ファイル
新規作成
新しく無題の空のファイルを作成します。
ファイルのスタイル設定は、標準スタイルとなります。
開く
ファイル選択ダイアログを表示して、選択したファイルを開きます。
ファイル選択ダイアログには、現在開いているファイルのフォルダが表示されます。
バックアップ
自動保存と上書き保存のバックアップフォルダを表示します。
文書に自動保存のバックアップがあれば、バックアップ文書の一覧から検索して選択します。
- 「開く」を押すと、バックアップを開きます。
復元する部分を選択してクリップボードにコピーできます。
- 「読込」を押すと、文書をクリアしてバックアップ文書から読み込みます。
- 「削除」を押すと、一覧で選択したバックアップ文書を削除します。
上書き保存のバックアップを開くには、下記の操作をおこないます。
- フォルダ一覧から、バックアップフォルダを選択。
- 例「c:\bak」を選択すると、ファイル一覧にバックアップファイルの一覧を表示します。
上書き保存のバックアップの設定は、環境設定の「ファイル」の「バックアップ」から設定します。
自動保存では、定期的にバックアップをおこないます。
- 文書を編集すると、定期的にバックアップへ自動保存します。
保存頻度は約30秒に設定されています。
- 文書を保存して閉じると、文書のバックアップを削除します。
文書を保存しないで閉じると、バックアップが残ります。
自動保存からは、「文書を誤って閉じた」「停電」「リセット」の編集の復活が可能です。
自動保存のバックアップは、専用フォルダ「WZ設定フォルダ\autosave.mbx」に作成されます。
環境設定の「ファイル」の「自動保存」からON/OFFを設定します。
ファイルを開くと自動保存のバックアップを検索して「自動保存の警告メッセージ」を表示します。
上書き保存
編集テキストをファイルに上書き保存します。
- 「無題」テキストを上書き保存すると、「名前を付けて保存」ダイアログを表示します。
- ファイル名を指定して、OKすると保存します。
- 既存のファイル名を指定すると、上書きの確認をおこないます。
ファイル名の自動決定
「名前を付けて保存」は、ファイル名の自動決定に対応しています。
ファイル名を自動で付けるには、下記の操作をおこないます。
- 「名前を付けて保存」ダイアログで「自動」ボタンを押す。
- 「ファイル名の自動決定」ダイアログの名前の一覧から選択してOK。
自動のファイル名は「原稿100901.txt」と、文字列と日付を組み合わせて作成されます。
名前が重複する場合は、「原稿100901~1.txt」の連番を付けて重複を回避します。
自動のファイル名をカスタマイズするには、下記の操作をおこないます。
- 「名前を付けて保存」ダイアログで「自動」ボタンを押す。
- 「カスタマイズ」ボタンを押す。
- 任意の文字列と日付や時刻のパターンを、組み合わせて指定。
パターンの詳細は、[挿入]メニューの[日付・時刻]をご参照ください。
名前を付けて保存
「名前を付けて保存」ダイアログを表示します。
ファイル名を指定してOKすると、指定のファイルに保存して編集テキスト名前を変更します。
既存のファイル名を指定すると、上書きの確認をします。
「自動」ボタンを押すと、「上書き保存」と同様にファイル名を自動作成します。
プロパティ
プロパティダイアログを開きます。
編集テキストのファイル名・日付・サイズ・文書サイズ・段落数・行数・文字コード・改行コードを表示します。
文字や改行コードの操作、文字数カウントも実行できます。
文字コード・改行コード | 「文字コード・改行コード」ダイアログを表示します。 |
文字数カウント | 「文字数行数カウンタ」ツールを起動します。 |
文字コード
文字コードの変更をおこなう「文字コード」ダイアログを表示します。
「Unicode」や「シフトJIS」を選択してOKすると、次回の上書き保存から指定の文字コードで保存します。
WZ Writeは、文字コードを自動認識してファイルを開きます。
原理上完全な認識はできませんので、文書の文字コードと別のコードでファイルを開くことがあります。
この場合は、下記の操作で文字コードを指定して開きます。
- 「文字コード」ダイアログで文字コードを指定。
- 「ファイルから読み直す」をONにしてOK。
指定の文字コードのファイルとして、文書を読み直します。
下記の文字コードに対応しています。
UTF-8 | 推奨文字コードです。Unicodeのすべての文字を扱うことができます。 漢字は3バイトとなるため、ファイルサイズはシフトJISに比べて多少、大きくなります。 |
UTF-8(BOM付き) | BOMヘッダが付いているUTF-8ファイルです。 「ファイルから読み直す」場合に指定します。 |
Unicode | Windows標準の内部コードです。通常はUTF-8を使用します。 半角文字も2バイトとなるためファイルサイズが大きくなります。 |
Unicode(BOMなし) | BOMヘッダがないUnicodeファイルです。 「ファイルから読み直す」場合に指定します。 |
Unicode(big endian) | バイトの並びが、Windowsと逆のUnicodeファイルです。 「ファイルから読み直す」場合に指定します。 |
シフトJIS | MS-DOS・Windowsの標準的な文字コードです。 JIS第3・4水準漢字、アクセント付きのアルファベット、ハングル文字は扱うことができません。 |
SJIS-EX(WZ拡張) | シフトJISを、WZの内部コード用に拡張した文字コードです。 SJIS-EXではシフトJISの未使用領域にUnicode特有の文字を割り当て、Unicodeのすべての文字を扱うことができます。 シフトJISで表現可能な文字はすべてシフトJISで表し、Unicode特有の文字は3バイトデータで表します。 シフトJISの文書を変換なしに読み書きできます。 シフトJISにないUnicode特有の文字を検索できます。 |
欧文(西ヨーロッパ言語) | アクセント付きのアルファベット文字のテキスト用の文字コードです。日本語の全角文字は扱うことができません。 |
EUC | Unixの標準的な文字コードです。 |
JIS | JIS文字コードです。電子メールで用います。 |
改行コード
改行コードを指定する「改行コード」ダイアログを表示します。
「CR+LF」「LF」「CR」を選択してOKすると、次回の上書き保存から指定した改行コードで保存します。
改行コードを指定して、「ファイルから読み直す」をONにしてOKすると、指定した改行コードのファイルとして文書を読み直します。
下記の改行コードに対応しています。
CR+LF | Windows・MS-DOS標準の改行コードです。 |
LF | Unix・Mac OS Xの改行コードです。 |
CR | Macの改行コードです。 |
再読み込み
ファイルから再ロードして開き直します。テキストバッファの編集は破棄されます。
破棄の前に、確認のダイアログを表示します。
ダイアログでキャンセルすると、再読み込みを取り消します。
閉じる
ファイルをクローズしてタブを閉じます。その他のタブはそのまま残ります。
文書を保存していない場合は、確認ダイアログを表示します。
保存する/保存しない/キャンセルから選択します。
印刷
印刷ダイアログを表示します。ページ範囲を指定してOKすると、印刷を開始します。
「プレビュー」ボタンを押すと、印刷をキャンセルしてプレビュー表示を更新します。
- 印刷プレビューを表示して、「印刷」ダイアログからプリンタを切り替えると、プレビューと印刷結果が一致しない場合があります。「印刷」ダイアログを「プレビュー」ボタンで閉じると、プレビューの表示を更新します。
- 印刷ダイアログの「詳細設定」で「用紙サイズ」や「用紙の方向」を変更すると、「スタイル設定」の用紙設定は無効となります。
「スタイル設定」の用紙設定で印刷するには、一度「スタイル設定」ダイアログを開いてOKします。
印刷プレビュー
印刷プレビューは、印刷結果のページ区切りで文書を表示する機能です。
印刷プレビューは、文字入力・改行・削除の編集操作に対応しています。ページ送りの調整がおこなえます。
- 印刷プレビューは簡易的な表示のため、文字表示の欠けや行間表示の更新に制約があります。
文書の作成と編集をするには、印刷プレビューをOFFにします。
- 印刷ダイアログでプリンタを切り替えると、解像度の違いによってプレビューと印刷結果が一致しない場合があります。
プリンタを切り替えた時は、「印刷」ダイアログを「プレビュー」ボタンを押して閉じます。
- 印刷プレビューでは、用紙サイズやプリンタの余白の限界値のチェックはしません。
印刷プレビューでは表示され、印刷結果では印刷されない場合があります。
最近開いたファイル
「最近開いたファイル」の一覧を表示します。選択してOKするとファイルを開きます。
「整理」を押すと、一覧から存在しないファイルを削除します。
終了
すべてのファイルを閉じます。
文書を保存していない場合は、文書ごとに確認ダイアログを表示します。
保存する/保存しない/キャンセルから選択します。