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22. その他

WZ6特有のユーザインターフェースについて

ヘルプ

WZ6のメニューの各コマンド、ダイアログのボタンを右クリックすると、説明のガイドヘルプを表示します。ヘルプ表示中は、次の操作がおこなえます。

  • 方向キー入力で、ヘルプの消去。
  • マウスカーソルのヘルプ外への移動で、ヘルプの消去。
  • ヘルプのハイパーリンク(青色+下線表示)のクリックで、リンク先へジャンプ。
  • ヘルプの右クリックで、表示内容をダイアログとして表示。

絞り込み

リストボックスやアウトライン、閲覧モードのテキストでは、絞り込みが使えます。
文字を入力すると絞り込みを行います。絞り込み中はボックスの右上に、絞り込みの文字列を表示します。ボックスの内容に、絞り込み文字列を含むものだけを表示します。
続けて文字を入力すると、さらに絞り込みを行います。空白に続けて文字を入力すると、空白で区切られたそれぞれの語句のすべてをもつ内容だけを絞り込んで表示します。
Backspaceを押すと、絞り込み文字列を1文字削除します。絞り込み文字列を空にすると、絞り込みを終えます。

マウスによる操作

WZ6の編集画面では次の操作が可能です。

クリッククリックした箇所へカーソルを移動します。
ダブルクリッククリックした箇所へカーソルを移動し、単語単位の範囲選択を開始します。そのままドラッグすると範囲選択を拡大します。
トリプルクリッククリックした箇所へカーソルを移動し、段落単位の範囲選択を開始します。そのままドラッグすると範囲選択を拡大します。
4回クリッククリックした箇所へカーソルを移動し、文章全体を選択します。
Shift+クリッククリックした箇所へカーソルを移動し、以前のカーソル位置との間を範囲選択します。既に範囲選択中の場合は、範囲選択を開始した地点からクリックした地点までを範囲選択します。
ドラッグ文字単位の範囲選択の開始・範囲の変更をおこないます。
Alt+ドラッグ箱型範囲選択(矩形選択)の開始・範囲の変更をおこないます。
Alt+クリックカーソル位置からクリックした箇所を、箱型範囲選択(矩形選択)します。
右クリックコンテキストメニューを表示します。
Ctrl+クリックURLなどの上にマウスカーソルを置いてCtrlを押すとカーソルが手の形に変わった場合にクリックすると、URLをIEなどで開きます。
OLEドラッグアンドドロップ範囲選択して、選択された部分でマウス左ボタンを押して、ボタンを押しながら他のウィンドウへマウスカーソルを移動すると、ドラッグアンドドロップが可能です。
他のアプリケーションへのドロップも可能ですが、アプリケーションによっては対応しない場合があります。
ドロップエクスプローラやデスクトップからファイルのアイコンをWZ6にドロップすると、ファイルを開きます。WZ6のショートカットアイコンのドロップしても同じく開きます。
右ドロップエクスプローラやデスクトップからファイルのアイコンをWZ6にマウス右ボタンでドロップすると、ファイル名をWZ6のテキストに挿入します。
行番号のクリック・ドラッグ行単位の選択・選択範囲の変更をおこないます。
タイトルバーの右クリックタイトルバー/メニューバー/ステータスバーなどの表示/非表示および設定をおこなうメニューを表示します。メニューバーとツールバーの余白部分を右クリックしても表示されます。

キーによる操作

Ctrl+Tab

Shift+Ctrl+Tab本文、アウトライン、見出し、タブへとキーボードフォーカスを順次移動します。タブにキーボードフォーカスがある場合は、タブの順次入れ替えをおこないます。
Alt+0ツールビューへフォーカスを移動します。
Alt+1ビュー1へフォーカス移動します。
Alt+2ビュー2へフォーカス移動します。
Ctrl+1カーソル位置をマーク1へセットします。
Shift+Ctrl+1マーク1へジャンプします。Ctrl+1と組み合わせて使うと、文書の別の場所を参照して、戻る操作がおこないやすくなります。
Ctrl+2カーソル位置をマーク2へセットします。
Shift+Ctrl+2マーク2へジャンプします。

キーとメニューのカスタマイズ

キーとメニューのカスタマイズは[ツール]メニューから[環境設定]からおこないます。
キーやメニューにはコマンドを割り当てることができます。
コマンドには、WZ6規定のコマンド(1〜6文字の英数字)、文字列、コマンドマクロ、Text-Cマクロを指定できます。

文字列は、全角文字列はそのまま、半角で始まる文字列は""で括って"ABC"のように指定します。

コマンドマクロは、WZ6規定コマンド、文字列、引数付きコマンドの並びを次のように指定します。
kbm: right right "文字列" left left
この例では、右2回カーソル移動、"文字列"の入力、左2回カーソル移動を割り当てます。
引数付きコマンドには次があります。

search("検索文字列")カーソル位置から検索文字列を検索してジャンプします。
file("ファイル名")「ファイル名」のファイルをWZ6で開きます。
lpsty("印刷スタイル名") view("表示スタイル名") tag("文書スタイル名")スタイルを切り替えます。
jmpara(段落番号) rightb(移動バイト数) jmpadr(ジャンプ先アドレス/先頭=0)ジャンプします。
ly(カーソルジャンプ行)カーソル位置を画面先頭から指定行数目にセットします。

キーボードマクロからコマンドマクロを作ることもできます。

Text-Cマクロは次のように指定します。

  • アプリケーションやツールの名前。例「\\system\txgrep.c」
  • 自作マクロのファイル名。例「c:\macro\mymacro.c」。main関数から実行されます。
  • 自作マクロのファイル名+関数名。例「func@c:\macro\mymacro.c」

WZの常駐について

環境設定で「WZの常駐」をONにすると、タスクトレイにWZのアイコンが表示され、WZが常駐します。
タスクトレイのWZアイコンを右クリックまたはダブルクリックすると、メニューを表示します。
オプションコマンドを選択すると、WZアイコンの動作をカスタマイズするダイアログを表示します。

オプションダイアログの項目には次があります。

ダブルクリックの動作WZアイコンをダブルクリックしたときの動作をカスタマイズします。
「メニューを開く」「新規文書を開く」「クリップボードからWZボードへコピー」「WZ Boardを開く」から選択できます。
メニューのホットキー「A〜Z」から選択すると、WZの常駐中に「Ctrl+Alt+選択した英字キー」を押したときにいつでもWZアイコンのメニューを表示します。「なし」にすると、この機能を無効にします。
新規作成ダイアログのホットキー「A〜Z」から選択すると、WZの常駐中に「Ctrl+Alt+選択した英字キー」を押したときにいつでもWZの「新規作成ダイアログ」を表示します。「なし」にすると、この機能を無効にします。
開くのホットキー「A〜Z」から選択すると、WZの常駐中に「Ctrl+Alt+選択した英字キー」を押したときにいつでもWZの「開く」ダイアログを表示します。「なし」にすると、この機能を無効にします。
最近使ったファイルのホットキー「A〜Z」から選択すると、WZの常駐中に「Ctrl+Alt+選択した英字キー」を押したときにいつでもWZの「最近使ったファイル」ダイアログを表示します。「なし」にすると、この機能を無効にします。
前回終了時の復元のホットキー「A〜Z」から選択すると、WZの常駐中に「Ctrl+Alt+選択した英字キー」を押したときにいつでもWZの「前回終了時の復元」機能を実行します。「なし」にすると、この機能を無効にします。

音声化について

株式会社システムソリューションセンターとちぎから発売されている「XPReader」を使ってWZを音声化することができます。
WZを音声化すると、音声化用のキー操作が追加されてカーソル行の読み上げ等が可能になります。
WZを音声化するには、[マクロ]メニューから[プラグインの一覧]で「音声化」のプラグインの状態を「OK」に変更してWZを再起動します。
音声化をやめるには状態を「SKIP」に変更してWZを再起動します。

コマンドラインの起動オプションを使って、WZの音声化のON/OFFも可能です。次のコマンドラインでWZを起動すると音声化がONにセットされます。次回の起動から、音声化されます。
wzeditor.exe /speak
次のコマンドラインでWZを起動すると音声化がOFFになります。
wzeditor.exe /speak(0)

音声化をオンにするとWZで以下のキー操作したときに、読み上げをおこないます。

↑・↓行を移動し、移動先の行の内容を読み上げ。
←・→一文字を移動し、移動先の文字を読み上げ。
Shift+Down,Up,Left,Right選択する。
Ctrl+Left一語左へ移動し、移動した語句を読み上げ。
Ctrl+Right一語右へ移動し、移動した語句を読み上げ。
Insert挿入・上書きモードを切り替え、新しいモードを読み上げ。
Deleteカーソル位置の文字を読み上げてから削除。削除するまえに"削除"を読み上げる。選択中は、"削除"を読み上げてから範囲内を読み上げて、範囲内を削除。
Backspaceカーソル位置の一つ前の文字を読み上げてから削除。削除するまえに"後退"を読み上げる。選択中は、"削除"を読み上げてから範囲内を読み上げて、範囲内を削除。
Ctrl+F音声付検索。
Ctrl+Alt+Hカーソル位置の文字を読み上げ。
Ctrl+Alt+Lカーソル位置の行・桁数を読み上げ。
Shift+Ctrl+Alt+K前の句点へ移動し、次の句点までの文章を読み上げ。
Ctrl+Alt+K次の句点へ移動し、次の句点までの文章を読み上げ。
Shift+Ctrl+Alt+D前の読点へ移動し、次の読点までの文章を読み上げ。
Ctrl+Alt+D次の読点へ移動し、次の読点までの文章を読み上げ。
Shift+Ctrl+J行頭からカーソル位置までの内容を読み上げ。
Shift+Ctrl+Lカーソル位置から行末までの内容を読み上げ。
Shift+Ctrl+I一行手前の行の内容を読み上げ。
Shift+Ctrl+P一行後ろの行の内容を読み上げ。
Shift+Ctrl+B一行上の段落の先頭へ移動して、段落の内容を読み上げ。
Shift+Ctrl+M一行下の段落の先頭へ移動して、段落の内容を読み上げ。
Ctrl+Alt+F音声化文字種検索。指定した文字種を見つけたら、行の内容を読み上げ。
検索できる文字種は「全角カタカナ」「半角カタカナ」「全角英文字」「半角英文字」「漢字」。
Shift+Ctrl+K現在行の読み上げ。
Shift+Ctrl+U現在段落の読み上げ。
Ctrl+Upカーソル段落を読み上げ、段落の先頭に移動。段落の先頭にカーソルがある場合は前の段落へ移動。
Ctrl+Downカーソル段落を読み上げ、次の段落の先頭に移動。

※音声化はtxspeak.cというマクロで行っていますので、ユーザカスタマイズ可能です。

旧・入力支援ツールの説明

「入力支援」ツールをツールビューに起動します。
現在編集している文章と、登録しておいた辞書から単語を補完します。
次のように単語の一部分だけを入力すると「入力支援」ツールに補完候補が一覧表示されます。一覧から選んでEnterすると、補完入力をおこないます。
wo■

補完の候補は、現在編集している文章と、予め登録しておいた辞書から探します。例えば、現在編集中の文章にwordとwordstandardiseとwolfという単語が含まれる場合には、補完候補にこれらの単語が表示されます。
補完候補の一覧に文字を直接入力して絞り込むことも可能です。たとえば r を入力すると補完候補のwolfは候補から外れます。
別の絞込みをするには、{Backspace}を何度か押して絞り込みを解除し、文字を入力します。

※半角英字と全角カタカナの単語を補完することができます。
※英字の大文字小文字は同一視されます。

辞書を登録するには「辞書」ボタンを押します。「辞書ファイル一覧」ダイアログが表示され、現在登録されている辞書の一覧が表示されます。「追加」ボタンを押して、テキストファイルを選んで追加します。
ダイアログでOKすると辞書ファイルから補完用の単語辞書を作成して、次回の入力支援から使われるようになります。

起動オプション

WZ EDITORはコマンドラインから次の形式で起動します。
wzeditor.exe ファイル名 オプション

ファイル名はフルパスで、空白を含む場合は""で括ります。
wzeditor.exe "c:\program files\wz editor\readme.txt"

オプションは、-と英数字で指定します。必要に応じてパラメータも指定できます。
オプション指定の例を次に示します。

閲覧モードで起動
wzeditor.exe c:\test.txt -read

2段落にジャンプ
wzeditor.exe c:\test.txt -jmpara(2)

先頭にジャンプしてfileを検索
wzeditor.exe c:\test.txt -top -search("file")

オプションにはこのほかメニューやキーに割り当てるコマンド名をそのまま指定することができます。指定したコマンドを実行します。
例:先頭にジャンプして2文字右へ
wzeditor.exe c:\test.txt -top -right -right

特殊なオプションに/newがあります。新しくWZ6のプロセスを作成してファイルを開きます。/newを指定しないと、すでに起動しているWZ6でファイルを開こうとします。
メールソフトの外部エディタにWZ6を指定するときなどに/newを指定してください。
wzeditor.exe filename.txt /new

そのほかの指定:

文書スタイル指定wzeditor.exe filename.txt -tag("文書スタイル名")
表示スタイル指定wzeditor.exe filename.txt -view("表示スタイル名")
印刷スタイル指定wzeditor.exe filename.txt -lpsty("印刷スタイル名")
WZ5互換行番号ジャンプwzeditor.exe /j行番号 filename.txt
カーソル移動wzeditor.exe filename.txt -rightb(移動バイト数)
WZの常駐wzeditor.exe @wzicon
WZ Boardの起動wzeditor.exe @board
Textc Grepの起動wzeditor.exe @txgrep
Textc Grep検索例wzeditor.exe @txgrep -folder("フォルダ名") -find("検索語") -mask("マスク") -rplace(0) -grep
Textc Grep置換例wzeditor.exe @txgrep -folder("フォルダ名") -find("検索語") -to("置換語") -mask("マスク") -rplace(1) -grep
Textc Mailの起動wzeditor.exe @mailer
ウィンドウ位置wzeditor.exe /window(左上x,左上y,右下x,右下y)
プロジェクトを開くwzeditor.exe /prject("プロジェクトファイル名")
SDIモードで起動wzeditor.exe /sdi
音声化をONwzeditor.exe /speak
音声化をOFFwzeditor.exe /speak(0)

その他仕様について

  • 絞込みをおこなうとステータスバーに、絞り込まれた段落の総数が表示されますが、EOFマークのある段落は数に含まれないので注意してください。

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