にはファイルから読み込む開始位置を、先頭からのMB単位で指定します。0を指定すると先頭から読み込みます。
- 『部分読み込みサイズ』にはファイルから読み込むサイズを、MB単位で指定します。
- 『部分読み込みを改行で区切る』をONにすると、改行区切りの位置で部分読み込みをします。
オープンモードには、下記を指定できます。
- テキスト
- 通常のテキストとして開きます。表示速度が低下する場合があります。
- バイナリ
- バイナリで開きます。テキストより高速です。
- レコード
- 『レコードサイズ』で1行のバイト数を指定して開きます。
ASCIIコードは対応する文字、他のデータは.で表示されます。
プロジェクト
プロジェクトは、複数開いたファイルをプロジェクトファイルに記憶して、復元する機能です。
現在開いているすべてのファイル名をプロジェクトファイルに保存するには、『ファイルメニュー:プロジェクトを保存』を実行します。プロジェクトファイル名を入力してOKすると、プロジェクトファイルに保存します。プロジェクトファイルの拡張子は.tpjとなります。
本ソフトウェアのウィンドウを複数開いていた場合でも、保存の操作をおこなった1つのウィンドウで開いているファイルをプロジェクトに保存します。
プロジェクトファイルには、下記の情報が記憶されます。
- オープン中のテキストのファイル名
- ファイルごとのカーソル位置、ファイル設定、表示設定の情報
- 多重化の状態
- 起動中のツール
プロジェクトを開くには、『ファイルメニュー:プロジェクトを開く』を実行します。プロジェクトファイルを指定してOKすると、新しいウィンドウを作成してプロジェクトに含まれているすべてのファイルを開きます。
最近使用したプロジェクトを開くには、『ファイルメニュー:最近開いたプロジェクト』を実行します。最近開いたプロジェクトダイアログの一覧からファイルを選択してOKします。
このダイアログでは、 編集をクリックして履歴ファイルの直接編集や、整理をクリックして一覧から存在しないファイルを削除する操作もおこなえます。
プロジェクトを閉じるには、『ファイルメニュー:終了』を実行します。開いていたファイルは、プロジェクトに出力されます。
プロジェクトを更新しないで閉じるには、『ヘルプメニュー:スマートコマンド』を実行して、『すべて終了(復元しない)』コマンドを実行します。開いていたファイルのプロジェクトファイルへの保存はスキップされます。
ファイルの作成
テキストファイルを作成するには、『ファイルメニュー:新規作成ダイアログ』を実行して、「新規作成」のダイアログを表示します。
一覧から作成するテキストファイルを選択してOKします。
- Cプログラム
- Cプログラム
- テキスト
- 日本語文書、原稿、小説、論文
- HTMLテキスト
- HTMLテキスト
- TeXテキスト
- TeX形式による論文
- 青空文庫テキスト
- 青空文庫形式によるルビや傍点に対応した日本語文書
- JISテキスト
- JIS形式によるルビや傍点に対応した日本語文書
『ファイルメニュー:新規作成』を実行すると、現在開いている文書と同じテキストファイルを作成します。
新規作成を実行すると、新しく「無題」の文書のタブが開いて、文章の入力を開始できます。
保存
文章をファイルに出力するには、『ファイルメニュー:上書き保存』を実行します。
- ファイル名の付いた文書は、バッファの内容がファイルに上書き保存されます。
- 「無題」の文書は、「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
文書のファイル名を入力してOKすると、バッファの内容がファイルに保存され、文書に名前が付けられ、タブに名前が表示されます。
「自動」をクリックすると、文書に自動で名前を付けます。
閉じる
文書を閉じるには、『ファイルメニュー:閉じる』を実行します。
バッファを保存していない場合は、保存しますか?の問い合わせが表示されます。
- 保存する
- ファイルに上書き保存して文書を閉じます。
- 保存しない
- バッファの内容を破棄して文書を閉じます。
- キャンセル
- 保存を取り消して文書の編集に戻ります。
誤まって「保存しない」を選択して入力内容を破棄した場合は、下記の操作で破棄した文書を取り出せます。
- 文書ファイルを開く
- 『ファイルメニュー:世代履歴』を実行
- 世代一覧から破棄した文書を選択してコピーをクリック
テキストがクリップボードにコピーされます。
作成中の文書が失われた場合も、上記の操作で失われた部分の回復が可能です。
WZ Editorでは、定期的にバッファの内容をバックアップに自動保存しています。
オープン
既存のテキストファイルを表示/編集するには、ファイルオープンの操作を実行します。
- ファイルを開くと、新しく文書のタブが作成されます。
- ファイルがバッファに読み込まれて表示され、入力や編集操作がおこなえます。
最近開いたファイルは、ファイルメニューから選択するだけでオープンできます。最新の10個までのファイルがメニューに表示されます。
メニューにないファイルを開くには、下記の操作をおこないます。
- 『ファイルメニュー:最近開いたファイル』を実行
- ファイル名の一覧から選択してOK
プロファイル
WZ Editorではファイルオープン時にプロファイルを参照して、カーソル位置、表示設定、アウトライン表示を前回終了時の状態に復元します。
WZ Editorで最近開いたファイル名が300個までプロファイルに記憶されます。
ファイルの部分読み込み
数10MBを超えるファイルの編集は動作が重くなる場合があるため、ファイルの一部だけを読み込んだ編集に対応しています。
『設定ダイアログ:ファイル:開く:ファイルサイズの確認』を指定しておくと、指定以上のサイズのファイルのオープンの前に確認と部分読み込みのダイアログを表示します。
- 部分読み込みの位置
- ファイルから読み込む開始位置を先頭からのMB単位で指定します。0を指定すると先頭から読み込みます。
- 部分読み込みのサイズ
- 読み込むサイズを、MB単位で指定します。
- 改行で区切る
- ONにすると、改行を検索して行の切れ目で読み込みをします。
- 表示モード
- テキスト 通常のテキストとして開きます。
バイナリ バイナリで開きます。テキストより高速です。
レコード 1行のバイト数を指定して開きます。ASCIIコードは対応する文字、他のデータは.で表示されます。 - レコード
- レコード表示の1行のバイト数を指定します。
ファイル名の検索
フォルダの多数のファイルから、ファイル名の一部を指定してファイルを検索することができます。
- [Alt+G]でWZ Grepを起動
- 『検索:動作モード』にファイル名を検索を指定
- 『検索オプション:検索モード』に基本または曖昧を指定
- 『検索』『フォルダ』『マスク』を指定
- 『サブフォルダも検索』などの必要なオプションを指定して{OK}
ファイルタイプの変換
「JISテキスト」で作成したテキストファイルを、他のテキストファイル形式に変換できます。
- 『ツールメニュー:ファイル設定の変換』を実行
- 『変換先の文書スタイル』を選択してOK
- 青空文庫
- ルビを≪ルビ≫の表記に変換します。
- Wordテキスト
- ルビを(ルビ)の表記に変換します。
- テキスト
- 「見出し文字列」「テキストタグ」「ルビ」を削除します。
「Wordテキスト」や「青空文庫テキスト」から、「JISテキスト」形式に変換するには、下記の操作をおこないます。
- テキストを開く
- 『ファイルメニュー:ファイル設定の一覧』を実行
- Wordテキストや青空文庫テキストを指定してOK
- 『ツールメニュー:ファイル設定の変換』を実行
- JISテキストを指定してOK
改行付きテキストの変換
プレーンテキストと改行付きテキストの相互変換は、下記の操作をおこないます。変換結果はクリップボードに出力されます。
- 『ツールメニュー:テキストの変換』を実行
- 『テキストを改行付きテキストに』や『改行付きテキストをテキストに』を実行
印刷とPDF出力
印刷設定
印刷の折り返しやフォントの指定は、印刷専用の「印刷設定」でおこないます。
WZMacでは、PDF出力の設定となります。
通常の編集画面の折り返しやフォントの「表示設定」とは別に、印刷専用の指定をおこないます。
『ファイル:出力の設定』を実行すると印刷プレビューの画面表示に切り替わり、印刷設定ダイアログが表示されます。
印刷設定は、下記の10種類があらかじめ標準で用意されています。
印刷設定を切り替えるには、印刷設定ダイアログを閉じて、ツールバーのリストボックスから選択します。
印刷設定は変更、追加、削除ができます。「設定」の章をご覧ください。
- A4横書き
- A4の1段組の印刷スタイル
- A4横書き(2段組)
- A4の2段組の印刷スタイル
- A4横書き(雑誌原稿)
- A4の3段組の印刷スタイル
- B5横書き
- B5の1段組の印刷スタイル
- A4縦書き
- A4の縦書きの印刷スタイル
- A4縦書き40文字40行
- A4の縦書き40文字40行の印刷スタイル
- A4縦書き40文字40行(見開き)
- A4の縦書きの見開き印刷スタイル
- B5縦書き
- B5の縦書きの印刷スタイル
- B5縦書き40文字40行
- B5の縦書き40文字40行の印刷スタイル
- B5縦書き40文字40行(見開き)
- B5の縦書きの見開き印刷スタイル
印刷プレビュー
印刷プレビューは、印刷を実行する前に印刷結果に近い画面を表示する機能です。画面上でテキストの用紙上の配置とページの切れ目や全体のページ数を確認できます。
WZMacでは、PDF出力のプレビューとなります。
印刷プレビューに切り替えるには、『ファイルメニュー:出力のプレビュー』を実行します。再度コマンドを実行すると通常編集画面に戻ります。
印刷プレビューではツールバーが印刷用に切り替わります。ツールバーから「印刷設定」を切り替えると、プレビューの表示が切り替わります。
印刷プレビューでは、簡易的な編集作業も可能です。空白行を追加または削除して、ページ送りを調整してから印刷できます。印刷プレビューの表示は簡易的なため、文字がかすれる場合があります。印刷プレビューには下記の制限があります。
- 実寸計算の座標を画面用に縮小表示しているため、文字、罫線、行間、余白の表示に、かすれやちらつきが生じる場合があります。通常の編集作業は印刷プレビューをOFFにして編集画面でおこないます。
- 印刷ダイアログでプリンタを切り替えると、解像度の違いによってプレビューと印刷結果が一致しない場合があります。プリンタを切り替えた場合は、「プレビュー」をクリックして印刷ダイアログを閉じてから印刷してください。
- 用紙サイズやプリンタの余白の限界値のチェックはおこないませんので、印刷プレビューでは表示され、印刷結果では印刷されない場合があります。
印刷の実行
印刷を実行するには、下記の操作をおこないます。
WZMacでは、PDF出力のみの対応となります。
- 『ファイルメニュー:出力』を実行
- PDF出力では、PDF出力先のダイアログでファイル名を指定してOK
- プリンタ出力では、印刷ダイアログでプリンタや印刷範囲を指定してOK
プリンタの切り替え
印刷ダイアログでプリンタを切り替えると、印刷プレビューと印刷結果でページの切れ目や図の大きさが一致しないことがあります。この場合は、下記の操作をおこないます。
- プレビューをクリック、印刷プレビュー表示を確認、印刷を実行
PDF出力
プリンタ出力とPDF出力は、『ファイルメニュー:出力先』で切り替えます。『プリンタ』を実行するとプリンタ出力、『PDF』を実行するとPDF出力を実行します。出力先はファイル単位に指定でき、ファイルを閉じても記憶します。
WZMacでは、PDF出力のみの対応となります。
WZ EditorではPDF出力用に最適化した座標や折り返しの計算をおこないます。印刷プレビューの表示もプリンタ出力とPDF出力では結果が異なります。
出力先を指定してから、印刷プレビューをおこなってください。
PDF出力ファイルの指定
『PDF出力』を実行すると、PDF出力先のダイアログを表示します。フォルダとファイル名の指定が可能です。
デフォルトでは文書ファイルのフォルダに、文書ファイル名に拡張子「.pdf」を付加したファイルに出力します。
(例)document\text.txt → document\text.txt.pdf
出力先のPDFファイルが存在する場合は、WZ Editorが出力したPDFファイルの場合はそのまま上書き出力します。他のPDFファイルの場合は上書きの問い合わせをします。
出力完了後にPDFファイルをAdobe Readerで開きます。
『設定ダイアログ:ファイル:PDF出力』で各種のカスタマイズが可能です。『出力フォルダ』を指定するとそのフォルダにPDFファイルを出力します。
PDFのフォント
WZのPDF出力では、PDF規格に標準で含まれている「明朝」「ゴシック」「Times Roman」「Helvetica」「Courier」フォントのみの対応となります。
その他のフォントは適宜、上記の対応フォントに置き換えて出力されます。
- 「MS ゴシック」「メイリオ」→「ゴシック」
- 「MS 明朝」→「明朝」
- 「MS Pゴシック」→全角文字は「ゴシック」、半角文字は「Helvetica」
フォントの埋め込みはおこないませんので、PDFを閲覧する端末環境によっては意図した表示と異なる場合があります。
斜体のPDF出力には対応しておりません。通常の書体となります。
PDF Book
WZで作成したPDFファイルは、WZ PDF Book規格のファイルとなります。
- 出力元のテキストをPDFファイルに埋め込みます。
- PDFファイルをWZ8〜WZ10、WZMacで開くと、埋め込みテキストを表示します。
編集して上書き保存すると、埋め込みテキストを更新します。
- PDFファイルをWZ8〜WZ10、WZMacで開いてPDF出力を実行すると、埋め込みテキストを元にPDF出力を更新します。
- PDFファイルに、表示設定/ファイル設定/印刷設定を埋め込みます。
- 印刷を実行すると、表紙〜奥付までを通しで出力します。
ヘッダ・フッタ
ページ番号やファイル名の用紙の上下部分への印刷に対応しています。ヘッダやフッタを指定するには、下記の操作をおこないます。
- 『ファイルメニュー:出力の設定』を実行
- 目次から「ヘッダ・フッタ」を選択
- 「ヘッダ」や「フッタ」の項目を設定してOK
ヘッダ・フッタの中央揃え、右揃え
フッタの中央にページ番号を印刷するには、『フッタを印刷』をONにして『フッタ』に下記の記号を指定します。
|<page>
ヘッダで左側にファイル名、右側に日付を印刷するには、『ヘッダを印刷』をONにして『ヘッダ』に下記の記号を指定します。
<filename>||<date>
ヘッダ・フッタの各種オプション
ヘッダとフッタの印刷位置、フォント、奇数/偶数ページの個別指定、ページ間の印刷オプションの設定に対応しています。
- <filename>
- ファイル名(拡張子を除く)
- <fname>
- ファイル名(拡張子を含む)
- <fullname>
- フルパスファイル名(拡張子を含む)
- <ext>
- ファイル拡張子
- <date>
- 印刷開始日付
- <time>
- 印刷開始時刻
- <filedate>
- ファイルの日付
- <filetime>
- ファイルの時刻
- <page>
- ページ数
- <allpages>
- 総ページ数
- <lf>
- 改行します。複数行のヘッダ・フッタを指定できます。ヘッダとフッタのみの対応です。行間はデフォルトの開きとなります。
- <title1>
- 柱1(現在ページから先頭方向へ見出し1を検索して見出し名を印刷)
- <title2>
- 柱2(現在ページから先頭方向へ見出し2を検索して見出し名を印刷)
- <title3>
- 柱3(現在ページから先頭方向へ見出し3を検索して見出し名を印刷)
- <bl>
- <
- <br>
- >
- <sepa>
- |
- |
- 中央揃えや右寄せの印刷を指定します。
a|b|cは、aを左寄せ、bを中央揃え、cを右寄せで印刷します。
|b|は、bを中央揃えで印刷します。
||cは、cを右寄せで印刷します。
見出しの印刷
見出しがページ最下行に来る場合は、次の段落やページへ送り出して印刷します。
図の印刷
PDF出力の場合は、図の出力サイズを任意の%で指定できます。
印刷の場合は、表示の図のサイズと同一の出力となるよう、表示と印刷のDPIから自動で出力サイズを計算します。
図の出力イメージをあらかじめ確認するには、『ファイルメニュー:出力のプレビュー』を実行して印刷プレビューに切り替えておこないます。
検索
検索
テキストの検索をするには、『検索メニュー:検索』を実行します。検索ダイアログが開きます。
検索テキストボックス、検索モード、検索オプションを指定します。
検索テキストボックスでは、検索する文字列を指定します。
検索文字列を入力すると、自動で編集テキストの語句から識別子の候補を表示します。候補から[↓]で選択して[Enter]で検索文字列を入力できます。候補の表示をOFFにするには、『設定ダイアログ:入力:テキストボックスで自動表示』のチェックを外します。
『\を文字として検索』をOFFにすると、\文字で特殊文字の指定ができます。
- \tでタブ、\nで改行、\\で\文字、\x0Dで段落内改行を検索します。
- \xに続けて2桁の16進数を\x1aのように指定すると、バイナリデータを検索します。
- \xxに続けて複数桁の16進数を\xx5a5cのように指定すると、複数バイトのバイナリデータを検索します。
- 検索文字列に\(unicode)を指定すると、Unicode特有文字を検索します。
検索する文字列とオプションを変更すると、自動で内部的に検索をおこなって、検索にマッチした結果を5 / 12のようにカーソル位置より前方のマッチ数 / 総マッチ数の表記で表示します。さらにWZ Editor 10では、マッチした箇所を優先度を付けてリストで表示します。見出しにマッチした箇所はリストの先頭部に表示します。
検索ダイアログをOKして実行する前に、結果があるかどうかが判明します。
この表示をOFFにするには、『設定ダイアログ:インターフェース:検索:スマート検索』をOFFに設定します。
検索ダイアログでOKをクリックすると、ダイアログを閉じて検索文字列を探して見つけた位置へジャンプします。
全検索をクリックすると、テキストの先頭から検索を実行します。
検索オプション
『大文字と小文字を区別』をONにすると、半角英文字の大・小を区別します。OFFにすると、同一視します。曖昧モードでは無効です。
『\を文字として検索』をONにすると、\文字を通常の文字として検索します。OFFにすると、\文字で特殊文字を検索します。\文字を検索するには\\を指定します。正規モードでは無効です。
『空白と記号をスキップ』をONにすると、空白と記号や改行をスキップして検索します。改行で区切られたメールの語句も検索できます。正規モードでは無効です。
『AND検索』をONにすると、複数語句をAND検索します。空白で区切って複数の語句を指定すると、先頭語句で検索して、その段落に2番目以降の語句があるか調べます。段落にすべての語句がある場合に検索マッチとして先頭の語句にジャンプします。
(例)text ifと指定するとtextとifの両方を含む段落を検索して、textにマッチします。空白には半角空白または全角空白を指定します。検索文字列の色分けは先頭語句のみ実行します。正規モードでは無効です。
『上方向へ検索』をONにすると、検索語をファイル先頭方向へ検索します。
『すべてのタブを対象』をONにすると、すべてのタブのテキストを検索します。
検索モード
検索には4つのモードがあります。
基本モードは、文字コードの一致を判断して検索します。
曖昧モードは、英字の大文字と小文字、全角と半角の文字を区別しないで検索します。欧文のアクセント付きアルファベットと、英字のアルファベットを区別しないで検索します。
単語モードは、半角の英単語を検索します。woを検索するとwordにはマッチしません。
正規モードは、正規表現で検索をします。
正規表現による検索
正規表現で検索をするには、検索ダイアログで正規モードをONにして、検索文字列にに正規表現を指定します。正規表現では、下記のように複数の文字列を指定したOR検索や、特定のパターンを検索することができます。
- 検索または置換
- 検索|置換
- スペースの列
- \s+
- 数字-数字
- \d-\d
- 空白行
- ^$
- 行頭のスペース
- ^\s+
- 行末のスペース
- \s+$
- E-mailアドレス
- [-A-Za-z0-9.]+@[-a-z0-9.]+
正規表現のメタキャラクタ
正規表現では、検索文字列にメタキャラクタを記述して、パターンの記述や検索のオプションを指定します。その他の文字は、通常の検索文字列として指定できます。
- ^
- 正規表現の先頭に指定すると行の先頭を表します。改行の検索とは異なります。ファイルの先頭も行頭として扱います。
- $
- 正規表現の末尾に指定すると行の末尾を表します。改行の検索とは異なります。EOFも行末として扱います。
- .
- 改行を除いた任意の1文字を表します。全角文字にもマッチします。
- |
- 和演算子(AまたはB)を表します。
- [...]
- [ ]内に含まれる任意の1文字を表します。[a-z]や[あ-お]による範囲の指定も可能です。全角文字はシフトJISコードの範囲となります。[ ]内では、\t・\s・\w・\d・\n・\S・\[・\]・\\・\xXXの指定で、それぞれ、タブ・空白・英数字・数字・改行・改行を含む空白以外の文字・[・]・\・文字コードXXの文字を指定できます。
[\S]を指定した場合は『大文字と小文字を区別』をONにする必要があります。
[\s\S]の指定で、改行を含む任意の1文字を表します。 - [^...]
- [ ]内に含まれない任意の1文字を表します。範囲指定も可能です。
- (...)
- ( )内を1つの文字として扱い、( )内にマッチした文字列を最大9個まで順にタグに記憶します。
- (?!...)
- 否定先読みをおこないます。( )内にマッチした場合は検索にマッチせず次を検索します。()内にマッチしなかった場合は正規表現の評価を続行します。
- (?<!...)
- 否定後読みをおこないます。( )内にマッチした場合は検索にマッチせず次を検索します。()内にマッチしなかった場合は正規表現の評価を続行します。
- (?=...)
- 肯定先読みをおこないます。( )内にマッチしなかった場合は検索にマッチせず次を検索します。()内にマッチした場合は正規表現の評価を続行します。
- (?<=...)
- 肯定後読みをおこないます。( )内にマッチしなかった場合は検索にマッチせず次を検索します。()内にマッチした場合は正規表現の評価を続行します。
- $N または \N
- タグに記憶したN番目の文字列を表します。
- *
- 直前のパターンの0回以上のくり返しを表します。(最長一致)
- *?
- 直前のパターンの0回以上のくり返しを表します。(最短一致)
最長一致と混在した場合のマッチングは不定となります。 - +
- 直前のパターンの1回以上のくり返しを表します。(最長一致)
- +?
- 直前のパターンの1回以上のくり返しを表します。(最短一致)
最長一致と混在した場合のマッチングは不定となります。 - ?
- 直前パターンが0個または1個であることを表します。
- {n}
- 直前パターンのn回のくり返しを表します。
- {n,m}
- 直前パターンのn回以上、m回以下のくり返しを表します。nとmは30まで指定できます。数が多いと「正規表現が複雑すぎます」のエラーになります。
直後に同じ文字をa{3,5}aと指定すると、文字の指定が無効になります。
aaaaaaに対してa{3,3}を検索すると、1回マッチします。マッチする箇所は不定です。
この他、想定される動作と実際の動作が異なる場合があります。 - <
- 単語の始めを表します。
- >
- 単語の終わりを表します。
- \w
- 英数字と_文字
- \W
- 英数字と_文字以外の文字を表します。
- \s
- 空白文字(タブ、全角空白、改行も含む)を表します。
- \S
- 空白以外の文字を表します。
- \t
- タブを表します。
- \d
- 数字を表します。
- \D
- 数字以外を表します。
- \b
- 英単語の始めまたは終わりを表します。\bWORD/WORD\bのように指定します。
- \B
- 英単語の途中を表します。\BWORD/WORD\Bのように指定します。
- \n
- 改行(CR+LFまたはLF)を表します。
- \r
- 復帰(CR)を表します。
- \x00〜\xFF
- 文字コードの文字を表します。
\xxによる複数桁の16進数の指定には対応しません。 - \000〜\777
- 8進数表記による文字コードの文字を表します。
- \c
- 正規表現 c の意味を取り消して、文字 c を表します。「.」は\.、「+」は\+、「\」は\\で表します。
置換
語句の置換をするには、『検索メニュー:置換』を実行します。置換ダイアログが表示されます。検索文字列と置換文字列を指定してOKすると検索を実行して、置換の問い合せをします。
検索文字列は、検索ダイアログと同様に指定します。
置換文字列は、下記の特殊な指定がおこなえます。
- 正規モードでは、正規表現のタグを$1のように指定できます。正規表現の1番目の( )内にマッチした文字列に置き換えられます。
- 置換文字列を空にすると、検索文字列を削除します。
『\を文字として検索』をOFFにすると、置換文字列に\を使用して特殊な文字を指定できます。
- \tでタブ、\nで改行、\\で\文字に置換します。
- \xに続けて2桁の16進数を\x1aのように指定すると、バイナリデータに置換します。
- \xxに続けて複数桁の16進数を\xx5a5cのように指定すると、複数バイトのバイナリデータに置換します。
改行を削除して段落を連結するには、下記の指定をおこないます。
- 『\を文字として検索』をOFF
- 検索文字列に\nを指定
- 置換文字列に空を指定
置換の専用オプション
『置換の確認』をONにすると、置換前に確認します。OFFにすると、確認をしないで置換実行します。
『範囲内の置換』をONにすると、選択範囲内を置換をします。箱型範囲選択 (矩形選択) の置換にも対応しています。
『全置換』をONにすると、テキストの先頭から末尾までの全体を置換します。置換個数が1000個を超えると高速化のため、編集をおこなった行の行番号を区別する表示はクリアされます。
履歴をクリックすると、置換の履歴を300個まで一覧に表示します。選択してOKするとダイアログに入力します。
正規表現置換
正規表現では、タグ付き置換による文字列の置換ができます。
タグ付き置換では、パターンにマッチした文章をタグに記憶して、置換文字列として指定します。
- カタカナの単語の−(マイナス)を、ー(音引き)に置き換える
- 検索文字列 ([ァ-ヶ])−
置換文字列 $1ー
検索文字列でタグに記憶するパターンは、()で囲います。
置換文字列にタグを指定するには$1または\1を記述します。
この他に下記のメタキャラクタを指定できます。
- $Nまたは\N
- タグに記憶したN番目の文字列を挿入します。
「N番目」は、検索文字列の()の順番で指定します。
(find1)|(find2)の場合、\1はfind1、\2はfind2を記憶します。 - $+
- 最後に括弧でマッチした文字列を挿入します。
- $&または$0または\0
- マッチした文字列全体を挿入します。
- $`
- 段落先頭からマッチした文字列までを挿入します。
- $'
- マッチした文字列から段落末尾までを挿入します。
連番置換
正規表現による連番の挿入及び置換に対応します。(WZ10.0.10以降)
検索モードに正規を指定して置換文字列に\iを含めると、連番に置き換えます。
- 行頭に連番1,2,3,...を振る
- 検索文字列 ^
置換文字列 \i - 文字列@@@を連番に置き換える
- 検索文字列 @@@
置換文字列 \i
連番の初期値や増減の値を指定できます。10番で開始して2ずつ増やすには、\i{i=10,d=2}を記述します。
連番の書式を指定できます。5桁にするには、\i{%5d}を記述します。00001のように0を含めて5桁にするには、\i{%05d}を記述します。初期値や増減と組み合わせて指定するには、\i{i=1000,d=-2,%5d}のように記述します。
折りたたみと俯瞰
折りたたみ
折りたたみはプログラムのブロックを折りたたんで全体の構造を表示する機能です。C、C++、Java、PHP、Visual Basic、Pascal/Delphi、Perl、Python、Ruby、Verlogに対応しています。
折りたたみするには下記の操作をおこないます。
- プログラムブロックの開始行{/begin、if文などの制御文、#if/#elseの行へ移動
- [Alt+←]を押す。ブロックの終わりまでを折りたたみ表示します。
折りたたみを解除するには、[Alt+→]または[Alt+←]を押します。
行番号に+や-が表示された行は、折りたたみ可能な行となります。行番号の+-のクリックや、行番号のダブルクリックでも折りたたみ/解除の操作がおこなえます。
『設定ダイアログ:ファイル:表示:#if 0をたたんで開く』をONにすると、C/C++の#if 0〜#endifを折りたたんでプログラムファイルを開きます。
絞り込み
本ソフトウェアのリストボックスやアウトライン、閲覧モードのテキストでは、行単位の絞り込みに対応しています。
文字を入力すると絞り込み表示します。
- リストボックスの一覧に、絞り込み文字列を含む項目のみを表示します。
- 絞り込み中は、リストボックスの上部に絞り込みの文字列を表示します。
- 続けて文字を入力すると、さらに絞り込みをおこないます。
- 空白に続けて文字を入力すると、空白で区切った語句のすべてを含む項目を、絞り込み表示します。
- [Backspace]で絞り込み文字列を1文字削除します。
絞り込み文字列をすべて削除して空にすると、絞り込みを終えます。
俯瞰
俯瞰は、キーワードを含む段落だけを絞り込んでテキスト全体を見通して編集する機能です。
- テキスト末尾のEOF行の段落は、キーワードを含まない場合でも常に表示されます。
『検索メニュー:キーワード俯瞰』を実行すると、検索と同じダイアログを表示します。語句とオプションを指定してOKすると、俯瞰表示に切り替わります。
俯瞰表示では、通常のカーソル移動や編集操作を実行できます。
[Alt+→]で俯瞰を部分的に解除してキーワードの前後のブロックを表示します。
[Alt+←]で俯瞰表示に戻します。
『検索メニュー:ツール:検索箇所から段落末までの俯瞰表示』を実行すると、キーワードを揃えて表示します。
『検索メニュー:俯瞰の解除』を実行すると、俯瞰表示から通常表示に切り替わります。
キーワード俯瞰で一括編集が可能な場合は、タイトルバーにキーワード俯瞰/一括編集を表示します。キーワードにカーソルを合わせて文字挿入/削除をおこなうと、他のキーワードも同時に置換されます。
任意のキーワードを一括置換の対象外とする場合は、キーワードにカーソルを合わせて、『検索メニュー:俯瞰の一括編集から外す』を実行します。
ブロック俯瞰
ブロック俯瞰は、カーソル位置のプログラムブロックが実行されるまでのif、else、elseif、switch、case、for、whileなどの制御文を含む行を絞り込んでテキスト全体を見通して編集する機能です。C、C++、Java、PHP、Visual Basic、Pascal/Delphi、Perl、Python、Ruby、Verlogに対応しています。
カーソル以降は制御文とbreak/returnなど制御を移動する命令文を含む行を絞り込み表示します。
ブロック俯瞰をするには、
- [Ctrl+Alt+←]を押す。表示が切り替わります。
- 通常のカーソル移動や編集操作を実行。
俯瞰を部分解除するには[Alt+→]を押します。俯瞰に戻すには[Alt+←]を押します。
俯瞰を解除するには[Ctrl]を2回早押しします。
- case文の行でブロック俯瞰を実行すると、同じブロックのcase文を絞り込み表示します。caseの条件を一覧で確認できます。C、C++、Java、PHPに対応しています。
- if/else文の行でブロック俯瞰を実行すると、同じブロックのif、else文を絞り込み表示します。if、elseの条件を一覧で確認できます。
- C言語のプリプロセッサの行でブロック俯瞰を実行すると、テキストのプリプロセッサの行を絞り込み表示します。
- 言語に応じたコメントを認識します。複数行にまたがるコメントの認識には対応していません。複数行にまたがるコメントに制御文が含まれる場合は、正しい俯瞰ができないことがあります。
- 1行に複数の制御文やブロックの開始終了が記述されている場合は、正しい俯瞰ができないことがあります。
ルビ、会話、冒頭俯瞰
ルビ俯瞰は、ダイアログで指定したルビを絞り込み表示します。親文字にはルビを振る漢字、ルビには読みを指定します。ルビが属する見出しの表示も可能です。
会話俯瞰は、テキストの会話部分(括弧記号で括られた部分)を絞り込み表示します。
冒頭俯瞰は、見出しとその本文の先頭部分を絞り込み表示します。
リファレンス
リファレンスは、C、C++プログラムのカーソル位置の語句の「定義」を表示する機能です。
『検索メニュー:リファレンスを表示』、または[Shift]の2回連続押し(WZ Editor 10のみの対応)を実行すると、カーソル位置の語句で下記の検索をおこなって、結果を一覧表示します。範囲選択して『検索メニュー:リファレンスを表示』を実行すると、選択した語句で検索を実行します。
- 編集テキストの、最後に保存したファイル内容を解析してシンボル一覧を作成
- シンボル一覧は、#include、#define定義[define]、構造体定義[struct]、クラス定義[class]、typedef定義[typedef]、ローカル関数定義[lfunc]、グローバル関数定義[func]、関数宣言[defunc]、グローバル変数宣言[var]、グローバル変数[var]、ローカル変数[lvar]を含む
- シンボル一覧から、語句にマッチする定義を取得して結果一覧へ追加
- #include先のファイルを同様に解析して、シンボル一覧から語句にマッチする定義(ローカル関数とローカル変数は除く)を取得して結果一覧へ追加
#include "ファイル名"は、編集テキストと同一フォルダのファイルを参照します。
#include <ファイル名>は、Windowsのプログラムフォルダからファイルを検索して最新のファイルを参照します - WZ設定フォルダの「user.h」を解析して、同様にシンボル一覧から結果を追加
このファイルは、ユーザが自由に作成・編集できます。 - 語句が、構造体またはクラスの変数のメンバーの場合は、結果一覧へ[member]を追加
- 編集テキストのカーソル位置が含まれる関数定義ブロックから語句を検索して、語句があれば結果一覧へ[block]を追加
- 編集テキスト全体から語句を検索して、語句があれば結果一覧へ[local]を追加
- 編集テキストのフォルダでグローバル検索(クイックGrep)を実行し、語句を含むファイルのファイル名[grep]を結果一覧へ追加
グローバル検索は、時間がかかるためWZは結果一覧を先に表示してから、順次結果を追加出力します。
語句が英字の場合は、ワードサーチとなります。 - 編集テキストのフォルダでグローバル検索(クイックGrep)を実行し、語句と一致する見出しや関数定義[head]を結果一覧へ追加
結果は、WZが優先度を判定して高い順からソートして表示します。
[↓][↑]で項目を選択して、[→]を押すと項目の詳細を表示します。
- [define]#defineされた識別子は、定義内容、コメント、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [defunc][func][lfunc]関数名は、返り値、引数リスト、コメント、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [struct][class]構造体名やクラス名は、定義ファイル名、メンバーの一覧を表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [typedef]typedef定義は、定義内容、コメント、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [member]構造体やクラスメンバーは、型、コメント、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [var]グローバル変数は、型、コメント、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、定義ファイルを開き定義箇所を表示 - [block][local]ブロック内またはファイル内識別子は、編集テキストで検索し結果一覧を表示
更に[↓][↑]で項目を選択して、[→]を押すとファイルを開きその箇所を表示 - [head]他ファイルでの見出しや関数定義は、定義行の内容、定義ファイルを表示
更に[→]を押すと、ファイルを開き定義箇所を表示 - [grep]他ファイルの識別子は、ファイルで検索し結果一覧を表示
更に[↓][↑]で項目を選択して、[→]を押すとファイルを開きその箇所を表示
定義ファイルを開くと、現在の編集ファイルと位置を見失わないよう、別ウィンドウのWZで定義ファイルを開きます。すでにそのファイルをWZで開いている場合は、誤編集を防ぐために「閲覧モード」で開きます。
[→]の代わりに[Enter]でも定義ファイルを開くことができます。この場合は、現在と同じウィンドウでファイルを開きます。すでにそのファイルをWZで開いている場合はそちらにジャンプします。「閲覧モード」にはしません。
クリックリファレンス
『設定ダイアログ:インターフェース:クイックリファレンス』をONにすると、C、C++プログラムにマウスポインタを合わせると識別子のクイックリファレンス情報を表示します。
クイックリファレンス情報は、リファレンスの候補のうち、WZが一番優先度が高いと判定した候補の詳細をチップで表示します。このため、意図しない情報が表示される場合があります。
リファレンスの詳細
C、C++プログラムやヘッダファイルの解析は、WZに内蔵のText-Cコンパイラを使用します。
解析結果は、「WZ設定フォルダ」のサブフォルダ「texts」の拡張子「.ana」のファイルに保存されます。
解析には、下記の制約があります。
- Text-Cで解釈できないプログラムの記述部はスキップします
- #defineで定義された識別子の置換はおこないません
- #if〜[A]〜#else〜[B]〜#endifの解釈はおこないません。[A]と[B]の両方の記述を有効として解析します
- #if 0〜#endifの部分は解析せずスキップします
- 型と変数名の定義は、原則として変数名の直前の識別子を型名と判断します
- Windows SDKのヘッダを解析するため、下記の識別子はスキップします
const、winapi、near、far(大文字の表記も含む)
STDAPI、SHSTDAPI、NTSYSAPI、WINGDIAPI、WINADVAPI、WINBASEAPI、WINUSERAPI、WINCOMMCTRLAPI
__in、__inout、_In_、_Out_、__out、_Ret_、_Must_、_Inout_、_Frees_、_Check_、_Outptr_、_Return_
__success、_Success_、_Reserved_、__declspec、__gdi_entry
Windows SDKのリファレンス
Cプログラムファイルでは、プログラムに#include <windows.h>を記述するだけで、Windows APIや構造体定義のリファレンスとスマート入力に対応します。
WZMacでは、一部のAPIと構造体定義の対応となります。
Text-Cによる解析の制約に該当する箇所がありますので、リファレンスや候補を表示できないAPIや定義があります。
リファレンスのユーザ定義
WZ設定フォルダの「user.h」に、構造体や関数定義などを記述しておくと、このファイルも参照してリファレンスを作成します。
そのままではText-Cで解析できずリファレンスに表示されないWindows SDKの構造体や関数を、Text-Cで解析できるようuser.hに記述すると、リファレンスに表示できるようになります。
「user.h」を作成するには、下記の操作をおこないます。
- 『ツールメニュー:WZ Filer』を実行してWZ Filerを起動
- 『ツールメニュー:パス入力』を実行
- wzcfg://と入力して[Enter]を押す
- 『ファイルメニュー:新規作成』を実行
- user.hと入力して[Enter]を押す
スマート入力
スマート入力は、テキストおよびプログラムを解析して、日本語/英語/プログラムの変数や関数の補完入力をおこないます。
『挿入メニュー:スマート入力モード』をONにすると、キーボードの英字の入力や、IMEのかな入力で補完入力候補を自動表示します。
- スマート入力モードはテキストファイル単位でON/OFFの状態がプロファイルに保存されます。
- デフォルトでスマート入力モードをONにするには、『設定ダイアログ:入力:スマート入力モード』をONにします。
補完入力候補が表示されても、文字入力を続けるとそのままテキストに挿入されて、補完入力候補の表示も更新されます。
補完入力候補から入力するには、[↓]を押します。キーボードフォーカスが候補に移動します。方向キーで選択して[Enter]でテキストに挿入します。
キャンセルするには[Esc]または[←]を押します。
手動のスマート入力
英字やかなを入力してから『挿入メニュー:スマート入力』を実行すると、補完入力候補を表示します。
方向キーで選択して[Enter]でテキストに挿入します。
- WZ Editor 10では、語句の先頭部を入力して、[Ctrl+Space]または[Ctrl]を2回早押ししても補完入力候補を表示します。
- 『設定ダイアログ:入力:自動表示の待ち』に数値を設定しておき、語句の先頭部を入力して、指定時間を待つと補完入力候補を表示します。
補完候補一覧の操作
候補一覧は、下記のキー操作に対応しています。
キー操作および一覧のフォント/位置/行数は、『設定ダイアログ:入力』でカスタマイズできます。
- [↓] [↑] [変換] [無変換] [Space]
- カーソルを移動します。
- [Shift+↓] [Shift+↑]
- 候補一覧の項目のグループ単位でカーソル移動します。
- [Enter]
- カーソル位置の文字列をテキストに挿入して一覧を閉じます。
- [F1]〜[F12]
- それぞれ一覧の1〜12の文字列をテキストに挿入して一覧を閉じます。
- [Shift]+文字入力
- 英字の候補/ひらがな/カタカナを絞り込み表示します。
- [BS] [Shift+BS]
- 絞り込みを1文字ずつ解除します。
- [Esc] [←]
- 候補一覧を閉じます。
2段階の補完入力
補完候補一覧では、下記の操作で補完候補の単語から始まる一連のブロック入力ができます。
- 候補一覧で[→]を押します。
単語から始まる文章やプログラムの一覧が表示されます。 - [Enter]でテキストに挿入します。
プログラムの場合は、forループの条件や関数の引数を含めた補完入力ができます。
日本語/英語のスマート入力
IMEがOFFのときは、下記の「半角の英単語」の補完候補を表示します。
IMEがONのときは、下記の日本語と英語の補完候補を表示します。
辞書を使用するものを除いて、テキストで使用されている語句から候補を検索します。
また同一のWZウィンドウで、別のタブで開いているテキストからも候補を表示します。
- 半角の英単語
- (例)wzeditor
テキストで使用されている英単語から候補を検索します。
英単語は半角の「英数字」と「アンダーライン」に対応します。
欧文のアクセント付きアルファベット文字にも対応します。
『設定ダイアログ:入力:スペルチェック辞書』をONにすると、WZ Editor内蔵の英単語辞書に登録されている語句からも候補を表示します。 - 日本語の語句
- (例)見本
WZ Editor内蔵の日本語辞書に登録されている名詞/動詞/形容詞から候補を表示します。 - 4つまでの名詞の連続語
- (例)補完入力候補
- 英単語と名詞の連続語
- (例)HTMLテキスト
- 英数字と半角空白の連続語
- (例)WZ EDITOR 10
- 英数字とハイフンの連続語
- (例)Html-output
- 全角カタカナの語句
- (例)ダブルゼットソフトウェア
- 全角カタカナと名詞の連続語
- (例)スマート入力
- 英数字とハイフンと名詞の連続語
- (例)WZ-スマート入力
- 「」で括られた語句
- (例)「色分けアウトライン」
長い語句、段落全体が「」、段落が」で終わる場合を除きます。 - 全角や半角の引用符の語句
- (例)"色分けアウトライン"
長い語句は除きます。 - 見出しの語句
- (例)WZ EDITOR 10 ヘルプ
- ルビ付きの語句
- (例)人物名
[Shift+Enter]でルビ付きの補完確定入力をおこないます。
補完入力は、テキストファイル単位に解析結果を保存した専用の補完辞書ファイルを用いておこないます。
補完辞書ファイルは、テキストの保存後にしばらく経過してから更新します。このため保存前に入力した語句は、候補に表示されない場合があります。
また、解析は読みや文節区切りが異なるなど完全ではないため、意図した候補が表示されない場合があります。
プログラムのスマート入力
C/C#/Java/JavaScript/PHPファイルはIMEのON/OFFにかかわらず、入力した英数字からプログラムの補完候補を表示します。
IMEがONの場合は、日本語の補完候補も表示します。
- Cプログラム
- WZ Editor内蔵のText-Cコンパイラで解析して、変数/関数/#define/enum/typedef/構造体メンバ/クラスメンバの補完候補を表示します。
#include "ファイル"と#include <ファイル>からも候補を表示します。
#include "ファイル"は、編集テキストと同一フォルダのファイルを参照します。
#include <ファイル>は、Windowsプログラムフォルダのファイルを参照します。Windows SDKがインストールされている場合は、#include <windows.h>の記載でWindows APIの関数などの補完入力に対応します。 - C#/Java/JavaScript/PHPプログラム
- 字句解析をおこなって、変数/クラス/メソッド/関数の補完候補を表示します。
下記のAPIファイルを組み込むと、標準のクラス/メソッド/関数の補完入力に対応します。
補完入力は、プログラムファイル単位に解析結果を保存した専用の補完辞書ファイルを用いておこないます。
補完辞書ファイルは、プログラムの上書き保存後にしばらく経過してから更新します。
このため保存前に入力した語句は、候補に表示されない場合があります。
プログラムの解析は完全ではないため、意図した候補が表示されない場合があります。
プログラムのドキュメントの表示
プログラムの補完候補一覧の、関数/#define/メンバー定義では、[→]で関数やドキュメントのドキュメントを表示します。
ドキュメントは、関数定義や#define定義に続いて記述されているコメントから取得します。
APIファイルの組み込み
C#/Java/JavaScript/PHPプログラムでは、下記の手順にてAPIファイルを組み込むと標準ライブラリのクラス/メソッド/関数の補完入力とドキュメント表示に対応します。
- 下記のURLからファイルをダウンロードします。
https://www.wzsoft.jp/wz10/bin/api.zip - WZのプログラムフォルダに上記のzipファイル内のAPIファイルをすべてコピーします。
標準ライブラリの補完とドキュメント表示は、それぞれの言語のWEBサイトに公開された内容を機械的に変換して作成したAPIファイルを用いておこないます。このため内容が古いことや記載に誤りがある場合があります。
プログラム構文の補完(スニペット)
構文入力をおこなうには、テキストファイルで構文を定義しておきます。拡張子は.txtとして作成します。
構文のキーになる文字列を**ではさんで構文を指定し、終わりに空行を指定します。構文入力後のカーソル位置を<>で定義できます。
*for* (;<>;) {
}
作成したテキストファイルを『設定ダイアログ:入力:単語補完辞書1~4』のいずれかに指定します。
forと入力してから補完候補一覧を表示すると、補完候補にfor (;<>;) {↓}が表示されます。
選択して[Enter]キーを押すと、構文を入力してカーソルを■に移動します。
for (;■;) {
}
検索文字列の補完
検索ダイアログで検索文字列を入力すると、編集テキストから補完候補一覧を表示します。英単語の候補のみを表示します。
『設定ダイアログ:入力:テキストボックスで自動表示』で補完表示のON/OFFの設定がおこなえます。
ファイル名の補完
ファイルオープンボックス・テキストオープンダイアログは、ファイル名の補完入力に対応しています。
「ファイル名」テキストボックスで英字を入力すると、先頭文字が一致するファイル名を表示します。
補完候補一覧からファイル名を選択して[Enter]すると、ファイルをオープンします。
フォルダ名を選択して[Enter]すると、フォルダへ移動します。
プログラム言語のスマート入力の制限事項
- Windows APIのスマート入力(WZ10のみ)は、Windows SDKのヘッダファイルからスマート入力の書式に機械的に変換したテキストを使用します。機械的な変換の際に必要な情報の取得漏れ等が発生している可能性があります。
- Java言語のスマート入力機能は、Javaの標準APIのクラス名やメソッド名等の補完入力と、ドキュメントの表示に対応しています。
補完入力とドキュメントの表示は、WEBサイト「http://docs.oracle.com/javase/jp/8/docs/api/」(Java(tm) Platform, Standard Edition 8 API仕様)から、すべてのクラスのドキュメントを取得して機械的にスマート入力の書式に変換したテキストを使用します。機械的な変換の際に必要な情報の取得漏れ等が発生している可能性があります。 - C#言語のスマート入力機能は、.NET Frameworkのクラスライブラリのクラス名やメソッド名等の補完入力と、ドキュメントを表示します。
補完入力とドキュメントの表示は、WEBサイト「https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/mt472912(v=vs.110).aspx」(.NET Framework クラス ライブラリ)から、クラスライブラリのドキュメントを取得して機械的にスマート入力の書式に変換したテキストを使用します。機械的な変換の際に必要な情報の取得漏れ等が発生している可能性があります。 - PHP言語のスマート入力機能は、PHPの関数名の補完入力とドキュメントを表示します。
補完入力とドキュメントの表示は、WEBサイト「http://php.net/manual/ja/indexes.functions.php」(マニュアル内の全関数およびメソッドの一覧)から、関数のドキュメントを取得して機械的にスマート入力の書式に変換したテキストを使用します。機械的な変換の際に必要な情報の取得漏れ等が発生している可能性があります。 - JavaScript言語のスマート入力機能は、標準ビルトインオブジェクトのクラス名やメソッド名の補完入力とドキュメントを表示します。
補完入力とドキュメントの表示は、WEBサイト「https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/JavaScript/Reference/Global_Objects」(標準ビルトインオブジェクト)から、ドキュメントを取得して機械的にスマート入力の書式に変換したテキストを使用します。機械的な変換の際に必要な情報の取得漏れ等が発生している可能性があります。
アウトライン
「アウトライン」は、本文と見出し一覧を同時に表示する機能です。アウトラインの見出し一覧を参照しながら、長文のテキストやプログラムを編集します。
見出しの認識
WZは標準ではWZアウトライン形式によって見出しを認識します。WZアウトライン形式では、半角ピリオド . で始まる段落を見出しとして扱います。
- .1個の段落
- 大見出
- ..2個の段落
- 中見出
- ...3個の段落
- 小見出
最大255までの見出しレベルを認識します。
Cプログラムファイルでは、関数の定義行を見出しとして認識します。見出し段落の認識方法は、カスタマイズが可能です。
アウトラインの表示と編集
WZでは、文章の横に見出しの一覧を「アウトライン」として表示します。文書の目次を参照しながら、本文を編集できます。アウトラインを表示するには、『アウトラインメニュー:アウトライン』を実行します。再度『アウトラインメニュー:アウトライン』を実行すると、アウトラインを閉じます。
アウトラインの色分け表示
アウトラインウィンドウの見出しレベルの色分けは、下記の操作で指定します。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『アウトライン』タブをクリック
- 「見出し1〜6のスタイル」の『色分け』項目に色分けを指定し、『文字色』を指定してOK
見出しのスタイル
見出しの体裁は、文字色、背景色、行取り、字下げ、配置(左、中央、右揃え)、フォント、サイズ、上/下/左/右の罫線表示の装飾を見出しレベル1〜6単位に指定する機能です。
見出しの体裁を指定するには下記の操作または、見出し行へカーソルを移動、[Alt+Enter]キーを押して実行します。
- 『表示メニュー:設定』を実行、『見出しスタイル』タブをクリック
- 『見出し1〜6のスタイル』の各項目を設定、表示を確認、OK
アウトラインの基本操作
アウトラインでは、本文の編集位置に対応する見出しが選択して表示されます。アウトラインの見出しをクリックすると、対応する本文の位置へジャンプします。
アウトライン画面は、下記のキーとマウス操作に対応しています。
- [Ctrl+Tab]
- 本文からアウトラインへフォーカスを移動
WZMacでは[Option+Tab]の操作となります。 - [Enter]
- アウトラインから本文へフォーカスを移動
- [←](縦書きは[↑])
- 開いた子見出しを閉じる、または開いた同レベルの見出しを閉じる、または親見出しへ移動
- [→](縦書きは[↓])
- 閉じた子見出しを開く
- ダブルクリック
- 子見出しの開/閉を切り替え
- クリック
- +や-のクリックで、子見出しの開/閉を切り替え
- 右クリック
- アウトラインの操作メニューを表示
- ドラッグアンドドロップ
- 見出しを他へドロップすると移動
- [Ctrl+Up](縦書きは[Ctrl+Right])
- 見出しを上へ移動
WZMacでは[Option+Up]の操作となります。 - [Ctrl+Down](縦書きは[Ctrl+Left])
- 見出しを下へ移動
WZMacでは[Option+Down]の操作となります。
アウトラインの各種機能
- 絞り込み
- アウトラインで文字入力すると絞込み表示します。
目的の見出しを探しやすくなります。 - 改行アウトライン
- 章立てを用いない小説など、空白行で見出しを区切ったテキストをアウトラインに表示します。
- アウトライン編集
- アウトラインの編集モードで、見出し作成や見出し名を変更できます。
- 見出しの入れ替え
- ドラッグアンドドロップや[Ctrl+Up]/[Ctrl+Down]キーで、見出しを入れ替えます。
WZMacでは[Option+Up]/[Option+Down]の操作となります。ドラッグアンドドロップには対応しておりません。 - 絞込アウトライン
- 特定の語句を含む見出しを、アウトラインに絞り込んで表示します。
- キー定義
- WZ Editorの編集画面と同じキー操作でカーソルを移動します。
下記の絞り込みの操作で、見出しや関数を検索できます。
- アウトラインで、見出し名の一部をキー入力
- 続けて文字入力をすると、さらに絞り込み
- [BS]キーで1文字解除、[Esc]キーで絞り込みを解除
アウトライン編集
アウトライン編集は、アウトラインウィンドウで見出し名の入力や編集をおこなう機能です。アウトライン編集を実行するには、『アウトライン]メニューの[アウトライン編集』を実行します。
アウトラインウィンドウでは、下記の編集操作が実行できます。
- 文字入力
- 見出し名を変更
- [Enter]
- 新しい見出しを作成
- [Shift+Enter]
- 本文へ移動
- [Del]と[BS]
- 見出し名を削除
- [Tab]と[Shift+Tab]
- 見出しレベルを変更
- 右クリック
- アウトラインの操作メニューを表示
ブロック編集
ブロック編集は、アウトラインで選択した複数の見出しの一括編集や入れ替をする機能です。
- キーで見出しを選択するには、アウトラインで[Shift+Up]または[Shift+Down]キーを押します。カーソル位置と前・後の見出しを選択します。
- マウスで見出しを選択するには、アウトラインの見出しを[Shift+クリック]します。カーソル位置からクリック位置までの見出しを選択します。
一括編集をするには、見出しを選択して[Ctrl+Up]キー(WZMacでは[Option+Up])などの操作を実行します。WZ Editor 10では、ドラッグアンドドロップの操作にも対応します。
一括編集に対応するアウトラインコマンドは、『切り取り、コピー、ごみ箱へ、移動、前回移動先へ移動、↑、↓、←、→、先頭へ↑、末尾へ↓』です。
絞込アウトライン
絞込アウトラインはキーワードを含む見出しを一覧表示する機能です。キーワードに関連のある記述をまとめて閲覧できます。プログラムファイルでは、キーワードの変数を使用した関数の一覧を表示できます。
絞込アウトラインを表示するには、下記の操作をおこないます。
- 『アウトラインメニュー:絞込アウトライン』を実行
- 『絞込』テキストボックスにキーワードを入力して、[Enter]を押す
ワイドアウトライン
ワイドアウトラインは、タブでオープンしている全てのファイルの見出しを一覧に表示します。複数ファイルに分割したプログラムの関数を、一覧に表示できます。
ワイドアウトラインを表示するには、『アウトラインメニュー:ワイドアウトライン』を実行します。
目次の作成
目次の作成は、本文の見出しを抽出してクリップボードにコピーする機能です。
目次を作成するには、『アウトラインメニュー:章番号:目次を作成』を実行します。
PDF Bookでは、『ツールメニュー:専用メニュー:目次の更新』を実行すると、見出しの一覧を文書の「目次」領域に出力します。
目次の作成オプション
見出の前後に余白や記号を追加して体裁を整えたりページ数の出力のオプションを指定するには、文書設定でおこないます。
- 『表示メニュー:設定』を実行、『アウトライン』タブをクリック
- 見出し1〜6の『前置文字列』『後置文字列』を指定
- 『ページ数を出力』にONの設定でページ番号を出力、番号の増減指定にも対応
HTMLワードプロセッサ
「HTMLワードプロセッサ」は、スタイルを整えた読みやすい文書を手軽に作成して、HTMLファイルに出力する機能です。
文書はWZ Editorでテキストで書いて、HTMLで配布して、ブラウザで閲覧します。従来の「印刷」は、「HTML出力」に相当します。
文書の新規作成
下記の操作でJテキスト形式のファイルを新規に作成します。
- 『ファイルメニュー:新規作成ダイアログ』を実行
- 一覧からJテキストをクリックしてOK
スタイルの指定
文字装飾のスタイルは9種類、段落体裁のスタイルは6種類が使用できます。スタイルの指定は、括弧などの記号でおこないます。
『挿入メニュー:タグ』を実行するとスタイルを指定できます。なれてきたらメニューからではなく、タグを直接入力することでも指定できます。使用頻度の高い括弧記号は『挿入メニュー:全角括弧』から挿入することもできます。
指定したスタイルをどのように表示するかは、『設定ダイアログ』で指定します。『文字スタイル』と『段落スタイル』タブで、9種類および6種類のスタイルそれぞれのフォントや色などを指定できます。
見出し、箇条書き、定義リスト
行頭の半角ピリオド.の個数による1〜6の見出しの指定と、『設定ダイアログ:見出スタイル』による見出しの装飾を指定できます。
行頭の中黒・や1.の入力による箇条書きを指定できます。
語句を入力、タブ、本文の入力による定義リストを使用できます。
画像、表
『挿入メニュー:図』を実行すると、イメージファイルを指定して、文章に画像を挿入できます。画像がある場合は『設定ダイアログ:ファイル:画像の埋め込み』をONにすると、HTMLに画像も含めて1ファイルで出力することができます。
『挿入メニュー:表』を実行すると、文章に表を挿入できます。表の各項目のデータはタブ区切りで入力します。WZでの表示は簡易的なものとなります。HTML出力では『設定ダイアログ:スタイル:表のスタイル:境界線の指定』をおこなうと、桝目付きの表を出力できます。
HTML出力
文書が完成したら、下記の操作でHTMLに出力します。
- 『ファイルメニュー:出力先』をクリック
- 『HTML』をクリック
- 『ファイルメニュー:[HTML] 出力』をクリック
文書のフォルダに、ファイル名に.htmlを付加したファイルが作成されます。『設定ダイアログ:ファイル:出力完了後にブラウザで開く』がONの場合は、ブラウザで開かれます。
HTML出力のプレビュー
WZの編集画面は、速度を維持するためにブラウザとは異なる画面表示となります。
『ファイルメニュー:[HTML]出力のプレビュー』または『表示メニュー:CSS詳細表示』を実行してONにすると、ブラウザに近い画面を表示して編集作業ができます。
制限事項
- WZで作成したテキストのHTML出力は、ブラウザで表示するとWZの作成内容に近い表示をおこないます。作成内容と完全には一致せず近似の表示となります。また、表示に使用するブラウザによって、それぞれ表示が異なります。
- WZでは、『CSS詳細表示』によってHTML出力をブラウザで表示した画面に近い編集画面を表示できますが、完全に一致するものではありません。また、WZの表の表示は簡易的なものとなります。
スタイル表示
テキストファイルは、文字の並びと改行の「段落」だけで構成されるベタな情報です。
WZ Editorでは見出し/本文/箇条書き/段落スタイル/定義リストなどで段落を自動で分類して、ゴシック/明朝/級数/行取り/色分け/字下げ/中央揃えなどのスタイルで表示します。
単調なテキストファイルをブロック単位にリズムを付けて表示しますので、テキストファイルの視認性が向上します。
文字の並びにも記号を用いて9種類の「文字スタイル」を適用できます。フォント/サイズ/太字/下線/斜体/色などを指定できます。
簡単な作表と、イメージの埋め込み表示に対応します。
スタイルが適用された段落や文字では[Alt+Enter]の操作で、スタイルをすぐに変更できるよう設定ダイアログを表示します。
スタイル表示は、すべてのテキストファイルで使用できます。プログラムファイルでも見出し、段落スタイル、文字スタイルは使用できます。
見出しスタイル
見出しのスタイルは見出し1〜6それぞれに、フォント/サイズ/行取り/中央揃え/右揃え/太字/下線/斜体/文字色/背景色/枠/余白を指定できます。見出しを強調して表示することができます。
スタイルの指定は、『設定ダイアログ:見出スタイル』の『見出し1〜6のスタイル』でおこないます。
段落スタイル
特定の文字列を含む段落を認識して、字下げやフォントを変えて色分け表示します。
6パターンの段落認識と表示スタイルが指定できます。
段落認識と表示スタイルの指定は、『設定ダイアログ:段落スタイル』でおこないます。
『段落1〜6の指定』に、段落スタイル1〜6の認識文字列を指定します。
『段落1〜6のスタイル』に、フォント/サイズ/字下げ/字上げ/中央揃え/右揃え/太字/下線/斜体/文字色/背景色/タグの表示/段落タグのフォント/サイズ/装飾/コメント/CSS詳細表示の枠を指定します。
認識文字列は、下記のように指定します。
- 文字列を指定すると、その文字列で始まる段落を認識します。
指定した文字列は「段落タグ」として、「段落タグのフォント/サイズ/装飾」で表示されます。
(例)1.、山田: - ()で括って正規表現を指定すると、正規表現にマッチする段落を認識します。この場合は「段落タグ」は「なし」となります。
(例)「(りんご|みかん|もも)」の指定で、「りんご」または「みかん」または「もも」を含む段落を認識します。 - ^で始まる文字列を指定すると、その正規表現にマッチする段落を認識します。
正規表現で()を指定すると、()内にマッチした部分を「段落タグ」として「段落タグのフォント/サイズ/装飾」で表示されます。()を複数指定した場合は、先頭の()が段落タグとなります。
『表示メニュー:タグの全表示』をOFFにした場合でも、()にマッチした部分は表示されます。
文字スタイル
特定の文字列を認識して、フォントを変えて色分け表示します。
9パターンの文字列認識とスタイルが指定できます。
文字列認識とスタイルの指定は、『設定ダイアログ:文字スタイル』でおこないます。
『文字1〜9の指定』に、文字スタイル1〜9の認識文字列を指定します。
『文字1〜9のスタイル』に、フォント/サイズ/太字/下線/斜体/文字色/四分の空白/タグも装飾/タグの表示/コメントを指定します。
認識文字列は下記のように指定します。
- 『文字』を指定して、『終端』を空にすると、その文字列を認識します。
(例)スタイル指定 - 『文字』と『終端』の両方を指定すると、文字から終端までの文字列を認識します。
(例)【と】の指定で、にはさまれた文字列を認識します。 - 『文字』に()で括って正規表現を指定すると、正規表現にマッチする文字列を認識します。『終端』は空にします。
(例)(りんご|みかん|もも)の指定で、「りんご」または「みかん」または「もも」の文字列を認識します。
文字装飾
特定の文字列を認識して、太字/下線/斜体/上付き/下付き/中央揃え/右揃え/改段を表示します。
認識文字列の指定は、『設定ダイアログ:スタイル』でおこないます。
『文字装飾』の『太字』『下線』『斜体』『上付き』『下付き』および『段落』の『中央揃え』『右揃え』『改段』を指定します。
認識文字列は、下記のように指定します。
- 文字列を指定して『終端』は空にすると、その文字列を認識します。
「上付き」「下付き」の場合は、指定した文字列の次の文字から行末までを認識します。
「中央揃え」「右揃え」の場合は、指定した文字列で始まる段落を認識します。 - 文字列と『終端』の両方を指定すると、文字列から終端までの文字列を認識します。
(例)【と】の指定で、にはさまれた文字列を認識します。 - ()で括って正規表現を指定すると、正規表現にマッチする文字列を認識します。
(例)(りんご|みかん|もも)の指定で、「りんご」または「みかん」または「もも」の文字列を認識します。
『表示メニュー:タグの全表示』をOFFにすると、「上付き」「下付き」「中央揃え」「右揃え」「改段」の文字列の表示はOFFとなります。
『太字』『下線』『斜体』の文字列と『終端』の両方を指定した場合は、『表示メニュー:タグの全表示』をOFFにすると、文字列と終端の表示はOFFとなります。
タグの表示
WZのスタイル指定は記号などの「文字」でおこないます。このスタイルを指定する文字のことを「タグ」と呼びます。
印刷やHTML出力の際にタグを出力するかどうかを詳細に指定することができます。
編集作業の際には、タグをすべて表示して確認しながらの作業と、出力イメージを確認するためにタグを消した作業の両方をおこなうことができます。
『表示メニュー:タグの全表示』をONにすると、タグをすべて表示します。OFFにすると、出力されないタグは画面表示から消します。
段落スタイル1〜6ではそれぞれ、タグを表示する、タグを表示しない、行も表示しない指定を設定できます。それぞれ下記の動作となります。
- タグを表示する
- タグを出力します。
(例)山田:など、名詞でスタイルを認識している場合に指定します。 - タグを表示しない
- タグを出力しません。
(例)1:など、記号でスタイルを認識している場合に指定します。 - 行も表示しない
- 段落スタイルが適用されている行ごと出力しません。
(例)校正:など、注釈などを入力したい場合に指定します。
文字スタイルも段落スタイルと同様に、タグを表示する、タグを表示しない、文字も表示しない指定を設定できます。
「文字も表示しない」を指定すると、文字スタイルが適用されている文字列を出力しなくなります。
箇条書き
『設定ダイアログ:スタイル:箇条書き』をONにすると、箇条書きスタイルが使用できます。
箇条書きをするには、段落を「・」で始めます。
番号付きの箇条書きをするには、段落を「数字」と「.」ピリオドで始めます。
・箇条書き
1.箇条書き
1.箇条書き
箇条書き段落の折り返しの2行目以降は、字下げして表示されます。
箇条書きの段落から[Enter]で、新しい段落が箇条書きとなります。
箇条書きの項目内で改行をするには、[Shift+Enter]で段落内改行をおこないます。段落内改行コード「CR」挿入されて改行します。
箇条書きの表示スタイルは、『設定ダイアログ:スタイル:箇条書きリストのスタイル』で字下げ/字上げ/フォント/文字色/背景色/CSS詳細表示の枠を指定できます。
字下げ/引用
『設定ダイアログ:スタイル:ファイル形式:字下げ』に行頭タブを設定すると、字下げが使用できます。
段落の字下げをするには、段落の先頭に[Tab]キーを押してタブを入力します。複数のタブを入力すると、字下げを深くします。字下げを解除するには、[Shift+Tab]でタブを削除します。
字下げした段落の折り返しの2行目以降は、字下げして表示されます。
字下げ段落は、HTML出力では引用<blockquote>として出力されます。
定義リスト
『設定ダイアログ:スタイル:表と定義リスト』に文中タブを設定すると、定義リストスタイルが使用できます。
定義リストを入力するには、段落先頭で見出し名を入力、[Tab]を押してタブを入力、本文を入力、改行を実行します。
本文の途中で改行するには、[Shift+Enter]で段落内改行コード「CR」を挿入します。
定義リストの表示スタイルは、『設定ダイアログ:スタイル:定義リストのスタイル』に、リストの字下げ/字上げ/CSS詳細表示の枠、見出しの幅/折返し/フォント/装飾/文字色/背景色/CSS詳細表示の枠、本文のフォント/字下げ/CSS詳細表示の枠を指定できます。
表
『設定ダイアログ:スタイル:表と定義リスト』に文中タブを設定すると、表のスタイルが使用できます。
表を入力するには、項目を[Tab]で区切って入力します。
Tabが2つ以上ある段落は、表となります。タブの位置で前後の段落の桁を揃えて、罫線のない表の形式で表示します。
タブが1つだけの段落は、定義リストのスタイルが適用されます。
表の表示スタイルは、『設定ダイアログ:スタイル:表のスタイル』で字下げ/フォント/サイズ/文字色/背景色/CSS詳細表示の枠/HTML出力の境界線を指定できます。
会話文
WZ9の会話文スタイルは、段落スタイルに統合されました。
下記の形式の会話文を指定するには、『設定ダイアログ:段落スタイル:段落1~6』のいずれかに`talkまたは^(.+)「.+」$を指定します。
人物名「せりふ」
WZ9の『設定ダイアログ:スタイル:会話文の表示』は、『段落1~6のスタイル』の下記の各項目に相当します。
『人物名の桁数』→『桁数』
『せりふフォント/サイズ/装飾』→『段落のフォント/サイズ/装飾』(「段落1~6のスタイル」の前半部分の項目)
『人物名フォント/サイズ/装飾』→『段落タグのフォント/サイズ/装飾』(「段落1~6のスタイル」の後半部分の項目)
下記の形式の会話文を指定するには、『設定ダイアログ:段落スタイル:段落1~6』のいずれかに`talk2または^(.+)□(□は全角空白)を指定します。
人物名□せりふ(□は全角空白)
本文
本文のスタイルは、『設定ダイアログ:スタイル:基本のスタイル』で字下げ/字上げ/左揃え/中央揃え/右揃えを指定できます。
図
『設定ダイアログ:スタイル:ファイル形式:図』に、標準を設定すると、イメージの埋め込み表示が使用できます。
イメージを指定するには、『挿入メニュー:図』を実行します。ファイルを指定するとイメージのファイル名が"図のファイル名.png"の形式でテキストに挿入されます。イメージは大きな1つの文字として、文章に挿入して表示されます。
『設定ダイアログ:スタイル:基本のスタイル:図の表示』に、イメージの表示サイズを標準、縮小50,33,25%、表示しないから指定できます。
HTML出力とCSS詳細表示
HTML出力
『ファイルメニュー:出力先:HTML』をONにして『ファイルメニュー:出力』を実行すると、テキストをHTMLに変換してファイルに出力します。
デフォルトでは、テキストのファイル名に拡張子.htmlを付加したファイルに出力します。
『設定ダイアログ:ファイル:HTML出力:出力フォルダ』を指定すると、そのフォルダに出力します。
Jテキストでは、下記のようにテキストでフォルダ名やファイル名を指定すると、そのフォルダやファイルへ出力します。
`<text:html-output name=フォルダ名\>`
(例)
{`<text:html-output name=ファイル名>`}
(例)
テキストの出力
WZのテキストの各要素は、下記のHTMLに変換して出力されます。
現状では、『色分け設定』による色分けは、HTML出力に反映されません。
- 本文
- <div class="std">...</div>
- 段落
- <p>...</p>
- 段落内改行
- <br>
- 見出し1~6
- <h1>...</h1>
<h2>...</h2>
<h3>...</h3>
<h4>...</h4>
<h5>...</h5>
<h6>...</h6> - 段落スタイル1~6
- <div class="pa1">...</div>
<div class="pa2">...</div>
<div class="pa3">...</div>
<div class="pa4">...</div>
<div class="pa5">...</div>
<div class="pa6">...</div> - 段組み
- <div style="columns: 1">
<div style="columns: 2">
<div style="columns: 3"> - 箇条書き
- <ul>
<li>...
</ul> - 番号付き箇条書き
- <ol>
<li>...
</ol> - 定義リスト
- <dl>
<dt>...</dt>
<dd>...</dd>
</dl> - 文字スタイル1~9
- <span class="ca1">...</span>
<span class="ca2">...</span>
<span class="ca3">...</span>
<span class="ca4">...</span>
<span class="ca5">...</span>
<span class="ca6">...</span>
<span class="ca7">...</span>
<span class="ca8">...</span>
<span class="ca9">...</span> - 文字装飾
- <b>...</b>
<i>...</i>
<u>...</u> - 上付き、下付き
- <sup>...</sup>
<sub>...</sub> - 表
- <table>
<td>...<tr>
</table> - 画像
- <img src="ファイル名">
『設定ダイアログ:ファイル:HTML出力:画像の埋め込み』をONにすると下記の形式で画像をHTMLに埋め込みます。
<img src="data:image/jpeg;base64,..."> - リンク
- <a href="...">...</a>
- URL
- <a href="URL">URL</a>
テキストのhttp://またはhttps://で始まるURLは、自動でリンクにします。
『表示メニュー:CSS詳細表示』をONにすると、テキストのURLは、『設定ダイアログ:文字スタイル:リンクのスタイル』で指定した色や装飾で表示します。OFFにすると、『色分け設定』(デフォルトでは青字に下線)の表示となります。 - ルビ
- <ruby>...<rt>...</rt></ruby>
- 記号 < > & "
- <
>
&
"
CSSの出力
HTML出力では、デフォルトでCSSスタイルを付加して出力します。
CSSスタイルは、下記の2通りから選択できます。
- 設定ダイアログの『スタイル』『文字スタイル』『段落スタイル』『見出しスタイル』の設定内容からCSSスタイルをWZが自動で作成する。
『設定ダイアログ:スタイル:CSSファイル』を空にすると、CSSは自動で作成されます。 - CSSファイルを指定する。
『設定ダイアログ:スタイル:CSSファイル』にCSSファイルをフルパスで指定します。
『設定ダイアログ:ファイル:HTML出力:CSSの出力』をOFFにするとCSSの出力はおこなわないでHTMLを出力します。
CSS詳細表示
『表示メニュー:CSS詳細表示』をONにすると、WZの画面表示にHTML出力に用いるCSSスタイルを適用してテキストを表示します。
『ファイルメニュー:出力先:HTML』を実行して、『ファイルメニュー:出力のプレビュー』を実行した場合にも、CSS詳細表示をおこないます。
CSS詳細表示では、箇条書きリストや定義リスト全体に枠を付けたり、余白を空けてテキストをより見やすく表示します。
HTML出力をブラウザで表示した結果に近い画面で編集作業が可能となります。
CSS詳細表示には、下記の制限があります。
- ぶら下げ禁則処理によって行末に「、」や「。」などがぶら下がる場合に、その文字が描画されない場合があります。『設定ダイアログ:フォント:文字組版』をOFFにすると若干改善されます。
- 箇条書きの行の入れ替えや削除などの編集をおこなった場合に、画面の表示が追随しない場合があります。『表示メニュー:表示を更新』を実行すると画面の表示を更新します。
- 表の描画は簡易的な表示となり、ブラウザでの表示とは異なります。
テキストブラウズ
WZ Editorでは、Webページを1つの文書ファイルとして表示することができます。Webサイトからテキストと画像を受信してPCのディスクに保存します。HTMLのテキストは扱いやすいJテキストに変換されていますので、通常の文書と全く同様に編集できます。
- フォームの入力/クッキー/JavaScript/CGIには対応しておりません。
URLを指定してブラウズ
『ツールメニュー:テキストブラウズ』を実行すると、URLの入力ダイアログを表示します。
URLを入力してOKすると、Webサイトから受信をおこないテキストに変換してディスクに保存して、テキストを開きます。
タグジャンプでブラウズ
テキストのURLにカーソルをおいて『検索メニュー:タグジャンプ』を実行すると、URLをテキストブラウズして受信したテキストを開きます。
リンク先をブラウズ
テキストブラウズで受信したテキストでは、WEBブラウザと同様にリンクをクリックするとリンク先のWebページをテキストブラウズします。
受信済みのページのブラウズ
以前に受信してディスクに保存されているURLのブラウズは、Webサイトへのアクセスはおこなわずに、ディスク上のテキストを開きます。
Webサイトから受信しなおしてテキストを更新したい場合は、『ファイルメニュー:再読み込み』を実行します。
WEBフォルダ
WEBサイトから受信したテキストと画像は、WZ Editor専用のWEBフォルダに保存されます。
WEBフォルダは、『設定ダイアログ:ファイル:WEBフォルダ』で指定できます。指定をしないと、ドキュメントのwebサブフォルダに保存されます。
編集
部分編集
部分編集はテキストの一部分を編集対象とする機能です。
『編集メニュー:部分編集モード』を実行すると、カーソル位置の見出し内のみが編集対象となります。プログラムファイルでは関数内が編集対象となります。
範囲を選択してから『編集メニュー:部分編集モード』を実行すると、範囲内が編集対象となります。
テキストの編集対象外の部分はグレーアウトで表示され、カーソルの移動ができなくなります。検索メニューの『テキストの先頭』及び『テキストの末尾』を実行すると、編集対象の先頭及び末尾へ移動します。『置換』の『全置換』では、編集対象のみが置換の対象となります。
部分編集を解除するには、再度『編集メニュー:部分編集モード』を実行します。
複数編集
複数編集は、選択した範囲内の段落のすべてに、文字入力、文字削除、単語削除を実行する機能です。
範囲を選択してから『編集メニュー:複数編集モード』を実行すると、範囲内が編集対象となります。
カーソルは通常と同じように移動できます。文字入力や削除をおこなうと、範囲内のすべての段落に適用されます。
複数編集を解除するには、再度『編集メニュー:複数編集モード』を実行します。
各種の変換
編集メニューの『変換』『空白の変換』『段落』から、全角/半角の変換、大文字/小文字の変換、タグや改行の削除、改行と段落内改行の変換、空白行の削除、複数の空白を1つにまとめる、空白の削除、タブと空白の変換、英数字と全角に空白をあける/詰める、重複行をまとめる、行や文字列を上/下へ移動などの約50のコマンドが実行できます。
段落内改行
段落内改行は、箇条書き、小見出、脚注の段落内で先頭に折り返す場合に挿入します。[Shift+Enter]で、段落内改行コードのCR(文字コード0x0D)を挿入します。
段落内改行を記号で表示するには、下記の操作をおこないます。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『色分け』タブをクリック
- 『改行文字を表示』をONにしてOK
段落内改行は←、改行は↓の記号で表示されます。
- 段落内改行は青空文庫やJISテキストに規定のない、WZの拡張機能です。
整形
整形はメールで文章を送信したときに相手先の端末で同一の折り返しで表示されるように、文章を全角30文字程度で改行して折り返す機能です。
- 段落の整形
- 『編集メニュー:整形:1段落整形』を実行すると、整形された段落を認識して折り返しを整えます。整形された文章を編集して折り返しが乱れたときに使用します。
- 整形の連結
- 『編集メニュー:整形:1段落整形連結』を実行すると、整形された段落を認識して強制の改行を削除して、整形前の段落に戻します。
- 自動整形モード
- 『編集メニュー:整形:自動整形モード』を実行して自動整形モードをONにすると、自動で整形された文章を作成します。
自動整形モード
自動整形モードをONにすると、整形文章を自然に作成できます。
- 文字入力/改行/削除する度に、改行区切りの段落を認識して段落の折り返しを整えた文字の入力や削除を実行します。
- 箇条書き(段落先頭の・や1.)や引用(>や#)に対応します。
段落整形のカスタマイズ
WZでは「段落認識」と「行末余白」の2種類の段落整形と、整形の折り返しのカスタマイズに対応しています。
認識方法を切り替えるには、『設定ダイアログ:インターフェース:整形の認識』を設定します。
- 段落認識
- 段落を行末の「。」と「短い段落」の条件で認識します。タブの字下げにも対応します。WZ10〜WZ6、WZMac以外のソフトウェアで作成した文書の整形に対応します。
- 行末余白
- 段落を半角空白のあり/なしの条件で認識します。段落内の区切りの改行には半角空白が付加されます。段落末尾の改行には付加されません。
WZ10〜WZ6、WZMac以外のソフトウェアで作成した文書を整形するには、段落内の改行を削除してから整形を実行します。
折り返しを指定するには、同様に「整形の折り返し」を設定します。
脚注
WZ Editorでは「章末」「文書末」のテキスト形式の脚注に対応しています。
脚注の入力
- 『挿入メニュー:脚注:脚注の挿入』を実行
カーソル位置に(注1)が挿入され、文末に(注1)が自動入力されます。 - 続けて、脚注を入力
脚注内で改行するには、[Shift+Enter]で段落内改行を挿入。
続けて脚注を入力すると、番号は自動で連番となります。
脚注から本文に戻る
- 『挿入メニュー:脚注:対応する注へジャンプ』を実行
脚注のその他の機能
『挿入メニュー:脚注』から操作します。
- 対応する注へジャンプ
- 本文の脚注記号から対応する注へジャンプします。
または、注から本文の脚注記号へジャンプします。 - 番号を振り直す
- 脚注の番号をすべて振り直します。
カットアンドペーストなどの編集操作で、脚注の番号が揃わない場合に実行します。
「章末脚注」では現在の見出しの脚注番号を振り直します。 - 前の脚注/次の脚注
- 前後の脚注へジャンプします。
脚注のカスタマイズ
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『スタイル』タブをクリック
- 『脚注』を、章末文書末見出1~6末脚注から選択
- 『文中の記号』を入力または一覧から選択
- 『注の見出し』を入力または一覧から選択
ツール
文字数、枚数カウント
文書の行数、バイト数、ページ数、字数、文字数、文字数(空白なし)、漢字、ひらがな、カタカナ、英単語数、Unicode特有文字数、40文字行数(概算)、原稿用紙枚数(概算)のリアルタイム表示に対応しています。
文章の変更や追加の度に、自動で再計算して表示が更新されます。
字数、原稿用紙枚数はステータスバーに表示されます。
字数は、カーソル位置の段落の字数を表示します。選択すると、範囲内の字数を表示します。カーソル位置が見出しの場合は、見出し内の字数を表示します。段落の字数が0の場合は、見出し内の字数を表示します。
字数のカウントは、『設定ダイアログ:入力:字数カウント』でカスタマイズできます。漢字を1字または2字でカウント、半角を1字または0.5字でカウントなど詳細を設定できます。
その他の文字数を表示するには、『ツールメニュー:文字数行数カウンタ』を実行します。
ツールビューに「カウンタ」ツールが表示されます。
指定の範囲内の文字数カウントにも対応しています。
カウントの範囲を選択をすると、範囲内の文字数も表示されます。
「40文字行数」と「原稿用紙枚数」は、概算値となります。
正確な行数と枚数を計算するには、スタイルを「原稿用紙」に切り替えてページ数や行数を表示します。
タグを表示する/表示しないによって文字数の計算が異なります。
- 『表示メニュー:タグの全表示』がONの時は、ルビを含めた文字数や行数や枚数を表示。
- 『表示メニュー:タグの全表示』がOFFの時は、ルビを除いた文字数や行数や枚数を表示。
ステータスバーに文字数を表示することもできます。
- 『表示メニュー:設定』を実行。
- 『ウィンドウ』タブをクリック。
- 「メニューバー」グループの「ステータスバー」の直後の『表示内容』の...をクリック。
ステータスバーのステータスツールダイアログが表示されます。 - 必要な文字数カウントのチェックボックスをONにしてOK。
- 設定ダイアログをOK。
用語統一
用語統一では、あらかじめテキスト形式で辞書を作成しておいて、表記のゆれを統一することができます。
辞書ファイルは、プレーンテキストとして作成します。9種類の辞書を登録できます。
各行に正しい用語表記、タブ、誤りの用語表記を指定します。複数の誤りの用語表記を指定するには、用語を|で区切って指定します。
コンピュータタブコンピューター
インタフェースタブインターフェース|インタフェイス
エディタタブエデイター|エデイタ|エディター|エデッィター|エデッィタ
半角英文字の用語表記を指定すると、同じ綴りの「大文字・小文字の違い」と「全角」の単語を、表記の誤りとして検出します。
WZ
FAQ
Tips
用語統一ダイアログでOKすると、文書を解析して、用語統一が必要な箇所の一覧を表示します。
一覧で1箇所ずつ確認しながら訂正/スキップなどの処理がおこなえます。
索引
索引はWZ Editorが解析した文書の単語の一覧や、プログラムの変数や関数名を別ウィンドウで一覧表示する機能です。索引を表示するには、下記の操作をおこないます。
- 『ツールメニュー:索引』を実行
英語はアルファベット順で、日本語はシフトJISの文字コード順で一覧表示します。類似語の表示や送りかなの不一致を検出できます。
索引ウィンドウで文字を入力すると、単語を絞込み表示します。曖昧な語句やプログラムの変数名を簡単に調べることができます。
- 索引で名前の一部をキー入力すると、絞り込みを開始
- 続けて文字入力をすると、さらに絞り込み
- [BS]で1文字解除、[Esc]で絞り込みを解除
索引の+をクリックすると、単語の使用箇所の一覧を表示します。単語をクリックすると、本文の該当位置へジャンプします。
索引では下記の操作による単語の一括置換が可能です。
- 索引ウィンドウで単語を選択して、右クリック
- 『置換』コマンドを選択、置換語句を指定してOK
ソート
データを段落単位でソートできます。
- ソートする段落を選択。全体をソートするには選択を解除
- 『編集メニュー:ソート』を実行
- 『項目』に段落全体を選択してOK
桁のソート
桁データでソートできます。
- ソートする段落を選択。全体をソートするには選択を解除
- 『編集メニュー:ソート』を実行
- CSVファイルは『カンマ区切り』をON、TSVファイルはOFFに設定
- 『項目』に先頭や2番目や3番目を選択してOK
ウィンドウ
マルチタブ
同時に複数のテキストを開いて編集できます。
一つのウィンドウに複数のタブを開いてテキストを表示します。
テキストを切り替えるには下記の操作方法があります。
- 切り替え先のタブをクリック
- ウィンドウ一覧を実行、ウィンドウ一覧ダイアログから切り替え
- タブの切り替えによる、2つのテキストの交互の切り替え
- [Ctrl+Tab]キーを数回押して、テキストを切り替え
- 前のタブ、次のタブの実行
- 分割ビューの切り替えを実行
ウィンドウを2つに分割してテキストを並べて表示できます。 - テキストのタブをダブルクリック
テキストを別ウィンドウで表示できます。 - テキストのタブをドラッグアンドドロップして文書の並びを変更
- テキストのタブをドラッグアンドドロップして、元のウィンドウへ移動
別ウィンドウのテキストをマルチタブに戻します。
WZ Editor 10では、タブのドラッグアンドドロップ操作に対応しています。
- タブをドラッグして他の分割ビューへドロップで、タブを移動
- タブをドラッグして他のウィンドウにドロップで、タブを移動
- タブをドラッグして他のアプリケーションにドロップで、ファイルをアプリケーションで表示
- タブをドラッグしてデスクトップやエクスプローラにドロップで、ファイルをコピー
タブの表示は、タブの右クリックメニューからカスタマイズできます。
- ソート
- タブの並びをテキストのファイル名や更新時間でソートします。
- タブの設定
- タブの表示の設定ダイアログを表示します。
縦書き/横書き、上下/左右、変更文書の太字表示を設定できます。 - タブを表示する/隠す
- タブの表示のON/OFFを切り替えます。
- クリップボードに出力
- タブのファイル名とテキストバッファをクリップボードに出力します。
プレーンモード
テキストを最大限に表示して執筆に集中できるよう、メニューバー/ツールバー/タブバー/ステータスバー(WZ10ではタイトルバーも含む)を表示しない設定に対応します。
- 『右クリックメニュー:プレーンモード』の1コマンドで、表示を切り替えできます。
- 『設定ダイアログ:ウィンドウ:プレーンモード』の設定により、常時プレーンモードでの起動に対応します。
多重化
1つのテキストを複数のウィンドウで開くことができます。それぞれのウィンドウで独立した検索ジャンプや編集操作に対応しています。
新しいウィンドウでテキストを編集すると、元のウィンドウにも反映されます。新しいウィンドウでテキストの別の箇所を参照して、元のウィンドウに戻ることができます。
テキストを複数のウィンドウで開くには、多重化を実行します。
SDI表示
WZではタブ表示(複数ファイルを1ウィンドウに表示)が標準ですが、下記の操作でSDI表示(ファイル単位に個別のウィンドウを表示)にカスタマイズ可能です。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『ウィンドウ』タブをクリック
- 『SDI表示』をONにしてOK
- WZウィンドウをすべて閉じる
SDI表示に設定すると、下記の一部のメニューの動作が変更となります。
- 終了
- WZのすべてのウィンドウを閉じます。
- 比較を開始、比較を続ける
- 最前面のウィンドウと、2番目のウィンドウのファイルを比較します。
プロセスが異なるウィンドウの比較には対応しておりません。 - 前回終了時の復元
- 前回終了時の最前面のファイルを開きます。
- 分割ビューの切り替え
- 最前面と2番目のウィンドウを「左右に並べる」「上下に並べる」「元の並びに戻す」で表示を切り替えます。
- 表示設定
- ウィンドウの「幅」と「高さ」を指定できます。
ウィンドウの最前面表示
WZ Editor 10では、エディタのウィンドウを最前面に固定して表示できます。
- WZのタイトルバーまたはメニューバーを右クリック
- メニューの「最前面に表示」をクリック
下記の操作で、起動時から最前面に表示する設定も可能です。
- 『表示メニュー:設定』を実行、『ウィンドウ』タブをクリック
- 『最前面に表示』をONにしてOK
ステータスバー
ステータスバーには各種のステータスツールを表示できます。
WZMacでは、『設定ダイアログ:ウィンドウ:ステータスバー』にステータスツールを指定している場合に表示できます。標準の場合は、規定の表示内容のステータスバーを表示します。
ステータスツールには、編集テキストの文字コード/改行コード/原稿用紙枚数/字数の表示など数10種類のツールがあります。表示するステータスツールは下記の操作でカスタマイズできます。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『ウィンドウ』タブをクリック
- 「メニューバー」グループの「ステータスバー」の直後の『表示内容』の...をクリック
ステータスバーのステータスツールダイアログが表示されます - 必要なツールのチェックボックスをONにしてOK
- 設定ダイアログをOK
スマートステータスバー
編集画面の余白にファイル名、字数、原稿枚数などを表示できます。WZのコマンドの実行にも対応します。
プレーンモードと合わせて、テキストをワイドに表示して必要な情報を表示します。
スマートステータスバーを表示するには、下記の設定をおこないます。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『ウィンドウ』タブをクリック
- 「スマートステータスバー1または2」グループの「位置」を指定
- 「ステータス」の...をクリック
スマートステータスバーの設定ダイアログが表示されます - 必要なツールのチェックボックスをONにしてOK
- その他「サイズ」「マージン」などのオプションを指定
- 設定ダイアログをOK
テキストオープンダイアログ
テキストオープンダイアログは、フォルダやファイルを一覧表示して、開くファイルを選択する機能です。
- 特定文字列を含むファイルの検索、ファイルの削除、ファイルやフォルダの新規作成も可能です。
テキストオープンダイアログは、下記の3種類の操作で開きます。
- 『ヘルプメニュー:スマートコマンド』を実行して『OPTXT』を実行
- 『ヘルプメニュー:スマートコマンド』を実行して『OPENT』を実行(ツールビューに表示)
- 『設定ダイアログ:ファイル:ファイルダイアログ』にテキストオープンダイアログを設定した後で、『ファイルメニュー:開く』を実行
フォルダ・ファイル表示
- フォルダ一覧
- コンピュータのフォルダ一覧を表示します。
- ファイル一覧
- フォルダ一覧で選択したフォルダのファイル一覧を表示します。
ファイル名の一部を入力すると絞り込み表示します。
[Enter]を押すとファイルを開きます。 - ファイル内容
- ファイル一覧で選択したファイルの先頭をプレビュー表示します。
- ファイル名
- c:\などのフォルダ名 を入力して[Enter]を押すと、フォルダを開いてファイル一覧を表示します。
ファイル名を入力して[Enter]を押すとファイルを開きます。
ツールバー
- 開く
- ファイル名一覧で選択したファイルを開きます。
- 閉じる
- ダイアログを閉じます。
- 最近開いた文書
- フォルダ一覧の最近開いた文書(仮想フォルダ)を開きます。ファイル一覧に最近開いた文書の一覧を表示します。プレビューも表示されます。
- 検索
- ファイル一覧から検索文字列を含むファイルを検索します。
- 名前/テキスト
- ファイル一覧にテキストファイル先頭部のテキストを、表示する/表示しないを切り替えます。
- 文書のフォルダ
- 編集中の文書ファイルのフォルダを開きます。
- ドキュメント
- ドキュメントフォルダを開きます。
- デスクトップ
- デスクトップフォルダを開きます。
- ホーム
- 標準フォルダを開きます。
標準フォルダは、WZ Editorの『設定ダイアログ:ファイル:標準フォルダ』で指定できます。 - 最近開いたフォルダ
- 最近開いたフォルダの一覧を表示します。
選択したフォルダを開きます。 - 新しい順/名前順
- ファイル一覧のソートを新しい順/名前順に切り替えます。
ファイルメニュー
- 開く
- WZ Editorでファイルを開きます。
- アプリケーションで開く
- ファイル拡張子の関連付けアプリケーションを起動します。
(例) .jpgファイルなら「画像とビデオ」を開きます。 - プロパティ
- ファイルの名前や属性を変更するダイアログを表示します。
- 新規作成
- ファイルを新規作成します。
- 削除
- ファイルを削除してWZのごみ箱に入れます。
- 消去
- ファイルをごみ箱に入れずに完全に削除します。
- 終了
- テキストオープンダイアログを閉じます。
検索メニュー
- ファイル一覧
- ファイル一覧の絞り込みダイアログを表示します。
カレンダー表示では無効です。 - ファイル内容
- ファイル内容の絞り込みダイアログを表示します。
- ファイルの検索
- フォルダ一覧のファイルから文字列を検索します。
ダイアログで検索文字列を指定してOKすると、ファイル一覧と検索箇所の位置を表示します。
プレビューで内容を確認して[Enter]でジャンプします。
ファイルを更新すると、自動で再検索を実行します。 - 検索の解除
- 『絞り込み』や『フォルダ内の検索』を解除します。
表示メニュー
- 環境設定
- 表示をカスタマイズするダイアログを表示します。
- 新しい順〜小さい順
- ファイル一覧をソート表示します。
- サブフォルダの表示
- サブフォルダの表示のON/OFFを切り替えます。
- バイナリファイルの表示
- バイナリファイルの表示のON/OFFを切り替えます。
- ファイル内容を一覧に表示
- ファイル先頭部分の表示のON/OFFを切り替えます。
- 最新の内容に更新
- フォルダ一覧ファイル一覧を最新の表示に更新します。通常は自動で更新されます。
フォルダメニュー
- 新しい順〜名前順
- フォルダ一覧をソート表示します。
- フォルダを開く
- フォルダ名の指定ダイアログを表示します。
指定したフォルダにジャンプします。 - プロパティ
- フォルダの名前を変更するダイアログを表示します。
- 新規作成
- フォルダ名を指定して新しいフォルダを作成します。
- 削除
- フォルダ一覧の選択フォルダを確認後に削除します。
ファイルをごみ箱に入れずに完全に削除します。 - 情報
- フォルダの情報を表示します。
ウィンドウメニュー
- 画面の一覧
- WZのタブの一覧を表示します。
一覧で選択してOKするとその画面に切り替えます。 - プレビューを表示
- ファイル内容の表示ON/OFFを切り替えます。
- ごみ箱
- WZのごみ箱を表示します。『戻す』のクリックで、削除したファイルを元のフォルダに戻します。ごみ箱のファイルは一定日数が経過すると自動的に削除されます。
WZ Filer
WZ Filerは、2ウィンドウでファイルのコピーや整理に対応するアプリケーションです。
ファイラーを起動するには、『ツールメニュー:WZ Filer』を実行します。
ファイラーでは、ファイルリストに現在のフォルダのファイルとサブフォルダの一覧を表示します。
- 一覧からファイルを選択して[Enter]するとWZで開きます。
- [Shift+Enter]でファイルを関連付けアプリケーションで開きます。
- ファイルの作成、コピー、移動、削除、名前の変更、ソート、プレビュー表示に対応しています。
- プレビュー表示は、テキストとイメージに対応しています。
ファイルのコピーや移動を実行するには、『ウィンドウメニュー:2ウィンドウ』をONにします。
左右のファイルリストにフォルダを表示して、左側のファイルリストから右側のファイルリストにファイルをコピーできます。
- 選択してコピーを実行すると、選択したファイルをコピーします。
- 選択を解除してコピーを実行すると、カーソル位置のファイルをコピーします。
- コピーのアンドゥには対応していません。
基本操作
- [↑][↓]
- カーソルを移動します。
- [BS]
- 親フォルダに移動します。
- [Shift+↑][Shift+↓]
- ファイルを選択/選択を解除して、カーソルを移動します。
- [Tab][Shift+Tab]
- カーソルを左右のファイルリストに移動します。
- [Ctrl+Tab]
- カーソルをファイルリストとプレビューに移動します。
WZMacでは[Option+Tab]の操作となります。 - [Space]
- 選択モードをONにして、ファイルを選択/選択を解除します。
- [Esc]
- 選択モードを解除します。
- [Alt+P]
- フォルダ名の入力へカーソルを移動します。
- [Shift+Enter]
- ファイルを関連付けのアプリケーションで開きます。
- ドラッグアンドドロップ
- エクスプローラなどへファイルを移動します。
[Ctrl]を押しながらドラッグアンドドロップすると、ファイルをコピーします。 - [Enter]またはダブルクリック
- 本ソフトウェアでファイルを開きます。
..で実行すると、親フォルダに移動します。
サブフォルダで実行すると、そのフォルダに移動します。
EXEファイルは、Windowsアプリケーションとして起動します。 - [Ctrl+B]
- すべてのファイルを選択します。サブフォルダの選択は解除します。
- [Ctrl+Z]
- すべてのファイルとサブフォルダの選択を解除します。
- [Ctrl+A]
- ファイルの選択のON/OFFを切り替えます。
- [Ctrl+W]
- 2ウィンドウ/1ウィンドウを切り替えます。
- [Alt+↓]
- プレビューのカーソルを1行下へ移動します。
- [Alt+↑]
- プレビューのカーソルを1行上へ移動します。
- [Alt+PgUp]
- プレビューのカーソルを1ページ上へ移動します。
- [Alt+PgDn]
- プレビューのカーソルを1ページ下へ移動します。
- [英字]
- ファイルリストの絞り込み
- [BS]
- 絞り込みを解除
ファイラーの『環境設定ダイアログ:英字キー』で『メニュー表示』をONにすると、下記のキー操作が有効となります。
- [Shift+英字]
- ファイルリストの絞り込み
[英字]による絞り込みは無効となります。 - [BS]
- 絞り込みを解除
- [A]
- 選択の切り替え
- [B]
- すべてのファイルを選択
- [C]
- 複写
- [D]
- ドライブ選択
- [F]
- ファイル操作のメニュー表示
- [G]
- グローバル検索
- [H]
- 最新の情報に更新
- [I]
- フォルダリスト
- [J]
- 最近開いたフォルダ
- [M]
- マスクリスト
- [P]
- パス入力
- [S]
- ソートメニュー表示
- [V]
- プレビュー表示の切り替え
- [W]
- 2ウィンドウ表示の切り替え
- [Z]
- 選択の解除
ファイルメニュー
- 開く
- WZ Editorでファイルを開きます。
- アプリケーションで開く
- ファイルを拡張子に関連付けしたアプリケーションで開きます。
- 閲覧で開く
- WZ Editorの閲覧モードでファイルを開きます。
- プロパティ
- ファイル名・日付・アトリビュートを表示します。
ファイル名・日付・アトリビュートを変更してOKすると、プロパティを変更します。
複数のファイルを選択してから実行すると、一括してプロパティを変更します。 - ファイル名の変更
- ファイル名を変更するダイアログを表示します。
複数のファイルを選択してから実行すると、ファイル名を文字列+連番などに一括変更できます。 - 削除
- ファイルリストのファイルを削除します。削除したファイルをWZのごみ箱に追加します。
フォルダの場合は、フォルダを完全に消去します。 - 消去
- ファイルやフォルダを完全に消去します。
- 新規作成
- ファイル名の入力ダイアログを表示します。OKするとその名前で新しいファイルを作成します。既存のファイルがある場合はエラーとなります。
『自動』をクリックすると、日付などから自動で作成したファイル名の一覧から選択してファイルを作成できます。 - フォルダの新規作成
- フォルダ名の入力ダイアログを表示します。OKするとその名前で新しいフォルダを作成します。
- 連結して開く
- 複数選択したファイルの内容を連結して、1つの新規テキストにまとめて開きます。
それぞれファイルの内容の先頭には、ファイル名の見出しが付きます。 - 新規テキストを開く
- WZ Editorで無題のファイルを新規に開きます。
- 最近開いたファイル
- WZ Editorで最近開いたファイルを選択します。
- 終了
- WZ Filerを閉じます。
編集メニュー
- すべてのファイルを選択
- ファイルリストのすべてのファイルを選択します。フォルダの選択は解除します。
- すべて選択
- ファイルリストのすべてのファイルとフォルダを選択します。
- 選択の切り替え
- ファイルリストのすべてのファイルの選択のON/OFFを切り替えます。フォルダの選択は保ちます。
- 選択の解除
- ファイルリストのすべてのファイルとフォルダの選択を解除します。
- 複写
- ファイルをコピーします。
- 移動
- ファイルを移動します。
- 名前を変えて複写
- 名前を指定するダイアログを表示します。カーソル位置の一つのファイルまたはフォルダをコピーします。名前を変更して2ウィンドウの対象のフォルダへコピーします。コピーのアンドゥには対応していません。
- ファイル名をコピー
- カーソル位置のファイル名をクリップボードにコピーします。選択して実行すると、ファイル名をクリップボードにコピーします。
表示メニュー
- 環境設定
- ファイラーのカスタマイズダイアログを表示します。
『クリア』をクリックすると、カスタマイズを取り消して初期化します。 - 新しい順〜小さい順
- ファイルリストのファイルのソートを指定します。
フォルダは必ずファイルの手前に表示します。 - バイナリファイルの表示
- バイナリファイルを表示する/表示しないを切り替えます。
- ファイル内容を一覧に表示
- ファイルの先頭を表示する/表示しないを切り替えます。
ONにすると、ファイルリストにファイルの先頭部を表示します。 - カーソル行の切り替え
- ファイルリストのカーソルの表示位置を「画面上部」「中央部」「下部」へ移動します。カーソルの示すファイルは保ちます。
- 最新の情報に更新
- ファイルリストを更新します。
ツールメニュー
- パス入力
- カーソルをパス名のテキストボックスへ移動します。
フォルダ名を入力してEnterすると、ファイルを一覧表示します。 - 最近開いたフォルダ
- 最近開いたフォルダの一覧から選択します。
- フォルダリスト
- 登録フォルダの一覧を表示します。OKすると、選択したフォルダにジャンプします。`追加`、`変更`、`削除`のクリックで、登録やメンテナンスをします。
- フォルダを開く
- フォルダを選択します。
- ドライブ選択
- ドライブ一覧を表示します。選択したドライブに切り替えます。
- マスクリスト
- 登録したマスクの一覧を表示します。OKすると、選択したファイルマスクで一覧を絞り込みます。
ファイルマスクは、*.*、*.txt、*.c;*.hと指定します。
『追加』『変更』『削除』のクリックで、登録やメンテナンスをします。 - フォルダ表示の同期
- 2ウィンドウで同じフォルダを表示します。
カーソルのあるフォルダリストと同じフォルダを表示します。 - フォルダの比較
- 2ウィンドウ表示で、フォルダを比較するダイアログを表示します。
条件にマッチするファイルを選択して表示します。 - ごみ箱
- WZのごみ箱を表示します。
- エクスプローラで開く
- ファイルリストをエクスプローラで開きます。
- グローバル検索
- ファイルリストのフォルダを検索するWZ Grep検索を起動します。
ウィンドウメニュー
- WZ画面の一覧
- 本ソフトウェアのウィンドウ一覧を表示します。
- WZ Filer
- ファイラーを新しく開きます。
- 2ウィンドウ
- 1ウィンドウ表示/2ウィンドウ表示を切り替えます。
- 縦に分割
- 2ウィンドウの縦/横の分割を切り替えます。
- プレビューを表示
- ファイルのプレビュー表示のON/OFFを切り替えます。
- ステータスウィンドウ
- ステータスウィンドウの表示ON/OFFを切り替えます。
- 高さを最大化
- 画面の上下をディスプレイサイズに最大化します。
- ヘルプ
- ヘルプを表示します。
WZ Tab Filer
WZ Tab Filerは、マルチタブ/2ウィンドウ/Grep/テキスト編集/サブフォルダの表示機能に対応したマルチタブ ファイラーです。
WZ Editor 10のみの対応となります。WZMacには対応しておりません。
- 各タブにフォルダのファイルリストを表示します。
- 複数のタブにより、同時に複数フォルダのファイルリストを表示します。
- ファイラー画面を2つに分割して、ファイルのコピーや移動ができます。
- タブの表示はプロファイルに記憶して、次回の起動時に復元します。
WZ Tab Filerを起動するには、WZ Editorから『ヘルプメニュー:スマートコマンド』を実行して『FILER7』コマンドを実行します。WZ Tab Filerは、従来のWZ Filerと併用できます。
オープンダイアログ
「WZ Tab Filer」は、WZ10のファイルオープンダイアログに設定できます。
ファイルオープンダイアログに設定するには、下記の操作をおこないます。
- WZ Editorを起動
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 『ファイル』タブをクリック
- 『ファイル選択ダイアログ』にWZ Tab Filer ダイアログまたはWZ Tab Filerを指定してOK
サブフォルダの表示
『サブフォルダの表示』をONにすると、フォルダのファイル一覧に加えてサブフォルダ内のファイルも一覧に表示します。
- WEBサイトなどの複数フォルダに分割されたファイルを一覧に表示します。
- サブフォルダのファイルは、先頭にフォルダ名を付けて表示します。
テキストの編集
『テキストの表示』をONにすると、ファイルリストのファイルのテキストを表示します。
- 『表示メニュー:閲覧モード』をOFFにすると、テキストを直接編集できます。
- ファイルリストから[Enter]を押すと、テキストにカーソルを移動します。
- 『ファイルメニュー:上書き保存』を実行すると、編集内容を上書き保存します。
- テキストを編集して[Esc]を押すと、編集内容の保存を問い合わせ後に、ファイルリストにカーソルを戻します。
Grep検索
『Grep』テキストボックスに文字列を入力して[Enter]を押すと、フォルダのGrep検索ができます。
- 文字列を含むファイルを絞り込んでファイルリストに表示します。
- 検索オプションを指定してGrepするには、『検索メニュー:Grep』を実行します。
- 『タブメニュー:アウトラインの表示』をONにすると、ファイル内の検索マッチ箇所を一覧表示します。
ドライブのフォルダ一覧
『ドライブのフォルダ一覧』を実行すると、ドライブのすべてのフォルダを一覧表示します。
- 絞り込みにより、ドライブ内のフォルダを検索できます。
- フォルダツリーの操作が不要となります。
基本操作
WZ Tab Filerでは、ファイルリストにフォルダのファイルとサブフォルダの一覧を表示します。
- 一覧からファイルを選択して[Enter]を押すと、ファイルを開きます。
- [Shift+Enter]で、ファイルを関連付けアプリケーションで開きます。
- ファイルの作成、コピー、移動、削除、名前の変更、ソート表示に対応しています。
- ファイルリストで[英字]を押すと、絞り込み表示します。[BS]で絞り込みを1文字ずつ解除します。
- WZ Tab Filerのファイルリストの日付の表示は、2000年1月1日以降の日付に対応しています。
ファイルのコピーや移動を実行するには、『ウィンドウ] メニューから [分割ビューの切り替え』を実行して、ファイラー画面を2つに分割します。
左右のファイルリストにフォルダを表示して、左側のファイルリストから右側のファイルリストにファイルをコピーできます。
- 選択してコピーを実行すると、選択したファイルをコピーします。
- 選択を解除してコピーを実行すると、カーソル位置のファイルをコピーします。
- コピーのアンドゥには対応しておりません。
ファイルリストでは、下記のキー操作が使用できます。
- [↑][↓]
- カーソルを移動します。
- [BS]
- 親フォルダに移動します。
- [Shift+↑][Shift+↓]
- ファイルを選択/選択を解除して、カーソルを移動します。
- [Tab]
- カーソルを左右のファイルリストに移動します。
- [Shift+Tab]
- カーソルをファイルリスト/テキスト/アウトラインに移動します。
- [Ctrl+Tab]
- タブを切り替えます。
- [Shift+Ctrl+Tab]
- タブを逆方向へ切り替えます。
- [Space]
- 選択モードをONにして、ファイルを選択/選択を解除します。
- [Esc]
- ファイルリストでは、選択モードを解除します。
テキスト/アウトラインでは、ファイルリストに移動します。 - [Enter]/ダブルクリック
- WZ Editorでファイルを開きます。
..で実行すると、親フォルダに移動します。
サブフォルダで実行すると、フォルダに移動します。 - [Shift+Enter]
- ファイルを関連付けのアプリケーションで開きます。
EXEファイルは、Windowsアプリケーションとして起動します。 - [Ctrl+Enter]
- カーソルをテキストへ移動します。
- [Ctrl+B]
- すべてのファイルを選択します。
サブフォルダの選択は解除します。 - [Ctrl+Z]
- すべてのファイルとサブフォルダの選択を解除します。
- [Ctrl+A]
- ファイルの選択のON/OFFを切り替えます。
- [Ctrl+W]
- 分割ビューを切り替えます。
- ドラッグアンドドロップ
- ファイルをドラッグアンドドロップすると、エクスプローラなどへ移動/コピーします。
コピーするには、[Ctrl]を押しながらドラッグアンドドロップします。 - [英字]
- ファイルリストの絞り込みを実行します。
- [BS]
- 絞り込みを1文字解除します。
ファイルメニュー
- 開く
- WZ Editorでファイルを開きます。
- 関連付けプログラムで開く
- ファイルを拡張子に関連付けしたアプリケーションで開きます。
サブフォルダは、エクスプローラで開きます。 - 上書き保存
- テキスト表示の編集をファイルへ保存します。
閲覧モードがONの場合は、上書き保存を問い合わせします。
閲覧モードがOFFの場合は、問い合わせなしで上書き保存します。 - プロパティ
- ファイル名・日付・アトリビュートを表示します。
ファイル名・日付・アトリビュートを変更してOKすると、プロパティを変更します。
複数のファイルを選択してから実行すると、一括してプロパティを変更します。 - ファイル名の変更
- ファイル名を変更するダイアログを表示します。
- 削除
- ファイルリストのファイルを削除します。
削除したファイルをWZのごみ箱に追加します。
サブフォルダは完全に消去します。 - 消去
- ファイルやフォルダを完全に消去します。
- 新規作成
- 新しいファイルを作成します。
- フォルダの新規作成
- 新しいフォルダを作成します。
- 終了
- WZ Tab Filerを閉じます。
編集メニュー
- すべてのファイルを選択
- ファイルリストのすべてのファイルを選択します。
フォルダの選択は解除します。 - すべて選択
- ファイルリストのすべてのファイルとフォルダを選択します。
- 選択の切り替え
- ファイルリストのすべてのファイルの選択のON/OFFを切り替えます。フォルダの選択は保ちます。
- 選択の解除
- ファイルリストのすべてのファイルとフォルダの選択を解除します。
- 複写
- ファイルをコピーします。
- 移動
- ファイルを移動します。
- 名前を変えて複写
- 名前を指定するダイアログを表示します。
OKすると、カーソル位置の一つのファイルまたはフォルダを、指定した名前で対象フォルダへコピーします。
コピーのアンドゥには対応していません。 - ファイル名をコピー
- カーソル位置のファイル名をクリップボードにコピーします。
選択して実行すると、複数のファイル名をクリップボードにコピーします。
検索メニュー
- Grep
- 「WZ Tab Filer Grep」ダイアログを表示します。
OKすると検索文字列を含むファイルを、ファイルリストに絞り込み表示します。 - 絞り込み
- 絞り込みダイアログを表示します。
OKするとテキストを絞り込み表示します。 - 絞り込みの解除
- 絞り込み表示を解除します。
- 検索
- 検索ダイアログを表示します。
OKするとテキストの先頭から検索を実行してジャンプします。 - 前を検索
- テキストの先頭方向へ検索を実行します。
- 次を検索
- テキストの末尾方向へ検索を実行します。
- 一覧の先頭
- ファイルリストの先頭へジャンプします。
- 一覧の末尾
- ファイルリストの末尾へジャンプします。
- 一覧のファイル先頭
- ファイルリストのファイルの先頭(サブフォルダの末尾)へジャンプします。
表示メニュー
- 新しい順〜小さい順
- ファイルリストのファイルのソートを指定します。
サブフォルダは必ずファイルの手前に表示します。 - 閲覧モード
- 閲覧モードのON/OFFを切り替えます。
- サブフォルダの表示
- サブフォルダ内のファイル一覧表示のON/OFFを切り替えます。
- イメージファイルの表示
- イメージファイルを表示する/表示しないを切り替えます。
- バイナリファイルの表示
- バイナリファイルを表示する/表示しないを切り替えます。
タブメニュー
- 新しいタブ
- フォルダ名の入力ダイアログを表示します。
フォルダ名を入力して[Enter]を押すと、タブを新規作成してファイルを一覧表示します。 - 最近開いたフォルダ
- 最近開いたフォルダの一覧ダイアログを表示します。
フォルダを選択してOKすると、タブを新規作成してファイルを一覧表示します。 - 2重化
- ファイラー画面を2つに分割して、現在のフォルダを2つのタブで表示します。
- ドキュメント
- タブを新規作成して「ドキュメント」フォルダを一覧表示します。
- デスクトップ
- タブを新規作成して「デスクトップ」フォルダを一覧表示します。
- 最近開いたファイル
- タブを新規作成して、WZで最近開いたファイル一覧の仮想フォルダを表示します。
- ドライブ
- ドライブ一覧を表示します。
選択したドライブのルートフォルダを開きます。 - ドライブのフォルダ一覧
- ドライブ一覧を表示します。
選択したドライブのフォルダの一覧を開きます。
すべてのフォルダを表示するまで時間がかかります。 - Cドライブのフォルダ一覧
- Cドライブのフォルダの一覧を開きます。
すべてのフォルダを表示するまで時間がかかります。 - Dドライブのフォルダ一覧
- Dドライブのフォルダの一覧を開きます。
すべてのフォルダを表示するまで時間がかかります。 - テキストの表示
- ファイルリストで選択したファイルの内容表示のON/OFFを切り替えます。
- テキストの分割
- ファイル内容表示の位置を指定します。
- アウトラインの表示
- ファイルリストで選択したファイルのアウトライン表示のON/OFFを切り替えます。
- アウトラインの位置
- アウトラインの表示位置を指定します。
- ファイルリストの表示
- テキストとアウトラインの表示をOFFにして、ファイルリストを表示します。
- 消去
- タブのフォルダを削除します。実行前に確認の問い合わせをします。
削除のアンドゥには対応しておりません。 - 閉じる
- 現在のタブを閉じます。
ウィンドウメニュー
- ウィンドウ一覧
- WZのウィンドウ一覧を表示します。
- 分割ビューの切り替え
- 画面の分割を切り替えます。
実行する度に、通常→左右に分割→上下に分割→通常に切り替えます。
2つのファイルリストを左右や上下に並べて表示できます。
タブをマウスでドラッグして、別のタブにドロップするとファイルリストのタブをウィンドウ間で移動します。 - 分割ビューの入れ替え
- 「分割ビューの切替」で画面を分割している時に、左右・上下のファイルを入れ替えます。
- 高さを最大化
- 画面の上下をディスプレイサイズに最大化します。
- ツールビューへ
- ツールビュー領域へカーソルを移動します。
ツールビュー領域がなければ作成します。 - ファイル一覧へ
- ファイルリストへフォーカスを移動します。
- アウトラインへ
- アウトラインへフォーカスを移動します。
- テキストへ
- テキストへフォーカスを移動します。
- ごみ箱
- WZのごみ箱を表示します。
- ヘルプ
- WZ Tab Filerのヘルプを表示します。
WZ Grep
WZ Grepは、ディスク上の多数のファイルから、キーワードを含むファイルをグローバルに検索するアプリケーションです。
Grepを起動するには、『検索メニュー:ツール:WZ Grep』を実行します。[Alt+G]でも起動します。
Grepを起動すると、WZ Grepダイアログが表示されます。
ダイアログで『検索語句』と『対象フォルダ』を指定してOKすると、検索を開始してGrep画面に結果を出力します。
グローバル検索中は、検索中と表示して検索中のファイル名を順次、表示します。
グローバル検索を中止するには、[Esc]を押し続けます。
Grepの結果は、一覧にファイル名と行番号で表示されます。ファイルはヒット数が多い順にソートして表示されます。見出しにヒットした場合は優先度が上がります。
一覧から選択をすると、プレビューに検索箇所のテキストを表示します。
[Enter]で、検索箇所をWZ Editorで開いて編集できます。
Grep置換
WZ Grep置換は、キーワードを含むファイルを検索して、置換語句に一括置換する機能です。
置換前に一覧を表示して確認してから置換実行します。
Grep置換するには、下記の操作をおこないます。
- Grepダイアログで『置換』をクリックして、WZ Grep Replaceダイアログを表示します。
- 検索キーワードとオプションを指定します。
- 『置換』テキストボックスに、置換語句を指定してOKします。
グローバル検索中は「検索中」と表示し、検索中のファイル名を順次、表示します。
グローバル検索を中止するには、[Esc]を押し続けます。
Grepの結果は、一覧に「ファイル名」と「行番号」で表示されます。
- プレビューを参照して、一覧の置換を確認します。
- 置換しない行は、[Delete]で削除します。
- 一覧のすべてを確認したら、『編集メニュー:すべて選択』を実行します。
- 『編集メニュー:置換を実行』を実行すると、一括置換します。
一覧から個別に置換するには、下記の操作をおこないます。
- 置換する行にカーソルを移動します。
- [Shift+Enter]または『編集メニュー:置換を実行』を実行します。
検索箇所の置換が実行されます。
- 置換を実行した行は、済と表示します。
Grepダイアログ
- 検索
- 検索キーワードを指定します。WZ Editorの検索ダイアログと同様に指定します。
- 置換
- Grep置換の置換語句を指定します。WZ Editorの置換ダイアログと同様に指定します。
- フォルダ
- 検索するフォルダ名を指定します。空にすると、標準フォルダを検索します。
.\を指定すると、カレントディレクトリを検索します。
『参照』のクリックまたは[Alt+Right]で、フォルダの選択ダイアログを表示します。 - マスク
- 検索するファイルマスクを指定します。
空にすると、フォルダのすべてのファイルを検索します。
*.txt;*.htmlと指定すると、フォルダのTXTファイルとHTMLファイルを検索します。
ファイル名をfilename.txtと指定すると、指定したファイルを検索します。
正規表現を括弧で括って(test\.txt$)のように指定すると、正規表現にマッチしたファイル*test.txtを検索します。 - 除外マスク
- 検索から除外するファイルマスクを指定します。
*.bak;*.tmpと指定すると、BAKファイルとTMPファイルは検索から除外します。
ファイル名をfilename.txtと指定すると、指定したファイルを検索から除外します。
正規表現を括弧で括って指定すると、正規表現にマッチしたファイルを検索から除外します。 - 動作モード
- Grep検索かファイル名の検索を指定します。ファイル名を検索を指定すると、検索条件に一致するファイル名を検索します。
- 検索モード
- 検索モードを、基本}、{曖昧、単語、正規から選択します。
- 検索結果の表示
- Grep結果の一覧の表示を検索箇所から段落末まで、段落すべて、検索箇所の文字列から選択します。
- 大文字と小文字を区別
- ONにすると、半角英文字の大・小を区別します。
OFFにすると、区別しないで検索します。
曖昧モードでは無効です。 - \を文字として検索
- ONにすると、\文字を通常検索します。
OFFにすると、\文字を検索するには\\を指定します。
正規モードでは無効です。 - 空白と記号をスキップ
- ONにすると空白と記号と改行をスキップして検索します。
- AND検索
- ONにすると「AND検索」をおこないます。
検索文字列に空白で区切って複数の語句を指定できます。指定した語句をすべて含む段落のみをリストアップします。 - バックグラウンド検索
- ONにすると、バックグラウンドで検索します。検索結果はGrep検索完了時に表示します。
OFFにすると、検索結果をリアルタイムで表示します。 - サブフォルダも検索
- ONにすると、サブフォルダを検索対象に含めます。
- Windowsフォルダも検索
- ONにすると、Windowsのシステムフォルダを検索対象に含めます。
- バイナリファイルも検索
- ONにすると、バイナリファイルを検索対象に含めます。
- 巨大なファイルも検索
- ONにすると、10MBを超えるファイルを検索対象に含めます。
- インデックスを使用
- ONにすると、検索でインデックスを使用します。初回の検索はインデックスを作成するため若干速度が低下します。2度目の検索からインデックスを参照して検索を高速化します。
- 置換
- Grep置換ダイアログに切り替えます。
- 検索
- Grep検索ダイアログに切り替えます。
- 複数
- 検索キーワードを複数指定するダイアログに切り替えます。
- 単数
- 検索キーワードを1つ指定するダイアログに切り替えます。
- 履歴
- 過去のGrepの履歴の一覧を表示します。
- クリア
- ダイアログの入力をすべてクリアして初期化します。
- 取得
- 編集テキストのファイル名から、フォルダとマスクを取得します。
メニュー
- ファイルメニュー:ジャンプ
- 結果一覧から検索位置へジャンプします。
- ファイルメニュー:grep
- Grepダイアログを表示します。
- ファイルメニュー:終了
- Grepを終了します。
- 編集メニュー:置換を実行
- 結果一覧のカーソル行の置換を実行します。選択してコマンドを実行すると、選択範囲の置換を実行します。
- 検索メニュー:絞り込み
- 絞り込みダイアログを表示します。検索語句を指定してOKすると、結果一覧の指定語句を含む段落を絞り込み表示します。
- 検索メニュー:絞り込みの解除
- 絞り込みを解除します。
- ウィンドウメニュー:環境設定
- 結果一覧の表示色をカスタマイズします。
- ウィンドウメニュー:プレビュー
- プレビューの表示のON/OFFを切り替えます。
- ウィンドウメニュー:ステータスウィンドウ
- ステータスウィンドウの表示のON/OFFを切り替えます。
- ウィンドウメニュー:WZ Grep
- WZ Grepを新しく起動します。
- ウィンドウメニュー:ヘルプ
- WZ Grepのヘルプを表示します。
WZ Board
「WZ Board」は、多数のメモの作成、貼り付け、並べ替え、階層を整理するアプリケーションです。
WZ Editorで開いたファイルから、WZ Boardへメモを追加できます。
- 『編集メニュー:WZ Boardへ追加』を実行すると、カーソル位置の段落をWZ Boardへ追加します。
- 選択して『編集メニュー:WZ Boardへ追加』を実行すると、選択した部分を追加します。
WZ Boardを起動するには、WZ Editorから『ツールメニュー:WZ Board』を実行します。
- 「メモ一覧」(画面左側部分)には、WZ Boardに記録したメモの一覧が表示されます。
- フォルダは「メモ一覧」に、+付きで表示します。
- フォルダでメモを分類します。フォルダにサブフォルダも作成できます。
- フォルダを開くには、ダブルクリックまたは[→]を押します。
- フォルダを閉じるには、ダブルクリックまたは[←]を押します。
メモ一覧から選択すると、名前を「タイトル」ウィンドウに、メモを「メモ」ウィンドウに表示します。
- メモを追加するには、『新規』をクリックします。未整理フォルダに新規タイトルのメモが追加されます。「タイトル」ウィンドウに名前、「メモ」ウィンドウにメモを入力します。
- WZ Boardを閉じるには、『X』をクリックします。終了すると自動的に保存されます。
他のアプリケーションからWZ Boardへメモを追加するには、下記の操作をおこないます。
- アプリケーションから、追加する文章を選択してコピーを実行
- WZ Editorから『ツールメニュー:WZ Board』を実行してWZ Boardを起動
- 『編集メニュー:クリップボードから未整理へ貼り付け』を実行
記録したメモを開いて、閲覧と並べ替えができます。
- WZ Boardを起動
- メモ一覧からメモを選択して表示
- メモを削除するには、『X』をクリック
- メモの順序を入れ替えるには、『上へ』『下へ』をクリック
メモを分類するには、下記の操作をおこないます。
- 「メモ一覧」で「未整理」を選択
- 『ファイルメニューから:見出しの追加』を実行
- 見出し名を指定してOK。新しい見出しが作成されます
- 分類するメモを選択して、『編集メニュー:移動』を実行
- 移動先に作成した見出しを指定してOK。分類が実行されます
WZ Boardに記録したメモは、WZ設定フォルダの「wzmemo.mem」にテキストファイルで保存されます。
- WZ Boardの『表示メニュー:設定:編集:標準のボードファイル』から、メモのファイル名を任意に変更できます。
- WZ Boardのフォルダの階層構造は、WZ Editorのアウトライン機能で作成されています。
見出し文字列は.から......までの固定となります。 - 本文の行頭のピリオドには、余白が追加されます。
ファイルメニュー
- 未整理に追加
- 「未整理」フォルダに、新規にメモを追加します。
- 見出しを追加
- メモ一覧のフォルダに、新規のフォルダやメモを追加します。
- 子見出しを追加
- メモ一覧のフォルダに、新規にメモを追加します。
- 上書き保存
- WZ Boardのメモをファイルに保存します。
- 再読み込み
- 編集を破棄します。
- 文書の情報
- WZ Boardのファイルの情報を表示します。
文字コードの変更や暗号化にも対応しています。 - 開く
- 別のファイルのWZ Boardを開きます。
- 名前を付けて保存
- 名前を付けて保存ダイアログを表示します。
ファイル名を指定してOKすると、指定したファイルにメモを保存して、そのファイルに切り替えます。 - WZ Editorに切り替え
- WZ Boardの編集をWZ Editorに切り替えます。
エディタに切り替えると、終了時の自動保存はOFFとなります。 - WZ Boardファイルの新規作成
- WZ Boardのファイルを新規作成して新しいファイルに切り替えます。
- 終了
- WZ Boardを終了します。
編集メニュー
- 元に戻す
- 文字の削除や文字の入力を取り消します。
繰り返し実行すると、前回の文字の削除や文字の入力を取り消します。 - やり直し
- 『元に戻す』で取り消した文字の削除や文字の入力を復活します。
- 移動
- 移動先ダイアログで移動先を選択してOKすると、メモを移動します。
- 前回移動先に移動
- 『移動』コマンドで選択したフォルダにメモを移動します。
- 切り取り
- メモ一覧から実行するとメモやフォルダをクリップボードにコピーして切り取ります。
メモから実行すると、選択した文字をクリップボードにコピーして切り取ります。 - コピー
- メモ一覧から実行するとメモやフォルダをクリップボードにコピーします。
メモから実行すると選択の文字をクリップボードにコピーします。 - 貼り付け
- メモ一覧から実行するとクリップボードからメモを貼り付けます。
メモから実行すると、クリップボードからメモに文字を貼り付けます。 - ごみ箱へ
- メモをごみ箱に移動します。
- メモのコピー
- メモをクリップボードにコピーします。
- メモに貼り付け
- クリップボードからメモに文章を貼り付けます。
- メモの1行目をタイトルへ
- メモの一行目をタイトルにします。
- クリップボードから未整理へ貼り付け
- 未整理に新しくメモを追加してクリップボードから貼り付けます。
検索メニュー
- 検索
- WZ Boardの先頭から語句を検索します。
- 置換
- 置換ダイアログを開きます。
検索語句と置換文字列を指定してOKすると置換をおこないます。 - 前を検索
- 前回検索した文字列を、カーソル位置から前方向へ検索します。
- 次を検索
- 前回検索した文字列を、カーソル位置から次方向へ検索します。
- 先頭へ
- WZ Boardの先頭のメモにジャンプします。
- 末尾へ
- WZ Boardの末尾のメモにジャンプします。
- 見出しの絞り込み
- 検索語句を指定すると、タイトルに語句を含むメモを絞り込みます。
- 絞り込みの解除
- メモ一覧の絞り込みを解除します。
- 絞込アウトライン
- 指定語句を含むメモの一覧を表示します。
キー
WZ Boardは、キー操作によるフォーカス移動に対応しています。
- [Alt+L]
- メモ一覧にカーソルを移動
- [Alt+T]
- タイトルにカーソルを移動
- [Alt+C]
- メモにカーソルを移動
メモウィンドウは、下記のキー操作に対応しています。
- [Ctrl+Tab]
- メモ一覧ウィンドウへフォーカスを移動
WZMacでは[Option+Tab]の操作となります。 - [Shift+Ctrl+Tab]
- タイトルウィンドウへフォーカスを移動
WZMacでは[Shift+Option+Tab]の操作となります。
メモ一覧ウィンドウは、下記のキー操作に対応しています。
- [Ctrl+Up]
- 上へ移動
WZMacでは[Option+Up]の操作となります。 - [Ctrl+Down]
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WZMacでは[Option+Down]の操作となります。 - [Ctrl+F]
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