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1. ファイルメニュー

新規作成

新しく無題の空のファイルを作成します。
ファイルの拡張子と表示スタイルは、現在開いているファイルと同じになります。

新規作成ダイアログ

ファイルの拡張子と文書スタイルをダイアログで選んで、新しく無題の空のファイルを作成します。

拡張子新規ファイルの拡張子を指定します。一覧の見出しを展開してxxxファイルを選択すると、その拡張子が入力されます。一覧で文書スタイルを選んでから、任意の拡張子を入力することもできます。拡張子は、「ピリオドを付けて.ext」を入力、「ピリオドを省略してext」を入力の、どちらでも指定できます。
一覧新規ファイルの文書スタイルを指定します。

開く

ファイル選択ダイアログを表示します。選んだファイルをWZ6で開きます。
ファイル選択ダイアログには、現在開いているファイルのフォルダの内容が表示されます。

|前回終了時を開く

前回WZを閉じたときの状態を復元します。[ファイル]メニューから[end]-[終了]を使って閉じたときの状態が復元されます。
現在開いていた文書ファイルとWZウィンドウは閉じられます。

※[ファイル]メニューから[保存/終了]-[復元しないで終了]を使って閉じたときは状態がクリアされます。復元はおこなわれません。

|プロジェクトを開く

プロジェクトファイルを指定するダイアログを開きます。プロジェクトファイルに含まれているすべての文書を開きます。現在開いていた文書ファイルとWZウィンドウは閉じられます。

|ファイル登録ツール

「ファイル登録ツール」を起動してツールビューに表示します。
よく使うファイルを登録して記憶できます。複数ファイルの一括オープンも可能です。

はじめに「追加」ボタンを押してファイルオープンダイアログを表示します。ファイル名を指定してOKすると、一覧に指定したファイルが追加されます。
追加の操作を繰り返して実行すると、一覧に複数のファイルが追加されます。

次のボタンでオープン実行や詳細を指定します。

開く一覧で選んだファイルを開きます。
閉じて開くONにすると「開く」を実行したときにオープンされていたファイルを閉じてから開きます。OFFにすると追加して開きます。
取得現在開いているファイル名に見出しを付けて一覧に追加します。
編集一覧で選んだ条件を変更します。
上へ/下へファイルを一覧の中で上下に移動します。
見出し見出しの挿入・編集ダイアログを表示します。

一括オープンをするには次の操作をおこないます。

  • 複数のファイルを登録。
  • 先頭のファイルを選択。
  • 「見出し」ボタンを押す。
  • 「見出し名」と「見出しレベル」を指定してOK。一覧に見出しが作成されます。
  • 見出しを選択して「開く」を押す。
    選択した見出しから、次の見出しまでのファイルが一括オープンされます。

見出しを複数登録して「閉じて開く」をONにして使用すると、プロジェクトの切り替えができます。
「ファイル登録ツール」から開いたファイルは、「最近使ったファイル」の履歴には追加されません。
一覧を右クリックして「エディタで開く」を実行すると、一覧の内容をWZ6で直接編集できます。

|編集前ファイルの参照

現在WZで開いている文書のファイルから内容を読み込み、新しくタブを開いて内容を表示します。開いたタブには(2重化)の表示がつきます。文書に編集を加えて保存していないときに、文書の元の内容を参照することができます。

|バックアップの参照

自動保存のバックアップの一覧を表示します。現在開いている文書に、自動保存のバックアップがあれば一覧から探して選択状態にします。
環境設定の「バックアップ」の設定により、保存時に作成されたバックアップフォルダの一覧も表示します。ダイアログのフォルダ一覧から、「c:\bak」などを選ぶとファイル一覧にバックアップファイルの一覧を表示します。

「開く」を押すとバックアップの内容を表示します。必要な部分をコピーして現在の文書に貼り付けて利用します。
「読込」を押すとバックアップの内容を現在開いている文書に読み込みます。
「削除」を押すと一覧で選んだバックアップを削除します。

文書を編集した時に自動保存が働いてバックアップに追加されます。文書を保存して閉じると文書のバックアップは削除されます。文書を保存しないで閉じたときにバックアップが残ります。うっかり閉じてしまったり、停電やリセットなどの事故が起きても編集内容を復活することができます。
自動保存は、デフォルトでON、保存頻度は約30秒に設定されています。自動保存をOFFにするには環境設定でおこないます。
自動保存のバックアップは専用のフォルダ(WZ設定フォルダのautosave.mbx)に作成されます。

編集内容を保存しないで閉じたファイルを次回、開いたときに「自動保存の警告メッセージ」を表示します。前回保存していないことがわかりますので、必要に応じて「バックアップの参照」を実行してください。
カスタマイズダイアログの「前回終了時の復元」機能で開かれたファイルには、この警告メッセージは表示されないので、ご注意ください。

|世代履歴の参照

文書の世代履歴の一覧を表示します。
「他の世代」ボタンを押すと履歴の一覧が表示されます。選んでOKすると内容を表示します。自動的に比較もおこなわれますのでどこを変更したかが分かります。

WZでは上書き保存するたびに、一つの世代として文書の変更内容を保存しています。変更内容にもよりますが2〜3日前、数10世代前までの文書の内容を参照することができます。うっかり変更したり削除してしまった文章を復活することができます。

世代履歴は専用のフォルダに作成されます。履歴はサイズが一定以上になるか、ある程度日数が経ったものは自動的に削除されます。

|バイナリ編集に切替

バイナリ編集モードのOn/Offを切り替えます。バイナリ編集モードでは、ファイルの内容がバイト単位の00-FFの16進数値で表示されます。0-Fのキー入力とDel・Bsキーを使って、直接編集できます。

文書の内容が変更されていて文字コードがシフトJIS以外の場合は、ファイルに保存する必要があるので問い合わせします。そのほかの場合は、そのまま切り替えることができます。

|WZ Boardに切替

文書の編集をWZ Boardに切り替えます。

|関連付けプログラムで開く

現在WZ6で開いているファイルを、Windowsの拡張子の関連付けに設定されているプログラムで開きます。
たとえばHTMLファイルを開いて、このコマンドを実行するとWebブラウザで開きます。

|閉じて別ファイルを開く

現在の前面で開いている文書を閉じて、別の文書ファイルを指定して開きます。

|ファイルオープンボックスで開く

 一行のファイル名入力ダイアログを表示します。ファイル名がフルパスでなければ、「標準フォルダ」や「最近使ったフォルダ」からファイルを探して開きます。ファイル名を空にしてEnterすると、「テキストオープンダイアログ」を開きます。

|テキストオープンツールを起動

ツールビューにテキストを開くツールを起動します。ファイル一覧でファイルを選んで「開く」ボタンを押すと、選んだファイルが開きます。
「テキストを開く」ツールにはメニューバーがあります。ファイル削除やフォルダ作成などのファイラー的な機能が使えます。詳しくは「テキストオープンダイアログ」を参照してください。

|新規WZ6の起動

新しくWZのプロセスを起動してウィンドウを開きます。ウィンドウが開くのに若干の時間がかかります。

文書スタイルの設定

現在の文書に適用されている文書スタイルの設定ダイアログを表示します。
オートインデント、フリーカーソル、アウトラインの見出し、脚注、文字装飾・ルビ・段落体裁タグの設定は、こちらからおこないます。

文書スタイルの一覧

「文書スタイル一覧」ダイアログを表示します。現在の文書に適用されているスタイルが、スタイルの一覧に選択表示されます。
別の文書スタイルを選択してOKすると、選んだスタイルを現在の文書に適用します。この適用はプロファイルに記憶されます。次回に文書を開いたときにプロファイルが参照されて、変更したスタイルが適用されます。
「編集」ボタンを押すと、文書スタイルの内容を修正するダイアログを表示します。そのほか、新しいスタイルの登録、削除、管理をおこなう機能を持ちます。詳しくは文書スタイルのカスタマイズを参照してください。

文書の情報

「文書の情報」ダイアログを開きます。文書のファイル名、日付、ファイルサイズ、文書サイズ、段落数、行数、文字コード、改行コードを表示します。

文字数カウント「文字数行数カウンタ」ツールを起動します。
文字コード「文字コード」ダイアログを表示します。
改行コード「改行コード」ダイアログを表示します。
暗号化文書の内容を暗号化するダイアログを表示します。

文字コード

文字コードの変更をおこなう「文字コード」ダイアログを表示します。
「Unicode」や「シフトJIS」などを選んでOKすると、次回の上書き保存時に指定した文字コードで保存します。

WZ6はファイルの文字コードを自動認識して開きます。完全な認識は不可能なので、誤認識して文字化けして開くことがあります。このときは、「文字コード」ダイアログで文字コードを指定して、「ファイルから読み直す」をONにしてOKしてください。指定した文字コードのファイルとして文書の内容を読み直します。
文字コードには次があります。

UTF-8現在の推奨文字コードです。Unicodeの全文字を扱うことができます。漢字は3バイトで表現されるため、ファイルサイズはシフトJISに比べて多少、大きくなります。
UTF-8(BOM付き)BOMヘッダが付いているUTF-8ファイルです。「ファイルから読み直す」ときに使用してください。
Unicode現在のWindows標準の内部コードです。半角文字も2バイトで表現されるためファイルサイズが大きくなります。通常はUTF-8を使います。
Unicode(BOMなし)BOMヘッダがないUnicodeファイルです。「ファイルから読み直す」ときに使用してください。
Unicode(big endian)バイト順がWindowsと逆のUnicodeファイルです。「ファイルから読み直す」ときに使用してください。
シフトJISMS-DOS,Windowsで従来から標準的に使われてきた文字コードです。JIS第3,4水準の漢字、アクセント付きのアルファベット、ハングル文字などは扱うことができません。
SJIS-EX(WZ拡張)シフトJISをWZの内部コード用に拡張した文字コードです。シフトJISではUnicodeの全文字を表すことができません。SJIS-EXではシフトJISに含まれないUnicode文字を、シフトJISの未使用領域に割り当てました。シフトJISで表すことができる文字はシフトJISで表し、表すことができない文字(Unicode特有文字)を「0x80+2バイトまたは0xA0+2バイト」の3バイトのデータで表します。+2バイトのデータは、それぞれ0x40〜0xFFの範囲となります。
現在でも使用割合が高いシフトJISの文書を変換なしに読み書きできます。シフトJISにないUnicode文字をすぐに検索することができます。
欧文(西ヨーロッパ言語)全角文字を使用せず、アクセント付きのアルファベット文字を使うときに使用する文字コードです。
EUCUnixの標準的な文字コードです。HTMLファイル、PHPファイルはEUCを使用してください。
JISJIS文字コードです。電子メールなどで使われます。

改行コード

改行コードの変更をおこなう「改行コード」ダイアログを表示します。
「CR+LF」か「LF」か「CR」を選んでOKすると、次回の上書き保存時に指定した改行コードで保存します。

改行コードを指定して「ファイルから読み直す」をONにしてOKすると、指定した改行コードのファイルとして文書の内容を読み直します。
改行コードには次があります。

CR+LFWindows,MS-DOS標準の改行コードです。通常はこちらを指定してください。
LFUnixの改行コードです。HTMLファイル、PHPファイルはLFを使用してください。
CRMacの改行コードです。

暗号化

パスワードを入力する「暗号化」ダイアログを表示します。
パスワードを指定してOKしてから文書を保存すると、暗号化されます。
次回に文書を開くと、パスワード入力ダイアログが表示されます。パスワードを入力すると、文書が開きます。
パスワードが違うと文書が開けなくなります。パスワードは、自己の責任で管理してください。

暗号化した文書は、WZ6でパスワードを入力しないと開けません。
文字コードは「UTF-8」「シフトJIS」「SJIS-EX」「EUC」「JIS」、改行コードは「CR+LF」に対応しています。

上書き保存

文書をファイルへ保存します。
無題の文書を上書き保存すると「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。ファイル名を指定してOKすると保存します。既存のファイル名を指定すると、上書きの確認をおこないます。

「名前を付けて保存」ダイアログでは自動的にファイル名をつけることもできます。
ファイル名は「原稿070728.txt」のように、特定の文字列と今日の日付などを組み合わせてつきます。
すでに同じ名前のファイルがあるときは「原稿070728~1.txt」のように連番が付けられて、重複しないようになります。
ファイル名を自動で付けるには、「名前を付けて保存」ダイアログで「自動」ボタンを押します。つけられる名前の一覧が表示されます。選んでOKした名前がファイルにつけられます。

「環境設定」ダイアログの「ファイル選択ダイアログ」の設定によって動作が異なります。
「Windows標準」の場合は、「自動」ボタンを押すと「名前を付けて保存」ダイアログが閉じられます。
「テキストオープンダイアログ」の場合は、「名前を付けて保存」ダイアログは閉じられず、「自動」ボタンを押して選んだ名前が入力されます。保存前に名前の変更が可能です。

ファイル名の付け方をカスタマイズするには、「自動」ボタンを押してから「カスタマイズ」ボタンを押します。任意の文字列と日付や時刻のパターンを組み合わせて指定します。「日付や時刻のパターン」も参照してください。

名前を付けて保存

文書に指定したファイル名を付けて保存します。「名前を付けて保存」ダイアログが表示されますのでファイル名を指定してOKすると指定したファイルに保存します。既存のファイル名を指定すると上書きしてよいかを確認します。
「自動」ボタンを使うと、「上書き保存」と同様にファイル名が自動でつきます。

再読み込み

ファイルから文章の内容を読み直します。
文章に変更を加えて再読み込みしたときは、確認のダイアログを表示します。ダイアログでキャンセルすると、再読み込みを取り消せます。

閉じる

ファイルを閉じます。前面の文書を一つ閉じます。その他の文書はそのまま残ります。
文書に変更を加えて閉じたときには、保存をおこなうかどうかを確認するダイアログが開きます。保存する・保存しない・キャンセルから選択してください。

|すべて保存

現在WZで開いている文書のうち、変更されている文書をファイルに保存します。

|プロジェクトを保存

WZで開いているすべての文書を一つのプロジェクトとして、名前を付けてプロジェクトファイルに保存します。プロジェクトファイルの拡張子は.tpjになります。
複数のWZウィンドウが開いているときには、メニュー操作を行ったWZウィンドウの内容がプロジェクトに保存されます。

プロジェクトファイルには以下の情報が記憶されます。次回「プロジェクトを開く」を使って開いたときに復元されます。

  • 開いていた文書のファイル名。
  • 起動していたツール。
  • 多重化の状態。
  • 文書ごとのカーソル位置、文書スタイル、表示スタイルなどの情報。

|上書き保存して閉じる

上書き保存して、文書を閉じます。

|復元しないで終了

開いているすべての文書を閉じます。
開いていたファイルのプロジェクトファイルへの保存はスキップされます。

印刷

印刷ダイアログを表示します。ページ範囲を指定してOKすると印刷を開始します。
「プレビュー」ボタンを押すと、プレビュー表示を更新して印刷は実行しません。

※印刷プレビューから印刷実行すると、ファイルのすべての内容が印刷されない場合があります。この時は印刷プレビューを解除して、通常の編集画面から印刷をおこなってください。ファイルのすべての内容が印刷されます。
※印刷ダイアログの「詳細設定」で「用紙サイズ」「用紙の方向」を変更すると、「印刷スタイル」の用紙設定は使用されません。「印刷スタイル」の用紙設定で印刷するには、一度「印刷スタイル」ダイアログを開いてOKします。
※印刷プレビューを表示して「印刷」ダイアログからプリンタを切り替えると、プレビューと印刷結果が一致しない場合があります。この時は、「印刷」ダイアログを「プレビュー」ボタンで閉じてください。

印刷スタイルの設定/選択

「印刷スタイル」ダイアログを表示します。印刷用の文字数や行数、フォントなどを設定します。
設定内容に名前を付けて複数登録できます。「一覧」ボタンを押すと登録済みスタイルの一覧を表示します。選んでOKすると、その設定で印刷されます。
各項目の説明については「印刷」を参照してください。

※印刷スタイルの設定と、実際の印刷結果にずれが生じることがあります。上下左右の余白などが指定通りに印刷されない時は、適切な印刷結果が得られるように印刷スタイルの設定内容を調整してください。

印刷プレビュー

印刷結果に近い内容を画面に表示します。文書はページ毎に区切られて表示されます。編集作業もできますので、文章がページをまたがないように調整する作業がおこなえます。
印刷プレビューは、印刷結果に近い表示をおこなうものです。ご使用のプリンタやフォントなどの条件によって、印刷プレビューと印刷結果が一致しない場合があります。印刷プレビューと印刷結果が異なる時は、印刷プレビューを解除して通常の編集画面から印刷をおこなってください。

※印刷プレビューは、簡易的な表示です。文字表示がかすれたり行間がクリアされないことがあります。
※印刷ダイアログでプリンタを切り替えると、解像度の違いなどによりプレビューと印刷結果が一致しなくなります。
プリンタを切り替えた場合は「印刷」ダイアログを「プレビュー」ボタンを押して閉じてください。

最近使ったファイル

「最近使ったファイル」の一覧を表示します。選んでOKするとファイルを開きます。
「整理」を押すと、「最近使ったファイル」の存在しないファイル名を削除します。

終了

ファイルを閉じます。すべてのタブの文書ファイルを閉じます。文書の内容が変更されている場合は、保存の問合せをします。
保存の問い合わせに間違えて「いいえ」を選択した場合でも、文書の内容は自動保存のバックアップに保存されています。
文書の内容を復活するには、その文書を開いて、[ファイル]メニューから[開く/参照]-[バックアップの参照]コマンドを使います。

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