189. HTMLファイルの編集
WZ6でHTMLファイルを開くと、次のHTML編集支援が使用できるようになります。
メニューコマンドの追加
HTMLファイルを開くと、次のメニューコマンドが使えます。
[挿入]メニューから[タグ] | HTMLのタグをダイアログから選んで挿入します。 |
[挿入]メニューから[タグのプロパティ] | カーソル位置がタグなら、タグのアトリビュートを編集するダイアログを表示します。 |
[表示]メニューから[文字参照を文字表示] | &などの文字参照を、'&'など通常文字としての見かけで表示します。(文章の内容は保ちます) |
[表示]メニューから[タグを表示] | HTMLタグを表示します。 |
[表示]メニューから[タグを記号表示] | HTMLタグを1文字の記号で表示します。 |
[表示]メニューから[タグを非表示] | HTMLタグを消して文章の内容の編集に専念することができます。 |
[見出]メニューから[タグアウトライン] | タグの入れ子関係をアウトラインに表示します。xmlおよびxhtmlファイルで使えます。 |
[検索]メニューから[end]-[対括弧] | 対応する開始タグや終了タグへジャンプします。タグが閉じているかどうかも調べることができます。 |
キーコマンドの追加
Shift+Enter | カーソル位置に<br>と改行を挿入します。なお、段落の区切りはできるだけ次のCtrl+Enterによる<p>〜</p>を使ってください。 ※「VZライク」キー定義の場合を除きます。この場合は[ツール]メニューから[end]-[コマンドの選択実行]からLFFコマンドを実行してください。 |
Alt+Enter | カーソル位置の「タグの属性」や「スタイルシートのプロパティ」を編集するためのダイアログを表示します。 |
Ctrl+Enter | カーソル位置の状況に応じて、改段落やタグの補完など、さまざまな働きをします。 |
スタイルシートのプロパティ
スタイルシートの指定箇所で[Alt+Enter]キーを押すと、スタイルシートのプロパティ設定のダイアログを表示します。プロパティの内容を一覧から選んで設定できます。
次のスタイル指定h1の { } にカーソルを置いて[Alt+Enter]キーを押すと、{}内のプロパティを一括設定できます。ダイアログにスタイルシートで使用できるプロパティの一覧が表示され、それぞれのプロパティを設定できます。
h1 {background-color:#004080; color:#FFFFFF; text-align:left; padding:0.2em; padding-left:1ex; font-size:110%}
次のタグの埋め込みスタイル指定「style="」にカーソルを押して[Alt+Enter]キーを押すと、style=""内のプロパティを一括設定できます。
<div style="background-color:#004080;" align="center">
それぞれのプロパティ「background-color」指定にカーソルを置いて[Alt+Enter]キーを押すと、そのプロパティを設定するダイアログが表示されます。
新しくプロパティを設定するには、
h1 {} や style=""
を入力して { } " にカーソルを置いて[Alt+Enter]キーを押します。
プロパティごとに改行が入っている場合は、[Alt+Enter]キーでプロパティ設定を行うと、プロパティごとに改行されます。
h1 {
background-color:#004080;
color:#FFFFFF;
}
プロパティの先頭と末尾部分のコメントは保存されます。その他のコメントは削除されます。
h1 {// 保存されるコメント
background-color:#004080;// 削除されるコメント
color:#FFFFFF;
}
※ブラウザ独自拡張のプロパティには対応していません。
※HTMLファイルを含むすべてのファイルで、上記の[Alt+Enter]キーによるスタイルシートのプロパティ設定が使用できます。
改段落
<p>〜</p>の中にカーソルがあるときCtrl+Enterを押すと、新しい段落を作成します。</p>
何もない場所でCtrl+Enterを押すと、新しい段落として<p></p>をその場に挿入します。
範囲を選択してCtrl+Enterを押すと、範囲選択の先頭に<p>を、末尾に</p>を付加します。
タグ記号の補完
次のような位置でCtrl+Enterを押すと、タグ記号の > を補完します。
<tag■ | → | <tag> |
< 記号で始まらない英単語でもそれがHTMLの要素名であるなら、入力後にCtrl+Enterを押すと < 記号を補完します。
h1■ | → | <h1 |
終了タグの補完
閉じていない要素の終了タグを補完します。
<b>太字■ | → | <b>太字</b> |
複数の要素が入れ子状態になっていても、正しく終了タグを補完できます。
段落のオートフォーマット
<dl>や<ul>など段落を構成するようなブロック要素では、単に終了タグを補完するのではなく、必要な構成要素をフォーマットします。
<dl>■
ここでCtrl+Enterを押すと
<dl>
<dt>■</dt>
</dl>
さらにCtrl+Enterを押すと
<dl>
<dt></dt>
<dd>■</dd>
</dl>