WZ7 Tipsリスト
プログラミングや原稿執筆などに便利なWZ EDITOR 7の使い方を紹介します。
表示
テキストを別ウィンドウで開く
WZ7では、1つのテキストを複数のウィンドウで開くことができます。それぞれのウィンドウで独立した検索ジャンプや編集操作に対応しています。
新しいウィンドウを開いてテキストを表示するには、下記の操作をおこないます。
- ウィンドウメニューから「多重化 別ウィンドウ」を実行。
新しいウィンドウでテキストを編集すると、元のウィンドウにも反映されます。
新しいウィンドウでテキストの別の箇所を参照して、元のウィンドウに戻れます。
ウィンドウの最前面表示
WZ7のウィンドウは、最前面に固定表示することができます。下記の操作をおこないます。
- WZのタイトルバーまたはメニューバーを右クリック。
メニューが表示されます。
- 「最前面に表示」を実行。
起動時から最前面に表示する設定も可能です。下記の操作をおこないます。
- ツールメニューから「環境設定」を実行。
- 項目から「ウィンドウ」を選択。
- 「最前面に表示」をONにしてOK。
検索
ファイル名のGrep検索
フォルダの多数のファイルから、ファイル名の一部を指定してファイルを検索することができます。
下記の操作をおこないます。
- Grepを起動して、「Grep」ダイアログを開く。
- 「検索オプション」の「動作モード」を、「ファイル名を検索」に変更。
- 「検索オプション」の「検索モード」を、「基本」や「曖昧」に変更。
- 「検索」「フォルダ」「マスク」を指定。
- 「サブフォルダも検索」などの必要なオプションを指定して、OK。
関数定義の検索
WZ7ではテーブルファイル(TAGSファイル)を作成することなく、フォルダ内の全ファイルからのC言語の関数定義の検索とタグジャンプに対応しています。
関数定義を検索するには、下記の操作をおこないます。
- 検索メニューから「グローバル検索-見出しの検索」コマンドを実行。
- ダイアログの「見出し」に関数名を入力。
編集テキストで関数名にカーソルを合わせてコマンドを実行すると、自動入力されます。
関数名を入力すると、編集テキストのフォルダの全ファイルから関数定義が検索され結果が一覧に表示されます。複数行にまたがる関数定義など、検索できない関数もあります。
一覧から項目を選択してOKすると、関数定義部分へジャンプします。
色分け表示
単語や文字の色分け
プログラムの予約語や原稿の特定の文字を色分け表示するには、下記の操作をおこないます。
- 表示メニューから「スタイル」の「色分けスタイル」を実行。
- 「追加」を押す。
- ステータスをON、色の指定を「直接指定」、色を設定。
- 種類に「英単語」または「語句」を指定。
漢字のキーワードを色分けする場合は、「語句」を指定します。
- 「文字列1」に色分けするキーワードを空白で区切って指定してOK。
単語や文字のキーワードをファイルで指定するには、下記の操作をおこないます。
- 改行または空白区切りでキーワードをテキストファイルに作成。
- 色分けスタイルの「文字列1」に「file://フルパスのファイル名」を指定してOK。
ファイル名の例「c:\Program Files\WZ Editor\xxx.tkw」
「文字列1」の指定例「file://c:\Program Files\WZ Editor\xxx.tkw」
選択色のカスタマイズ
範囲選択の表示色を設定するには、下記の操作をおこないます。
- 表示メニューから「設定」を実行。
- 項目から「表示スタイル−文字表示−文字色」を選択。
- 「選択文字」「選択背景」に、色を指定してOK。
(選択文字に黒、選択背景に青など)
この他、通常文字の表示色や偶数段落行の背景色のカスタマイズにも対応しています。
カスタマイズ
行番号の表示桁数のカスタマイズ
行番号の表示桁数は、任意の桁数の設定が可能です。下記の操作をおこないます。
- 表示メニューから「設定」を実行。
- 項目から「表示スタイル−行番号と罫線」を選択。
- 行番号の表示桁数に「6」などを指定してOK。
メニューのカスタマイズ
メニューバーをカスタマイズして不要なコマンドを削除すると、必要なコマンドを実行するステップ数が削減できます。
メニューバーをカスタマイズするには、下記の操作をおこないます。
- ツールメニューから環境設定を実行。
- 項目一覧からメニューとバーを選択。
- メニューバーに「ユーザ定義」を選択。
- メニューバーの参照ボタンを押す。
- 「定義ファイル編集」で定義内容をカスタマイズ。
- ファイルメニューから「保存して閉じる」を実行。
- 環境設定でOK。
ツールバーのカスタマイズ
ツールバーのカスタマイズにより不要なボタンを削除したり、使用頻度の高いコマンドを追加してワンクリックで実行できます。
ツールバーをカスタマイズするには、下記の操作をおこないます。
- ツールメニューから環境設定を実行。
- 項目から「メニューとバー」を選択。
- ツールバーに「ユーザ定義」を選択。
- 「参照」を押して、定義ファイルを編集。
- 環境設定をOK。
編集
行単位のカットアンドペースト
Windows標準のキー定義をご使用の場合は、[Shift+横方向]キーで文字選択、[Shift+縦方向]キーで行選択にカスタマイズすることができます。下記の設定操作を実行します。
- ツールメニューから「環境設定」を実行。
- 一覧から「編集」を選択。
- 「方向キー範囲選択」に、「行/文字単位」を指定してOK。
行選択でコピーしたテキストの貼り付けは行単位となり、行の途中で貼り付けを実行した場合でも行頭に貼り付けされます。
VZライクキー定義の場合は、[Ctrl+B]で文字単位/段落単位の選択コマンドを使用できます。
MIFESライクキー定義の場合は、[Shift+F6]で文字単位、[F6]で行単位の選択コマンドを使用できます。
改行付きテキストの変換
WZ7では、プレーンテキストと改行付きテキストの相互変換に対応しています。
下記の操作をおこないます。
- ツールメニューから[テキストの変換]を実行。
- 「テキストを改行付きテキストに」や「改行付きテキストをテキストに」を実行。
変換結果はクリップボードに出力されます。
TeX
TeXコマンドの挿入
WZ7ではTeXコマンドの一覧表示と、コマンドの挿入に対応しています。
TeXコマンドを挿入するには、下記の操作をおこないます。
- TeXファイルで[Alt+B]を押す。TeX専用のメニューが表示されます。
- 入力するコマンドに応じて、「begin型補完」「large型補完」「setcion型補完」「maketitle型補完」を実行。
- 一覧から入力するコマンドを選択。
一覧で文字入力するとコマンドを絞り込み表示します。
- OKを押す。コマンドが入力されます。
テキストを範囲選択してからコマンドを実行すると、選択部分を囲みます。
HTML
<br>を挿入
HTMLファイル編集では、<br>タグの挿入に対応しています。
タグを挿入するには、下記の操作をおこないます。
- [Shift+Enter]キーを押す。
ブラウザで開く
WZ7で編集中のHTMLテキストを、ブラウザで開いてレイアウトの表示を確認できます。
ブラウザで開くには、下記の操作をおこないます。
- [ファイル]メニューから[上書き保存]を実行
- [ファイル]メニューの[開く]から[関連付けプログラムで開く]を実行。