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19. WZ Board

WZボードを使うと、思い付いたことを手早くボードに記録することができます。以下の操作に対応しています。

  • WZ6で開いている文章の内容の一部をWZボードに追加。
  • クリップボードの内容をWZボードに追加。
  • 記録した内容の分類整理。

WZボードを起動するにはWZ6で[ツール]メニューから[end]-[WZ Board]を使います。

  • 「ボード一覧」(画面左側部分)にはボードに記録した文章(記録文章)のタイトルの一覧が表示されます。
  • 「ボード一覧」で[+]が付いているタイトルは、フォルダです。
  • フォルダには、その名前に関連する記録文章が入っています。
  • フォルダを開くには、ダブルクリックするか→キーを押します。
  • フォルダを閉じるには、ダブルクリックするか←キーを押します。
    フォルダを使って、記録文章を分類します。フォルダの中に更にフォルダをつくることもできます。

※WZ6.0.46からWZ Boardの実装をtxboard.cからwzeditor.exeに移しました。
※WZ Boardは、WZ5のWZ BOARDと互換性のある機能と操作性を持っています。ファイル形式も同じです。
※WZ Boardは、WZ4のWZ MEMOを発展させたものです。操作性やファイル形式も同じです。

WZボードの基本操作

内容を読むには読みたい記録文章を「ボード一覧」から選びます。名前が「タイトル」ウィンドウに、内容が「テキスト」ウィンドウに表示されます。
記録を取るには[新規]ボタンを押します。「未整理」フォルダに「新規」タイトルの記録文章が追加されます。「タイトル」ウィンドウに名前、「テキスト」ウィンドウに内容を入力します。
WZボードを閉じるには[X]ボタンを押します。WZボードを終了するとボードの内容は自動的に保存されます。

ボードの追加と修正

記録文章をフォルダを選んで追加するには「ボード一覧」でフォルダを選択して「ファイル|子見出しを追加」を選択します。
フォルダが空でない場合([+]が付いている場合)には、フォルダ内の記録文章を選択しておいて「ファイル|見出しを追加」を選択することで追加することもできます。
WZ6の文書の内容をボードに追加するには「編集|WZ Boardへ追加」を使います。
WZで選択した文章が、タイトル=文書のファイル名として「未整理」フォルダに追加されます。選択しないで追加したときは文書のカーソル行の内容が追加されます。
記録文章を修正するにはタイトル行やテキストの内容を直接修正します。

新しくフォルダを作るには「ボード一覧」で「未整理」などのフォルダを選択して「ファイル|見出しを追加」を選択すると、「新規」フォルダが追加されます。
タイトル行にフォルダの名前を入力します。
新しく作ったフォルダには記録文章が入っていないので[+]が付きません。
フォルダに記録文章を追加するには、「ファイル|子見出しを追加」を選択します。

記録文章の分類と整理

記録文章は「ボード一覧」の任意のフォルダへ移動できます。記録文章を移動するにはメニューバーの「編集|移動」を選択し、移動先のフォルダを選択してEnterを押します。移動をキャンセルするにはEscを押します。
一度移動先を決めれば[移動]ボタンを押すだけで次々と同じ移動先に記録文章を移動できます。
移動先に[+]の付いていないボードを選んだ場合は、選んだ移動先をフォルダにして、その中に記録文章を移動します。

記録文章を削除するには「ボード一覧」で選んで[削除]ボタンを押します。削除した記録文章は「ごみ箱」フォルダに入ります。
誤って削除した場合は、「ごみ箱」から削除した記録文章を選んで別のフォルダへ移動してください。
「ごみ箱」内の記録文章や「ごみ箱」を削除すると記録文章は完全になくなります。

記録文章の順序を変えるには、順序を変えたい記録文章やフォルダを「ボード一覧」で選んで、[上へ]または[下へ]ボタンを押します。

記録文章の検索

WZボードのツールバーにある検索ボタンを使って、必要な記録文章を探すことができます。

検索語句を入力してEnterすると、WZボードの先頭から語句を検索し、語句を見つけたらその語句を含む記録文章を「ボード一覧」で選択表示します。
[↑]検索をWZボードの先頭方向へ続けます。
[↓]検索をWZボードの末尾方向へ続けます。

ボードの切り替え

ボードの内容はWZ設定フォルダのwzmemo.memにテキストファイルとして保存されます。
WZボードはこのボードファイルを標準のファイルとして使います。
WZ6の[編集]メニューから[end]-[WZ Boardへ追加]は、この標準のファイルに内容を追加します。
「環境設定」でカスタマイズすると、この標準のファイルを別のフォルダやファイル名に変更できます。

標準のファイルとは別にボードファイルを作成することもできます。
新しくボードファイルを作成するには「ファイル|ボードファイルの新規作成」を選んで、ファイルの名前を指定して「OK」します。
他のボードファイルを開くには「ファイル|開く」を選んで、ファイル名を指定して「OK」します。

ファイルメニュー

未整理に追加「未整理」フォルダに新規に記録文章を追加します。
見出しを追加ボード一覧で選択しているフォルダや記録文章の位置に、新しいフォルダや記録文章を追加します。
子見出しを追加ボード一覧で選択しているフォルダに、新規に記録文章を追加します。
保存ボードファイルに保存します。
再読み込み編集内容を破棄します。
文書の情報ボードファイルの情報を表示します。文字コードの変更や暗号化もおこなえます。
ボードファイルの新規作成ボードファイルを新しく作成して、WZボードの表示を新しいファイルに切り替えます。
開くボードファイルを切り替えます。
名前を付けて保存新しく付けた名前のボードファイルに保存して、WZボードの表示を新しいボードファイルに切り替えます。
WZ Editorに切替ボードファイルの編集をWZ BoardからWZ Editorに切り替えます。エディタに切り替えると、閉じるときの自動保存はおこないません。
閉じるWZボードを終了します。

編集メニュー

元に戻す直前の編集操作を取り消して、編集前の状態に戻します。さらに続けて実行すると、どんどん前の操作を取り消していきます。
やり直し「元に戻す」で戻し過ぎたときに「やり直し」を使うと、「元に戻す」で戻した内容を元に戻します。
移動移動先を選んで記録文章を移動します。移動先ダイアログを表示しますので、移動先を指定してOKすると移動します。
記憶先に移動「移動」で選んだ移動先に記録文章を移動します。
切り取りカーソルが「ボード一覧」にあるときは、「ボード一覧」で選んだ記録文章やフォルダをクリップボードにコピーして切り取ります。
カーソルが「テキスト」にあるときは、「テキスト」で選択した文字をクリップボードにコピーして切り取ります。
コピーカーソルが「ボード一覧」にあるときは、「ボード一覧」で選んだ記録文章やフォルダを、クリップボードにコピーします。
カーソルが「テキスト」にあるときは、「テキスト」で選択した文字をクリップボードにコピーします。
貼り付けカーソルが「ボード一覧」にあるときは、クリップボードから記録文章を貼り付けます。
カーソルが「テキスト」にあるときは、クリップボードから「テキスト」に文字を貼り付けます。
ごみ箱へ記録文章をごみ箱に移動します。
ボードテキストのコピー記録文章の内容をクリップボードにコピーします。
ボードテキストに貼り付けクリップボードからテキストに貼り付けます。
ボードテキスト1行目をタイトルへテキストの一行目の内容をタイトルとします。
クリップボードから未整理へ貼り付け"未整理"に新しく記録文章を追加し、内容をクリップボードから貼り付けます。

挿入メニュー

テキストに各種文字を挿入します。使い方はWZの「挿入」メニューとほぼ同じです。

表示メニュー

表示スタイルの設定ボード文書の折り返し方法やタブサイズなどを設定します。
色分けスタイル「色分けスタイル」ダイアログを表示します。
環境設定標準で使うメモファイルの設定ダイアログを表示します。既定ではwzcfg://wzmemo.memが使われます。
検索ボードの先頭から語句を検索し、語句を見つけたらその語句を含む記録文章を「ボード一覧」で選択表示します。
上方向への再検索検索を先頭方向へ続けます。
下方向への再検索検索を末尾方向へ続けます。
ボードテキストの先頭テキストの先頭にジャンプします。
ボードテキストの末尾テキストの末尾にジャンプします。
ウィンドウ一覧WZウィンドウの一覧を表示し切り替えます。

キー操作

WZボードでは次のキー操作ができます。

Alt+L[ボード一覧]にカーソルを移動
Alt+T[タイトル]にカーソルを移動
Alt+C[テキスト]にカーソルを移動

テキストウィンドウでは次のキー操作ができます。

Ctrl+Tabボード一覧ウィンドウへフォーカスを移動
Shift+Ctrl+Tabタイトルウィンドウへフォーカスを移動

ボード一覧ウィンドウでは次のキー操作ができます。

Del,BS記録文章をごみ箱へ
Shift+Up上へ移動
Shift+Down下へ移動
Ctrl+F検索ボックスにキーボードフォーカスを移動
F3次検索
Shift+F3前検索
Ctrl+Cコピー
Ctrl+S保存
Ctrl+V貼り付け
Ctrl+W閉じる
Ctrl+Xカット

活用例

アイデアプロセッサとして、アイデアを思い付いたらWZボードを開いて記録を取り、後で分類・整理・参照すれば文章作成の資料になります。
メールやログ、長文の文書から必要な情報を抜き出して集めることができます。

詳細

フォルダの階層構造は、WZのアウトライン機能を使って実現しています。見出し書式文字列は"."から"......"に固定されていて変更できません。
本文に . (ピリオド)から始まる行を作ろうとした場合は、余白を前に入れて見出しにならないようにします。
フォルダに重複する名前がある場合は、先頭のフォルダにメモが移動されます。後の方のフォルダに記録文章を移動したい場合は、フォルダの名前を重複しないように変更してください。

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