7. エディタのメニューコマンド
ファイル
開く
ファイルの参照ダイアログを開いて指定したファイルを開きます。
履歴
最近開いたファイルを一覧で表示します。OKすると選んだファイルを開きます。
一覧では絞り込みが使えます。ファイル名の一部を入力すると一覧が絞り込まれて候補を選択し易くなります。日本語でも絞り込みできます。
新規作成
新しく無題の空のファイルを作成します。
ファイルの拡張子と表示スタイルは、現在開いていたファイルと同じになります。
上書き保存
文書をファイルへ保存します。
無題の場合は、「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますので、ファイル名を指定してOKすると保存します。既存のファイル名を指定すると上書きしてよいかを確認します。
TEXT-Cを購入されていれば、以下の方法で自動的にファイル名をつけることもできます。
新規に作成したテキストを保存するときにファイル名を自動でつけることができます。
ファイル名は以下の様に、特定の文字列と今日の日付などを組み合わせてつけられます。この書式はカスタマイズでき、複数の種類を登録できます。
原稿070728.txt
すでに同じ名前のファイルがあるときは次の様に連番が付けられて、重複しないようになります。
原稿070728~1.txt
ファイル名を自動で付けるには、「名前を付けて保存」ダイアログで「自動名前」ボタンを押します。登録されている書式から生成した名前が表示されますので、選んでOKするとその名前が使われます。
書式をカスタマイズするには、「自動名前」ボタンを押してから「カスタマイズ」ボタンを押します。
「日付」コマンドと同じパターンが使えます「■日付や時刻のパターン」も参照してください。
閉じる
ファイルを閉じます。すべてのタブを閉じます。
文書の内容が変更されている場合は、保存するかどうかの問合せをします。
閉じたときに開いていたファイル名はプロファイルに記憶され、次回WZモバイルエディタを起動したときに初めから開かれます。
文書の内容が変更されている場合に保存しなかったときは、変更した文書の内容はバックアップに補完されます。次回、文書を開いたときに「ツール|バックアップ」コマンドを使って変更した内容を参照することができます。
再読み込み
ファイルから文章の内容を読み直します。
文章の内容が変更されている場合は、読み直す前に確認のダイアログを表示します。
名前を付けて保存
文書に指定したファイル名を付けて保存します。「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますのでファイル名を指定してOKすると指定したファイルに保存します。既存のファイル名を指定すると上書きしてよいかを確認します。
「上書き保存」と同様にファイル名を自動でつけることもできます。
文書の情報
「文書の情報」ダイアログを表示し、文書のファイル名、日付、ファイルサイズ、文書サイズ、段落数、行数、文字コード、改行コード、全角文字数、半角文字数、Unicode特有文字数を表示します。Unicode特有文字とは、シフトJISに存在しないUnicode独特の文字のことを表します。
文字コードの変更もできます。
「文字コード」を押して「文字コード」ダイアログを表示して「Unicode」や「シフトJIS」などを選んでOKすると、次回の上書き保存時に指定した文字コードで保存します。
WZモバイルエディタはファイルを開いたときに文字コードを自動で認識して開きますが、原理上、完全な認識はできないので誤認識する場合があります。このときは「文字コード」ダイアログでファイルの文字コードを選んで「ファイルから読み直す」をONにしてOKすると、指定した文字コードのファイルとして文書の内容を読み直します。
「改行コード」を押して「改行コード」ダイアログを表示して「CR+LF」か「LF」か「CR」を選んでOKすると、次回の上書き保存時に指定した改行コードで保存します。
改行コードの変更もできます。
文字コードと同様に改行コードも指定してファイルから読み直すこともできます。
文書の設定
「文書の設定」ダイアログを表示します。ファイル拡張子毎に、ファイルタイプと見出し文字列を指定できます。
ファイルタイプは「テキスト」「HTML」「バイナリ」から指定できます。「テキスト」は一般のテキストファイル、「HTML」はタグ(<a>など)を使うテキストファイル、「バイナリ」にはテキストファイルでないファイルを指定します。
見出し文字列はアウトラインで使われます。
標準で、次の設定が登録されています。
-
HTMLファイルとしてhtm,html
Cプログラムファイルとしてc,cpp,h
バイナリファイルとしてgif,wavなど
その他は標準のテキストファイルとして登録されています。
編集
元に戻す
直前の編集内容(文字削除や文字入力)を取り消して1つ前の状態に戻します。繰り返し実行すると順々に遡って戻します。
やり直し
「元に戻す」で戻し過ぎたときに「やり直し」を使うと、「元に戻す」で戻した内容を元に戻します。
切り取り
選択した部分の文章をクリップボードに入れてから、削除します。
コピー
選択した部分の文章をクリップボードに入れます。
追加切り取り
選択した部分の文章をクリップボードに追加してから、削除します。
追加コピー
選択した部分の文章をクリップボードに追加します。
メモへ追加
選択した部分、あるいはカーソル行の内容をメモに追加します。
貼り付け
クリップボードからカーソル位置に文章を貼り付けます。
クリア
選択した部分の文章を削除します。
すべて選択
文章のすべてを選択します。
アウトライン編集
アウトラインウィンドウを表示し、直接編集できるようにします。すでに表示している場合は閉じます。アウトラインウィンドウがビューモードで表示されている場合は閉じずに、直接編集できるようにします。
アウトラインウィンドウで次の操作で直接編集ができます。
文字入力 | 見出し名の変更 |
Enter | 新しい見出しの作成 |
Shift+Enter | 本文ウィンドウへ移動 |
DelとBS | 見出し名の削除/見出しの削除 |
TabとShift+Tab | 見出しレベルの変更 |
Tap&Hold | 見出しの移動などの操作メニューを表示 |
プロパティ
カーソル位置についてプロパティ設定があればダイアログを表示します。HTMLファイルのタグのプロパティダイアログなどを表示します。
検索
絞り込み
検索ダイアログと同じダイアログを表示します。OKすると、指定された特定の語句を含む段落のみを絞り込んで表示します。検索条件に一致しない段落は表示されなくなります。
Enterを押すと絞り込みをやめて通常表示に戻します。
絞り込みの解除
絞り込みを解除します。
検索
検索をします。
OKするとカーソル位置の次から検索語を探して見つかればそこへジャンプします。
検索には次の4つのモードと4つのオプションがあります。
基本 | 最も基本なモードで、単に文字コードが一致するかどうかで検索をします。 |
曖昧 | 英大小文字、半角全角文字を同一視して検索をします。 |
単語 | 半角の英単語を検索します。たとえばwoを検索するとwordにはマッチしません。 |
正規 | 正規表現を使って検索をします。 |
-
大文字と小文字を区別 ONにすると半角英文字の大・小を区別します。OFFにすると同一視します。「曖昧」モードではONにしても区別はしません。
\を通常文字として検索 ONにすると\文字を通常に検索します。OFFにすると\を検索するには\\を指定します。そのほか\tを指定するとタブ文字、\nを指定すると改行文字の検索ができます。
空白と記号をスキップ ONにすると空白と記号(半角と全角の両方)や改行をスキップして検索します。メールの文章など語句が改行で区切られていても検索が可能です。
上方向へ検索 ONにすると上方向に向かって検索をします。
正規表現を使った検索と置換
普通の検索では、テキストに含まれる文字列を指定して検索することができますが、次のような検索を簡単に行うことができません。
-
「花子さん」または「次郎さん」を検索
" "や" □□ "など、半角スペースと全角スペースの列を検索
「数字-数字」などの特定のパターンを検索。
正規表現を使うとこれらの検索を簡単に行うことができます。OR検索を行ったり、表記の揺れを整える校正作業等に活用してください。
正規表現を使って検索するには、検索ダイアログで「正規」をONにしてから「検索」に正規表現を指定します。
正規表現による検索の例
-
「花子さん」または「次郎さん」
花子さん|次郎さん
半角スペースと全角スペースの列
\s+
「数字-数字」のパターン
\d-\d
改行だけの空白行
^$
行頭のスペース
^\s+
行末のスペース
\s+$
E-mailアドレス
[-A-Za-z0-9.]+@[-a-z0-9.]+
使用可能な正規表現メタキャラクタ
正規表現では、検索文字列に次の記号を指定すると、特別の意味を持ちます。その他の文字は通常の検索文字列として使えます。
^ | パターンの先頭にあるときのみ、行の先頭を表します。 |
$ | パターンの末尾にあるときのみ、行の末尾を表します。 |
. | 改行を除いた任意の1文字。(全角も1文字) |
[...] | [ ]内に含まれる任意の1文字を表します。 [a-z]、[あ-お]のような範囲指定も可能です。(全角文字はシフトJISコードに基づいた範囲になります) []内では、\t,\s,\w,\d,\[,\],\\,\xXXの指定で、タブ、空白、英数字と_、数字、[、]、\、文字コードXXの文字、が指定できます。 |
[^...] | [ ]内に含まれない任意の1文字を表します。範囲指定も可能です。 |
(...) | (...)を1つの文字として扱います。また、くくられた範囲をタグに記憶します(最大9個)。 |
$N | タグに記憶したN番目の文字列にマッチします。「\N」と書いても同じです。 |
* | 直前パターンの0回以上のくり返し |
+ | 直前パターンの1回以上のくり返し |
? | 直前パターンが0個または1個であることを表します。 |
<n,m> | 直前パターンのn回以上、m回以下のくり返し nとmはそれぞれ30程度まで指定できます。数が多いと「正規表現が複雑すぎ」のエラーになる場合があります。 ※a<3,5>a のように直後に同じ文字を書いたときに直後の文字の指定が無視されることがあります。 ※"aaaaaa"に対してa<3,3>を検索した場合は1回だけマッチします。マッチする場所は不定です。 ※この他にも、想定される動作と実際の動作が異なる場合があります。 |
<n> | <n,n>と同じです。 |
< | 単語の始め |
> | 単語の終わり |
| | 和演算子(AまたはB) |
\c | 正規表現cの意味を打ち消し、文字c自身を表します。 「.」は「\.」、「+」は「\+」、そして「\」自身は「\\」で表します。ただし、次は特別の意味を持ちます。 |
\w | 英数字と「_」 |
\W | \w以外 |
\s | 空白文字(タブ、全角空白も含む) |
\S | 非空白文字 |
\d | 数字 |
\D | 数字以外 |
\b | 英単語の始めまたは終わり "\bWORD"や"WORD\b"の指定が可能 |
\B | 英単語の途中 "\BWORD"や"WORD\B"の指定が可能 |
\n | 改行(CR+LFまたはLF) |
\r | 復帰(CR) |
\t | タブ |
\x00〜\xFF | 文字コードを表す |
\000〜\777 | 8進数表記による文字コードを表す |
※正規表現の「^」や「$」はそれぞれ行頭や行末であることを表す記号であり、改行を表す文字ではありません。
置換文字列用の正規表現メタキャラクタ
$N | タグに記憶したN番目の文字列を挿入します。「\N」と書いても同じです。 |
$+ | 最後に括弧を使ってマッチした文字列を挿入します。 |
$& | マッチした文字列全体を挿入します。 |
$` | 段落先頭からマッチした文字列までを挿入します。 |
$' | マッチした文字列の後ろから段落末尾までを挿入します。 |
置換
置換をします。
検索と同じように置換する語句を指定します。
「置換」に置換文字列を指定します。OKすると1つ1つ検索して置換するかどうかを問合せします。
置換には次の特有のオプションがあります。
置換の確認 | ONにすると1つ1つ検索するたびに置換の確認をします。OFFにすると確認せずに直ちに置換をします。 |
範囲内の置換 | ONにすると選択範囲内だけで置換をします。なお、箱型範囲選択時はこの機能は使用できません。 |
全置換 | このコマンドを選択すると文章の全体で置換をします。 |
正規表現を使った置換をする場合は、次の説明を読んでください。
正規表現による置換
例えば、「下さい」という言葉を「ください」に置換することを考えてみましょう。
検索文字列 | 下さ |
置換文字列 | くださ |
という置換を無条件で行ってしまうと「木下さん」が「木くださん」となってしまいます。
下さらない | →くださらない |
下さい | →ください |
下さる | →くださる |
下されば | →くだされば |
下さろう | →くださろ |
という置換を個々に行う必要があります。そこで使用するのが『タグ付き置換』という方法です。
「下さ」までが共通で次の1文字が「らいるれろ」のいずれかであるものをまず検索します。
検索文字列 | 下さ[らいるれろ] |
置き換えるときは、「らいるれろ」のどれかから実際に見つかった文字を使う必要あります。
検索文字列 | 下さ([らいるれろ]) |
置換文字列 | くださ$1 |
見つかった「らいるれろ」のどれか1文字は ( ) によりタグとして記憶され、$1 で置換文字列に複写されます。
このように正規表現を使った置換を活用すれば、文章の校正作業もできます。例を2つ示します。
カタカナ単語の−(マイナス)をー(音引き)に置き換える
検索文字列 | ([ァ-ヶ])− |
置換文字列 | \1ー |
段落はじめの半角スペース2個を全角スペースに置き換える
検索文字列 | ^ロロ[^ロ] | (ロは半角スペース) |
置換文字列 | □ | (□は全角スペース) |
文書の先頭
文書の先頭へジャンプします。
文書の末尾
文書の末尾へジャンプします。
ジャンプ
指定の段落、指定の(表示)行、最後の編集箇所、前位置(大域ジャンプする前の位置)、Unicode文字、URL、見出し、変更行へジャンプすることができます。
前位置へ戻る
WZモバイルはファイルを開いたり、見出しジャンプをして別ファイルに移ったときに、移る前のファイル名とカーソル位置を記憶しています。その一覧を表示しますので、OKすると移る前の位置へジャンプできます。
一覧の先頭の「前位置」を選んでOKすると、現在の文書内で、前の位置へジャンプします。
タグジャンプ
以下のような形式を認識してファイルを開き、行番号へジャンプします。
C:\_text\text.h(2004) : warning C4068: unknown pragma
表示
表示スタイル
表示スタイルダイアログを表示します。折り返し幅や表示に使うフォントなどの組み合わせを名前を付けて登録することができます。「一覧」ボタンを押して、名前の一覧と、ファイル拡張子に対してどの設定を使うかの確認と変更ができます。
各項目の説明については「表示スタイル項目一覧」を参照してください。
表示スタイル一覧
表示スタイルの一覧を表示します。表示スタイルを選んでOKすると現在の文書に選んだ設定を適用します。
なお、「コントロール」は通常は選択しないでください。内容の編集も行わないでください。
色分け設定
色分け設定のダイアログを表示します。
WZモバイルでは色分けをカスタマイズすることができます。。たとえば、"「"から"」"までを太字の赤で表示するように設定できます。この設定はスタイルとして名前を付けて登録しておいて、スタイルを選んで色分けを切り替えることができます。
「一覧」ボタンを使ってスタイルの切り替えと、編集、新しいスタイルの登録ができます。
「スタイル」を「なし」にすると色分けは行ないません。
新しいスタイルを登録するには「新規」ボタンを押します。
※色分けは単純に機械的に行われます。構文解析は行わないので、C言語の色分けなどソースプログラムの色分けを完全に行うことはできません。色分けが完全にできない場合は、ソースプログラムの書き方を工夫してみてください。
色分けスタイルの編集
「色分け」ダイアログを使って、色分け文字と色を1つずつ指定してください。色分けには次の種類があります。個数は原則として何個でも指定でき、上から下の順で色分け表示します。
英単語 | 「文字列1」で指定した単語を色分けます。単語は半角空白で区切って「abc def」のように複数指定できます。 |
語句 | 「文字列1」で指定した文字を色分けます。文字は「あいうえお」のように複数指定できます。 |
行末 | 「文字列1」で指定した文字から行末までを色分け表示します。「行末(正規表現)」では正規表現も使えます。 |
範囲 | 「文字列1」〜「文字列2」で指定した範囲を色分け表示します。 |
正規表現 | 「文字列1」で指定した正規表現を色分けます。「タグ1」を「タグ2」などに指定すると正規表現のタグ指定内の文字を色分けます。 |
アウトライン
アウトラインウィンドウをビューモードで表示します。アウトラインウィンドウで直接編集することはできませんが、アウトラインウィンドウで直接文字入力すると絞り込みが働きます。
すでにアウトラインウィンドウを表示している場合は閉じます。
アウトラインウィンドウの表示位置は、文章の右側がデフォルトですが、表示スタイルで設定することにより左側・上側・下側に表示することもできます。
アウトラインウィンドウには見出しの段落の一覧が表示され、見出しレベル(1〜6)でツリー表示されます。
見出しの段落は、次のように先頭に見出しを表す文字列 . を付けて作成します。この文字列のことを見出し文字列といいます。
.見出し | 見出し1 |
..見出し | 見出し2 |
...見出し | 見出し3 |
....見出し | 見出し4 |
.....見出し | 見出し5 |
......見出し | 見出し6 |
上記の見出し文字列は標準の見出し文字列を使った場合です。この場合は.を個数分並べることによって、見出し1〜6に加えて見出し7〜255まで表現することができます。これ以外の場合は見出し1〜6までが表現できます。
見出し文字列は自由に変更できます。「ファイル|文書の設定」を使い、「見出し文字列を指定」をONにして見出し1〜6で設定してください。
「ファイル|文書の設定」でHTMLファイルとした文書の場合で、「見出し文字列を指定」をOFFにした場合は、次のHTML標準の見出し文字列が使われます。
<h1>見出し</h1> | 見出し1 |
<h2>見出し</h2> | 見出し2 |
<h3>見出し</h3> | 見出し3 |
<h4>見出し</h4> | 見出し4 |
<h5>見出し</h5> | 見出し5 |
<h6>見出し</h6> | 見出し6 |
見出し文字列に正規表現も使用できます。^で正規表現指定を始めてください。正規表現で()でタグ記憶すると、その内容をアウトラインウィンドウに見出しとして表示します。
※正規表現を使用した場合は、仕様上、見出しレベルの変更と見出しの追加がうまくできない場合があります。
このほか次の特殊な見出し文字列があります。
^C関数定義 | C言語の関数定義を見出しとする(複数行にまたがる関数定義は認識できないなどの制限があります) |
^msghdr | ^<mh>を見出し区切りとし、そのSubject:の内容を見出しとして表示する。 |
改行アウトライン
改行アウトライン表示のON/OFFを切り替えます。改行アウトラインをONにすると、本文で空行で区切られている部分の行をアウトラインウィンドウに抽出表示します。小説など、章立てを用いない長文でも見通しを良くできます。
閲覧
閲覧モードのOn/Offを切り替えます。
閲覧モードがOnだと編集ができなくなりますが、文字入力をすると絞り込みが働きます。
文字参照を文字で表示
HTMLテキスト専用のコマンドです。文字参照(>など)を文字(<など)で表示するかどうかを切り替えます。表示は見かけで行ない、文章の内容は変更しないので安心です。
タグを記号で表示
HTMLテキスト専用のコマンドです。
HTMLのタグエレメントを1文字の記号で表示して、テキストの編集を行ないやすくします。
表示は見かけで行ない、文章の内容は変更しないので安心です。
表の折り返し
特にHTMLファイルで横に長い表を強制的に画面横幅に収まるように折り返して表示するかどうかを切り替えます。
ONにすると表を、本文と同じように折り返しします。
OFFにすると表の各行を折り返ししないで1行で表示します。
ヘッダも表示
HTMLテキストやメールテキストで、ヘッダ部分も表示して編集できるようにするかどうかを切り替えます。
ステータスウィンドウ
補足情報を表示する画面が表示されていたら隠し、隠されていたら表示します。
ツール
バックアップ
編集中にW-ZERO3がハングアップしたりして編集内容が失われた場合に、自動保存の内容が残っていたらバックアップから復元することができます。
バックアップの一覧を表示します。現在開いている文書にバックアップがあれば一覧から探して選択状態にします。
「開く」を押すとバックアップの内容を表示できます。必要な部分をコピーして現在の文書に貼り付けて利用できます。
「読込」を押すとバックアップの内容を現在開いている文書に読み込みます。
「削除」を押すと一覧で選んでいるバックアップを削除します。
文書を開いて編集した時に自動保存が働いてバックアップに追加されます。文書を保存して閉じると文書のバックアップは削除されます。文書を保存しないで閉じたときにバックアップが残りますので、うっかり閉じてしまったり、停電やリセットなどの事故が起きても編集内容を復活することができます。
バックアップは専用のフォルダに作成されますので、文書のフォルダに余計なファイルを作ることはありません。
ファイルの挿入
ファイル選択ダイアログを表示し、選んだファイルの内容をカーソル位置へ挿入します。
改ページ
印刷用の改ページ記号を挿入します。
タグの挿入
HTMLテキスト専用のコマンドです。
タグを選択して入力します。
表の挿入
HTMLテキスト専用のコマンドです。
テーブルの桁数と行数を指定すると<table>タグと<td>タグを挿入します。
拡張子を関連付け
現在編集しているファイルの拡張子をWZモバイルエディタで開くかどうかの設定を行ないます。
マクロ
TEXT-Cを購入している方だけが使えるコマンドになります。
日付
今日の日付や現在時刻を挿入します。日付は増減することもできます。
日付の書式は追加したりカスタマイズすることができます。「カスタマイズ」ボタンを押すと「カスタマイズ」ダイアログが表示されます。一覧の各行が1つの日付書式になります。直接文字を入力したり、以下のパターンを「書式の挿入」から選んで入力することでカスタマイズできます。書式を追加するには「改行」ボタンを使ってください。
日付や時刻のパターン
次のパターンが使用できます。パターンは必ず半角の英小文字で指定してください。
現在時刻が2007年7月19日 9時15分6秒の場合の表示例を示します。
%y | 平成19 |
%2y | 07 |
%yy | 07 |
%yyyy | 2007 |
%m | 7 |
%2m | 7 |
%mm | 07 |
%mmm | Jul |
%mmmm | July |
%d | 7 |
%2d | 7 |
%dd | 07 |
%w | 木 |
%www | Thu |
%wwww | Thursday |
%h | 9 |
%2h | 9 |
%hh | 09 |
%t | 15 |
%2t | 15 |
%tt | 15 |
%s | 6 |
%2s | 6 |
%ss | 06 |
%% | % |
%%yy | %yy |
慣用句
よく使う短い文章を登録しておいて、挿入することができます。
「編集」を押すと内容をWZモバイルエディタで編集することができます。
入力支援
現在編集している文章と、登録しておいた辞書から単語を補完します。
次のように単語の一部分だけを入力して「挿入」-「入力支援」を使うと、補完入力をすることができます。
wo■
「入力支援」ダイアログが開いて補完候補の一覧が表示され、選んでOKすると単語に置き換えます。
補完の候補は、現在編集している文章と、予め登録しておいた辞書から探します。例えば、現在編集中の文章にwordとwordstandardiseとwolfという単語が含まれる場合には、補完候補にこれらの単語が表示されます。
「入力支援」ダイアログで、文字を直接入力して絞り込むことも可能です。たとえば{r}を入力すると補完候補のwolfは候補から外れます。
{Backspace}を何度か押して絞り込みを解除し、文字を入力して別の絞り込みもすることができます。
単語の補完は、半角英字と全角カタカナの単語を補完することができます。補完候補を検索する際、英字の大文字小文字は区別しないで行なわれます。
辞書を登録するには、「入力支援」ダイアログで「辞書」ボタンを押します。「辞書ファイル一覧」ダイアログが表示され、現在登録されている辞書の一覧が表示されます。「追加」ボタンを押して、テキストファイルを選んで追加することができます。「OK」すると辞書ファイルから補完用の単語辞書を作成して、次回の入力支援から使われるようになります。
括弧の挿入
カーソル位置に以下のどれかの半角の括弧を挿入します。
() <> {} []
このコマンドを連続実行する度に括弧の種類が変わります。
最後に使った括弧を覚えますので、次回このコマンドを使った時は最後に使った括弧が挿入されます。
引用符を付けて貼り付け
クリップボードの内容の、各行の先頭に">"などの引用記号を付けて貼り付けることができます。OKすると貼り付けを行います。プレビューで貼り付ける内容を事前に確認できます。
脚注
カーソル位置に脚注を挿入します。
例:■にカーソルを置いて[挿入]-[脚注]を実行します。
WZモバイルエディタは■は日本語テキストエディタです。
すると、次のようにカーソル位置に注を表すアンカーがテキストで埋め込まれ、文書末尾に対応する注を書くための記号が挿入されます。引き続き注の内容を書くことができます。
WZモバイルエディタは(注1)は日本語テキストエディタです。
注1 ■
埋め込まれた記号は通常のテキストですが、脚注機能を使って新しい注を追加したり前に挿入するたびに正しく番号が振り直されます。
脚注の詳細
脚注の詳細メニューを表示します。
-
対応する注へジャンプ 本文の脚注にカーソルを置いて実行すると、文章末尾の対応する注へジャンプします。文章末尾の注にカーソルを置いて実行すると、本文の脚注へジャンプします。
番号を振り直す カットアンドペーストなどで、脚注の番号が連番にならなくなったときに実行すると、脚注の番号をすべて振りなおします。
脚注の設定 「文中の記号」と「注の見出し」を書き換えてOKすると、直ちに原稿上の記号も書き換えます。
全角数字‘1’は、全角の通し番号に置き換わります。 |
半角数字‘1’は、半角の通し番号に置き換わります。半角による“01”も半角の通し番号ですが、番号が10未満のときは‘0’を補完して2桁にします。 |
キーボードマクロ
キーボードマクロの選択ダイアログを表示します。過去に記録したキーボードマクロの一覧が表示されますので選んでOKすると再生が行なわれます。
記録をするには「記録開始」ボタンを押して、記録する操作を実行し、もういちど「キーボードマクロ」ダイアログを表示して「記録終了」ボタンを押します。
キーボードマクロではカーソル移動や文字入力、改行、文字削除など、ダイアログを出さない操作と文書の切替以外の操作を記録できます。
Grep検索
GREP(グローバル検索)を起動します。
カーソル位置で選んでいる語句でGrep検索するダイアログを表示します。
ソート
文書の内容をソートします。
「ソート」ダイアログでオプションを指定してOKすると、文書の全体を段落単位でソートします。
-
項目 「段落全体」を指定すると、段落の内容でソートします。「先頭」や「2番目」などを指定すると、それぞれタブで区切られた先頭部分・2番目の部分でソートします。
逆順 ONにすると大きい順でソートします。OFFにすると小さい順でソートします。
大文字と小文字を区別 ONにすると半角英文字の大小を区別します。
変換
変換のメニューを表示し、半角文字と全角文字の変換、大文字・小文字へ変換、タブと空白の変換、空白の除去を行ないます。
-
半角と全角の変換 「半角と全角の変換」ダイアログを表示します。
大文字へ変換 選択時は範囲内の半角英大文字を英小文字に変換します。非選択時はカーソル位置から半角英大文字を英小文字に変換します。半角英大文字がなくなったら変換を終えます。
小文字へ変換 大文字へ変換と同じように、半角英小文字を英大文字に変換します。
英数字と全角に余白を空ける 選択時は範囲内、非選択時は文章のすべてに対して、全角に挟まれた半角数字の前後に半角空白を挿入します。
英数字と全角の余白を詰める 選択時は範囲内、非選択時は文章のすべてに対して、全角に挟まれた半角数字の前後に半角空白があればそれを取り除きます。
タブを空白に変換 選択時は範囲内、非選択時は文章のすべてに対して、段落先頭部分のタブ文字を「タブの文字数」で指定された数の空白に変換します。
空白をタブに変換 選択時は範囲内、非選択時は文章のすべてに対して、段落先頭部分の「タブの文字数」で指定された数の連続する半角空白をタブ文字に変換します。
行末の空白を除去 段落末尾部分の半角空白をすべて除去します。
「半角と全角の変換」ダイアログを使って文字種別に半角または全角に変換することができます。OKすると選択時は範囲内、非選択時は文章のすべてに対して変換を行ないます。
文字種ごとに次の変換が可能です。
-
カタカナ そのまま、半角へ、全角へ、ひらがなへ
ひらがな そのまま、半角カタカナへ
英字、数字、記号、空白 それぞれ、「そのまま、半角へ、全角へ」の変換ができます。
整数計算
整数の四則演算を行ないます。()も使えます。
例:10+20の後にカーソルを置いてこのコマンドを実行すると結果を=30のように文書に挿入します。
※計算結果については保証いたしません。オーバーフローなどにより計算結果が正しくない場合がありますのでご注意ください。
複数の段落を選択してから実行すると、各段落のタブで区切られた桁ごとの合計を計算して結果をクリップボードにコピーします。各々の桁の=の後の数字もしくは数字の合計を計算します。
演算子は+ - * /が使えます。double型で計算し、オーバーフローしてもエラーは出しませんので、計算結果が正しいかどうかに注意が必要です。
消費税の計算は%を使って次のようにできます。1000*105%
16進数は0x1234のように記述すれば10進に変換して計算します。0x1234+567=5227。16進数での計算結果はステータスウィンドウに表示します。
カスタマイズ
キーやメニューをカスタマイズするダイアログを表示します。
ウィンドウ分割の切替
現在開いている文書と、2番目に開いている文書を横に2つ並べて表示します。もう一度このコマンドを実行すると縦に2つ並べて表示します。もう一度実行すると元の状態に戻します。
アプリケーションの一覧
アプリケーションとして登録されているプログラムの一覧を表示します。「実行」ボタンを押して実行することができます。
「プログラムを開く」ボタンを押すと、一覧で選んでいるプログラムをエディタで開きます。
「カスタマイズ」ボタンを押すと、一覧で選んでいるプログラムを手直しすることができます。「作者名の指定」で、作者名を指定してください。公開する予定ならご自身のハンドル名など(例:gonbei)、公開しない予定なら、mine(個人用プログラムの意味です)を指定してください。
名前を指定してOKすると、一覧で選んだプログラムのコピーを指定した作者名の場所に作成してエディタで開きます。編集して、「プログラムの登録」コマンドを実行することで、次回「アプリケーションの一覧」でこのプログラムを選んで実行したときにカスタマイズした動作になります。
または、編集して、「プログラムのコンパイル」を行い、「最近使ったプログラム」から実行することで、カスタマイズした動作になります。
プラグインの一覧
プラグインとして登録されているプログラムの一覧を表示します。「状態」ボタンを押して一時的に組み込みをやめることができます。
「プログラムを開く」ボタンを押すと、一覧で選んでいるプログラムをエディタで開きます。
「カスタマイズ」ボタンを押すと、一覧で選んでいるプログラムを手直しすることができます。「作者名の指定」で、作者名を指定してください。公開する予定ならご自身のハンドル名など(例:gonbei)、公開しない予定なら、mine(個人用プログラムの意味です)を指定してください。
名前を指定してOKすると、一覧で選んだプログラムのコピーを指定した作者名の場所に作成してエディタで開きます。編集して、「プログラムの登録」コマンドを実行することで、次回のWZの起動時からカスタマイズした動作になります。
マクロの一覧
現在、登録されているマクロコマンドの一覧を表示します。一覧からコマンドを選んでOKするとそのマクロコマンドを実行します。
「登録プログラム一覧」を押すと、現在登録されているTEXT-Cプログラムの一覧が表示されます。
プログラムの登録
現在エディタで開いているTEXT-Cプログラムを登録します。アプリケーションの場合はアプリケーション一覧に登録されます。プラグインの場合は、プラグイン一覧に登録されます。
プログラムにマクロコマンドがあれば、マクロの一覧にプログラム内のすべてのコマンドが追加されます。
プログラムのコンパイル
現在エディタで開いているTEXT-Cプログラムをコンパイルします。エラーがあればステータスウィンドウに表示します。
最近使ったプログラム
最近コンパイルしたプログラムの一覧を表示します。一覧で選んでOKするとそのプログラムを実行します。プログラム内にコマンドが複数ある場合は、コマンドを選んで実行できます。
ヘルプ
TEXT-C言語のヘルプを表示します。
画面
メモ画面
メモを起動します。
メイン画面
WZモバイルを起動します。
タスク画面
タスクスイッチャーを表示します。
ファイラー画面
WZファイラーを起動します。
WZ画面の一覧
現在開いているWZモバイルの画面の一覧を表示します。エディタ画面を開いているときは、エディタで開いている各ファイルの一覧も表示します。一覧で選んでOKするとその画面に切り替えることができます。
基本設定
WZモバイルの基本的な設定を行ないます。
登録情報
WZモバイルのバージョンとユーザ登録情報を表示します。
ヘルプ
ヘルプを表示します。
整形モード
整形モードをON/OFFします。
整形モードを使うと、メールの文章のように段落の1行1行を改行で区切っていく文章の作成が簡単にできます。
整形モードをONにすると、文字を入力したり改行したり削除したときに、自動的に1行1行改行で区切られた段落を認識して、段落の折り返しが乱れないように文字の入力や削除が行われます。
箇条書き(段落頭の・や1.など)や、引用(>や#)が入った文章も同じように整形を保って編集することができます。
整形モードでは、段落途中の1行1行の区切りの改行と、段落末尾の改行を区別して扱っています。区切りの改行はその手前にスペースを入れ、段落末尾の改行にはスペースは入れません。
これによって段落を認識し、折り返しの乱れない編集を実現していますので、他のエディタやメーラーで作成された改行区切りの文章を整形モードを使って整形を保って編集することはできません。
文字列の挿入
最近検索した語句を選んで挿入します。
終了
エディタを閉じます。