TX-C
WZ7/6は、Windows XP/Vista向けに新規開発のため、新しいマクロ言語「Text-C」となりました。
Text-Cでは、言語仕様やAPIが変更されましたので、WZ5〜WZ1のマクロ言語TX-Cのプログラムは、移植や書き換えが必要となります。
TX-CとText-C
Text-Cでは、TX-Cの変数の自動定義は廃止されました。
- 変数の自動定義
- txstr
- TXAPI呼び出しの省略記法(txInsert(text);をinsert;と表記)
- permanent変数
- テキスト変数
- イベント関数
Text-Cでは、ビューやマルチスレッドが追加されました。
- walk文
- 識別値
- HTEXT,HVIEW,HWNDでの、プロパティのセットと取得
- HTEXT,HVIEW,HWNDでの、メソッド呼び出し
- HTEXTでの、自動解放(delete)
- double型による浮動小数点のサポート
- マルチスレッドのサポート
Text-Cでは、「#define UNICODE」のUNICODE環境となります。
マクロパス
TX-Cはマクロプログラムのフォルダはマクロパスに固定でしたが、Text-Cではフォルダの制限はなくなり、プログラムを任意のフォルダに作成できるようになりました。マクロパスの設定の必要はありません。
無題の新規ファイルにプログラムを入力して、ファイルに保存することなくプログラムが実行できます。
Text-Cではファイル出力の代わりに、コンパイルの実行プログラムはメモリ上に出力して、ワーニングエラーはステータスウィンドウに出力します。
API
Text-CのAPIは、新規開発のためTX-Cとの互換性はなくなりました。
Text-CのAPIは、小文字の短い関数名で記述することができます。
Text-C | TXAPI |
add(text,"abc"); | txInsert(text,"abc") |
addlf(text); | txInsertReturn(text) |