WZ Writing Editor について
WZ Writing Editor は、縦書き表示・アウトライン・ルビ・文字組版・印刷機能に対応して日本語文書の作成と編集に特化したテキストエディタです。
WZ EDITOR とは、別シリーズの文章を書く人のための専用のソフトウェアとなります。
作成した文書はテキストファイル形式となりますので、他のアプリケーションとのファイル交換が可能です。
文字組版機能によって DTP ソフトウェアと同様に、和文と欧文の余白、記号の余白の調整、文章の行末を揃えて見やすく表示しますので、仕上がり体裁に近い表示で編集作業がおこなえます。
従来のテキストエディタでは組版処理が実行されないため、和文と欧文に空白を挿入したり、括弧記号を半角にしたファイルが作成されて入稿作業の妨げになる場合がありました。
WZ Writing Editor では和文を全角、英字を半角で入力すると最適な表示となり、空白や半角の混在を抑止します。
下記の原稿・小説・書籍・論文・脚本などのテキスト作成の用途に応じた各種の機能に対応しています。
原稿・小説・脚本 | 縦書き・縦中横、ルビ、原稿用紙表示 文字数×行数指定、行間・字間指定、段組 行番号表示、文字数と原稿用紙枚数カウント、袋とじ印刷 |
書籍・論文 | 字下げ、字上げ、段落体裁、脚注、箇条書き、小見出 表の作成、図の挿入、ヘッダ・フッタ印刷 |
WZ Writing Editor と WZ EDITOR 8 の違いについて
WZ Writing Editor は、原稿の執筆や編集に機能と設定を絞り込んだ文書作成専用のテキストエディタです。
WZ8 は、プログラム・テキスト・データの各種テキストファイルを編集する汎用のテキストエディタです。
WZ8 では各種のテキストファイル編集用に 4 つのスタイル設定(文書・表示・印刷・色分け)ですが、
WZ Writing Editor では文書ファイル編集用に、スタイル設定と基本設定の 2 つのシンプルな設定となりました。
WZ Writing Editor では下記の機能には対応しておりませんが、WZ EDITOR 8 にて対応しております。
- プログラム・HTML・TeX・データ・バイナリファイルの編集
- 色分けアウトライン・ワイドアウトライン・3 ペインアウトライン
- 索引・リサーチ入力支援
- ファイラー・Grep・Board
- プログラミングマクロ機能
- USB メモリへのインストール
WZ Writing Editor と WZ EDITOR 8 の併用について
WZ Writing Editor で原稿の編集、WZ8 で HTML・プログラム・TeX 編集などの使い分けも可能です。
WZ8 と独立した個別のフォルダにセットアップされますので、併用してご使用いただけます。
「txt ファイル」への関連付けは、WZ Writing Editor と WZ8 と他のアプリケーションの中から 1 つを選択します。
WZ Writing Editor は、WZ8/7/6 からの設定の引き継ぎには対応しておりません。
対応マシンスペックについて
文字組版表示の実現のため、マルチコア CPU を搭載した PC を推奨します。
ユーザインターフェースではアイコン表示を多用しますので、フルカラー表示の XGA(1024×768)以上のディスプレイを推奨します。
機能や操作方法を検索するには
WZ Writing Editor の機能や操作方法を表示するには、下記の操作をおこないます。
- ウィンドウメニューから「ヘルプ」を実行。
「WZ Write Help」が起動します。
- 「WZ Write Help」のツールバーの検索ボックスに、機能や操作の名称を入力して[Enter]を押す。
「WZ Write Help」のアウトラインウィンドウに、該当する項目名の一覧が表示されます。
一覧から項目をクリックすると、機能や操作方法の詳細をご参照いただけます。
USB へのインストールについて
WZ Writing Editor はハードディスクのプログラムフォルダへのインストールのみとなります。
USB を含む任意のディスクやフォルダへのインストールには対応しておりません。
WZ8 では USB を含む任意のフォルダのインストールに対応しております。
ダウンロード/セットアップ/起動するとエラーとなります
ウィルス対策ソフトウェアの誤判定や常駐ソフトウェアの影響によって、この現象が生じることがあります。
WZ Writing Editor を監視対象から外す、または一時的にウィルス対策ソフトウェアや常駐ソフトウェアの組み込みを解除してから、再度ダウンロード/セットアップ/起動を実行してください。
改善されない場合は、Windows をシャットダウンして再起動し、すべてのウィルス対策ソフトウェアや常駐ソフトウェアの停止を確認後に、再実行をおこなってください。
- すべてのウィルス対策ソフトや常駐ソフトを停止。
- Windows をシャットダウンして再起動。
- すべてのウィルス対策ソフトや常駐ソフトの停止を確認。
- ダウンロード/セットアップ/起動を実行
ダウンロードのブラウザは、Windows Internet Explorer 8,7 を推奨いたします。
IE9 は、ダウンロードでエラーが発生する場合があります。
この場合は、IE8,7,Firefox などのブラウザでダウンロードをおこなってください。
アンインストールするには
WZ Writing Editor をアンインストールするには、下記の操作をおこないます。
- WZ Writing Editor を起動。
- _‖.menu.about‖_を実行。
- 「アンインストール」を実行。
コントロールパネルからアンインストールするには、下記の操作をおこないます。
- Windows XP では、コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を実行。
Windows 8,7,Vista では、コントロールパネルから「プログラムのアンインストール」を実行。
- 一覧から「WZ Writing Editor」を選択して、「アンインストールと変更」または「変更と削除」を実行します。
設定の引き継ぎについて
WZ Writing Editor のプレビュー版や体験版の下記の設定は、そのまま製品版に引き継げます。
- スタイル設定
- 基本設定
- 環境設定
設定を引き継ぐには、製品版をプレビュー版または体験版に下記の操作で「上書きセットアップ」します。
- WZ Writing Editor のセットアップを起動。
- 「上書きセットアップ」ダイアログに進む。
- 「修復セットアップをする」を OFF にする。
- セットアップを実行。
プレビュー版や体験版の設定を製品版に引き継がない場合は、いったんアンインストールしてから、製品版のセットアップを実行してください。
製品版の最新版へのアップデートをおこなった場合も、各種の設定はそのまま引き継がれます。
設定について
WZ Writing Editor には、「スタイル設定」「環境設定」「基本設定」の 3 つの設定があります。
スタイル設定では、原稿の表示や印刷の体裁を設定します。
環境設定は、キーやウィンドウのカスタマイズを設定します。
基本設定は、脚注記号などの詳細オプションを設定します。通常はデフォルトの設定で使用します。
- 「スタイル設定」は、原稿の文字数×行数・段組・フォント・縦書き・余白・用紙・段落体裁・行番号の表示と印刷のオプションを設定します。
スタイル設定は、原稿の表示と印刷の書式セットの複数登録に対応しています。
ファイル単位で、A4/B5、縦書き/横書き、段組・袋とじの書式を即時に切り替えできます。
- 「環境設定」は、キー定義・テキストや画面の色設定・ウィンドウサイズを設定します。
- 「基本設定」は、原稿のタグ・自動ファイル名・見出し認識・段落体裁認識・脚注の編集オプションを設定します。
表示されない文字があります
WZ Writing Editor では Unicode 特有の文字を表示できますが、フォントによっては文字が表示されないことがあります。
文字が表示されない場合は、フォントに文字データが含まれていないことがありますので、下記の操作でフォントの文字データをご確認ください。
- MS-IME の「IME パッド」を起動。
- ドロップダウンリストボックスからフォントを選択。
- 文字カテゴリを選択して対象の文字を表示。
WZ Writing Editor では、「MS 明朝」「MS P明朝」「MS ゴシック」「MS Pゴシック」「メイリオ」フォントで文字表示の動作を確認しています。