WZ Writing Editor 3
マニュアル
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コマンドとヘルプ
WZW3のメニューには約180のコマンドが割り当てられています。この他、約400のメニューやキーに割り当て可能なコマンドに対応しています。メニューにないコマンドは、『ウィンドウメニュー:コマンドの一覧』から実行します。
キーに割り当てられているコマンド一覧は、『ウィンドウメニュー:キーの一覧』を実行すると表示します。
ガイドヘルプ
下記の操作で、メニューやダイアログのガイドヘルプのポップアップを表示します。設定ダイアログは除きます。
- メニューコマンドを右クリック
- ダイアログの項目名にマウスカーソルを移動
- ダイアログのボタンを右クリック
ガイドヘルプでは、下記の操作に対応しています。
- 方向キー
- ヘルプを消去します。
- マウス移動
- マウスカーソルをヘルプ表示の外側へ移動するとヘルプを消去します。
- 右クリック
- ガイドヘルプをダイアログで表示します。
- リンククリック
- ヘルプの下線表示をクリックすると、リンク先へジャンプします。
ヘルプの検索
WZW3の機能や操作方法を表示するには、下記の操作をおこないます。
- 『ウィンドウメニュー:ヘルプ』を実行。
「WZW3 Help」が起動します。 - 「WZW3 Help」のツールバーの検索ボックスに、機能や操作の名称を入力して[Enter]を押す。
「WZW3 Help」のアウトラインウィンドウに、該当する項目名の一覧が表示されます。
一覧から項目をクリックすると、機能や操作方法の詳細を参照できます。
キー定義とユーザメニュー
WZW3では、キー定義は「Windows標準」「VZライク」「MIFESライク」「Emacsライク」から下記の操作で選択できます。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 編集タブをクリック
- 『キー定義』を指定してOK
この他、ユーザが追加するキー定義とユーザ作成のメニューの追加に対応しています。
キー定義を追加するには、下記の操作をおこないます。
- 『表示メニュー:設定』を実行
- 編集タブをクリック
- 『ユーザ追加定義』をON
- 「ユーザ追加定義」の...または参照をクリック
「定義ファイル編集」が起動します。 - 「コマンド一覧」から追加するコマンドを選択
- 「キー定義」に追加するキーを指定
- 「追加」を実行
「定義内容」に「キー」「タブ」「コマンド」の行が追加されます。 - 「定義ファイル編集」を上書き保存して閉じる
ユーザメニューを作成するには、下記の操作をおこないます。
- 『ツールメニュー:ユーザメニュー』を実行
- 『ユーザメニューのカスタマイズ』を実行
- 「定義ファイル編集」の「コマンド一覧」から追加するコマンドを選択
- 「追加」を実行
「定義内容」に「コマンド」「タブ」「説明」の行が追加されます。 - 「定義ファイル編集」を上書き保存して閉じる
『ツールメニュー:ユーザメニュー』を実行すると、カスタマイズしたメニューを表示します。
特殊なコマンド
キーとメニューは、「コマンド」の他に「文字列」や「コマンドマクロ」の割り当てにも対応しています。
文字列やコマンドマクロを割り当てるには、下記の表の指定を参照して「定義ファイル編集」ウィンドウの「定義内容」に指定を入力します。
文字列とマクロ
- 文字列
- 全角文字列は文字列を指定します。
半角文字列は引用符で括って"ABC"と指定します。 - コマンドマクロ
- 「コマンド、文字列、引数付きコマンド」の並びを指定します。
(例)kbm: right right "文字列" left leftは、
「右2回カーソル移動、"文字列"の入力、左2回カーソル移動」の動作の指定です。
キーボードマクロから、コマンドマクロの作成も可能です。
引数付きコマンド
- search("検索文字列")
- カーソル位置から文字列を検索します。
- file("ファイル名")
- WZW3でファイルを開きます。
- lpsty("スタイル名")
- スタイル設定を切り替えます。
- tag("基本設定名")
- 基本設定を切り替えます。
- jmpara(段落番号)
- 段落へジャンプします。
- rightb(移動バイト数)
- 移動バイト数のジャンプをします。
- jmpadr(ジャンプ先アドレス)
- アドレス(テキスト先頭=0)へジャンプします。
- ly(カーソルジャンプ行)
- カーソルを画面の指定行数(画面先頭行=1)へジャンプします。
WZW3の設定
WZW3の設定とカスタマイズは、ログオンのユーザ単位で専用フォルダにテキストファイル形式にて保存されます。
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\WZSoftware\WZW3com
設定のバックアップと移行
WZW3の設定は、WZW3フォルダにテキストファイルで保存されています。
設定フォルダを開くには、下記の操作をおこないます。
- 『ウィンドウメニュー:バージョン情報』を実行
- 『WZW3フォルダを開く』を実行
WZW3フォルダがエクスプローラで開きます
WZW3フォルダをバックアップしておくと、下記の操作で設定を復元することができます。
- エクスプローラで設定フォルダを開く
- WZW3をタスクトレイも含めてすべて終了
- バックアップから上書きコピーを実行
他のPCへ設定を移行するには、下記の操作をおこないます。
- エクスプローラで設定フォルダを開く
- USBメモリへフォルダの内容をコピー
- 他のPCにUSBメモリをセット
- エクスプローラで設定フォルダを開く
- WZW3をタスクトレイも含めてすべて終了
- USBメモリから上書きコピーを実行
修復セットアップ
WZW3で『ツールメニュー:カスタマイズ:修復インストール』を実行すると、設定やカスタマイズは初期化されて、規定値に戻ります。
設定変更やカスタマイズによって正常に動作しなくなった時は、この操作をおこなってください。
主要な設定ファイル
スタイル設定や履歴は、設定フォルダにテキストファイルで保存されます。
- スタイル設定
- idprint.cfg
- 下書きスタイル設定
- idview.cfg
- 文書形式
- idtags.cfg
- 環境設定
- idsystem.sys
- ユーザキー定義
- user.key
- ユーザ追加キー定義
- addkey.key
- ユーザメニュー
- addmnu.mnu
- プロファイル
- idprofil.hst
- ファイルの履歴
- idfhist.hst
- フォルダの履歴
- idfolder.hst
- 検索の履歴
- idsearch.hst
レジストリについて
WZW3をセットアップすると、下記の情報をレジストリに登録します。レジストリへの設定の保存はおこないません
- アンインストール情報を登録
起動オプション
WZW3は、コマンドラインからファイル名とオプションの指定で起動します。あらかじめカレントディレクトリをWZW3のプログラムフォルダC:\Program Files\WZ Write 3にしておきます。
{wzw3utl.exe ファイル名 オプション}
ファイル名はフルパスで、空白を含む場合は""で括ります。
{wzw3utl.exe "c:\program files\wz write 2\readme.txt"}
オプションは、-と英数字で指定します。オプションには、メニューやキー割り当て用の英字のコマンド名を指定します。コマンドの一覧は、『ツールメニュー:コマンドの選択実行』からご覧ください。「コマンドの実行」ダイアログの一覧でコマンド名をクリックしてから「コピー」をクリックすると、英字のコマンド名と説明をクリップボードにコピーします。
オプション指定の例を示します。必要に応じてパラメータを指定します。
- 閲覧モードで起動
- wzw3utl.exe filename.txt -read(1)
- 2段落にジャンプ
- wzw3utl.exe filename.txt -jmpara(2)
- 先頭にジャンプしてfileを検索
- wzw3utl.exe filename.txt -top -search("file")
- 先頭にジャンプして2文字右へ
- wzw3utl.exe filename.txt -top -right -right
この他、下記の起動オプションの指定に対応しています。
- スタイル指定
- wzw3utl.exe filename.txt -lpsty("スタイル名")
- カーソル移動
- wzw3utl.exe filename.txt -rightb(移動バイト数)
- ウィンドウ位置
- wzw3utl.exe /window(左上x,左上y,右下x,右下y)