1. はじめに
Text-Cは、C言語に文字列処理に適したテキストライブラリとプロパティを追加した言語です。
プログラム仕様は、C言語とほぼ同じです。
WZ EDITOR 6 for Windows Xp,Vista,7(以下WZ6と表記)およびWZ Mobile for Windows Mobile 5/6(以下WZMと表記)で利用可能です。
Text-Cは「テキスト」を基本データとして扱うシステムの設計になっています。
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テキスト(HTEXT)は安全に、挿入削除可能な文字列バッファとして動作します。
new()文で簡単に作成でき、必要なくなったときに自動で削除されメモリが解放されます。
テキストはバイナリデータにも対応していますので、バイナリファイルも扱うことができます。
テキストを表示するには、テキストに対してビュー(HVIEW)を作成します。
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HVIEWは表示属性と、折り返しなどの表示スタイルを持ちます。
表示属性には、「エディトボックス」「アウトライン」「リストボックス」「1行テキストボックス」「メニュー」「テーブル」があります。
同一のテキストに対して、複数のビュー(HVIEW)を作成できます。テキストを編集すると、それぞれのビューにも反映されます。
例えば「エディトボックス」と「アウトライン」の2つのビューを使うと、アウトライン機能を実現できます。
Text-Cを使って、次のプログラムを作成できます。
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エディタのHTEXTやHVIEWを取得して、機能を拡張するマクロプログラム。
エディタのHVIEWをフックして、機能を変更するプラグイン。
「文字数カウント」などのツールプログラム。
「ファイラー」などのアプリケーションプログラム。
WZ6には、次のサンプルプログラムが付属しています。
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グローバル検索「Textc Grep」
ファイラー「Textc Filer」
WZ MAILに相当する「Textc Mail」
カード型データベース
SDIエディタサンプル
Text-Cの詳細は、リファレンスを参照してください。
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WZに付属のサンプルマクロ(Textc Mail、各種サンプルプログラム)については、テクニカルサポートの対象外とさせていただきます。
ユーザが作成されたマクロの動作やマクロに関するお問い合わせは、テクニカルサポートの対象外とさせていただきます。