リサーチ入力/IME
WZ-リサーチ入力は、テキストを分析して、編集テキストから補完入力を実行します。
WZ-IMEは、一般のIMEと同様の操作で、日本語のかな入力と漢字変換を実行します。
WZ-リサーチ入力の補完入力と、WZ-IMEのかな漢字変換では、下記の相違点があります。
WZ-リサーチ入力
変換候補 | かな文字から始まる、テキストの日本語の単語・熟語・カタカナ語句の補完入力候補と、WZ-IMEの変換候補。 ローマ字の英字入力による日本語補完入力候補とWZ-IMEの変換候補。 英語で入力した英単語や欧文単語の補完入力候補。 プログラムブロック・HTMLタグ・TeXコマンドの補完入力候補。 |
候補表示のタイミング | 文字入力の都度、自動表示。 または、[Ctrl+Space]キーによる補完実行。 |
文字の入力方法 | IMEをOFFにして英字を入力。 WZ-IMEをONにして、かなを入力。 ATOK・MS-IMEをONにして、かなを入力。 |
主な対応ファイル | 日本語テキストファイル・論文・原稿・Cプログラムファイル・HTMLファイル・PHPファイル・TeXファイル・各種プログラムファイル。 |
WZ-IME
変換候補 | かなで入力した日本語に対応する、漢字表記。 |
候補表示のタイミング | [Space]キーによる変換実行。 |
文字の入力方法 | WZ-IMEをONにして入力。 |
主な対応ファイル | 日本語テキストファイル・論文・原稿。 |
見本テキストについて
WZ-リサーチ入力とWZ-IMEは、編集テキストに加えて、見本テキストとフォルダテキストからも補完候補と変換候補を取得します。
見本テキストとフォルダテキストは、1MBまでのテキストファイルの指定が可能です。
WZ-リサーチ入力とWZ-IMEは、見本テキストとフォルダテキストから下記の語句を取得します。
WZ-テキストリサーチ入力 | 日本語語句・熟語の補完候補の取得。 カタカナの語句の補完候補の取得。 英字の補完候補の取得。 |
WZ-スタイルリサーチ入力 | プログラムブロックの取得。 HTMLタグの取得。 TeXコマンドの取得。 |
WZ-IME | 同音意義語の優先順位の取得。 カタカナ・ルビ付きの語句の取得。 送りかなの送りを取得して変換に反映。 漢字表記とかな表記を取得して変換に反映。 読点と句点の種類を取得して変換に反映。 |
WZ-リサーチ入力の補完と一般のIMEの予測入力について
WZ-リサーチ入力の補完入力は、一般のIMEの予測入力機能に相当しますが、WZ-リサーチ入力では補完候補の選択語句を多数表示します。
WZ-リサーチ入力は、一般のIMEの予測入力と比較して、下記の相違点があります。
WZ-リサーチ入力
補完候補の表示 | 編集テキストから候補を作成します。 編集テキストの語句の候補を表示します。 |
誤入力の語句 | 誤って入力した語句は、文書から削除すると候補から除外されます。 |
文書ファイルの補完候補 | 文書ファイルの候補も表示します。 |
一般のIME
補完候補の表示 | 辞書に記憶した過去のIME入力から候補を作成します。 編集テキストの語句の候補は、表示されない場合があります。 |
誤入力の語句 | 誤って入力した語句が、候補として表示される場合があります。 |
文書ファイルの補完候補 | 文書ファイルの候補は表示されません。 |
WZ-リサーチ入力と単語補完・構文入力について
WZ7のリサーチ入力の補完と、WZ6の単語補完と構文入力では、下記の相違点があります。
WZ-リサーチ入力では、マルチスレッドと日本語に対応しています。
WZ-リサーチ入力
補完候補の表示 | 補完候補一覧の表示で、文字を入力すると、新しい補完候補一覧を作成します。 |
補完候補の作成 | 候補一覧は、テキスト編集とは別のスレッドで作成します。 テキスト編集の操作に影響しません。 |
補完候補の対応 | 英語に加えて、日本語とアクセント記号付きの欧文に対応しています。 プログラム構文・関数呼び出し・HTMLタグ・TeXコマンドの補完候補に対応しています。 |
単語補完と構文入力
補完候補の表示 | 補完候補一覧の表示で、文字を入力しても、新しい補完候補一覧を作成しません。 |
補完候補の作成 | 候補一覧は、テキスト編集と同じスレッドで作成します。 テキスト編集の操作に影響する場合があります。 |
補完候補の対応 | 英単語のみの対応となります。 日本語やアクセント記号付きの欧文には対応していません。 |
WZ-IMEと一般のIMEについて
WZ-IMEは、テキストの語彙を分析して、テキストに適したかな漢字変換をおこないます。
WindowsのIMEとは独立して動作するため、一般のIMEとの併用に対応しています。
WZ-IMEは、一般のIMEと比較して下記の相違点があります。
WZ-IME
IMEとテキスト | WZ-IMEから、WZ7で編集中のテキストにアクセスできます。 |
学習 | 選択語句の学習はおこないません。文書への入力を学習として扱います。次回の入力は、文書から候補を表示します。 |
学習の単位 | 学習は個別のテキスト単位となります。種類の異なるテキストを同時に編集しても、個別のテキストに学習されます。 |
学習の容量 | 学習の容量に制限がありません。 テキストファイルが存在する限り、学習結果が残ります。 |
学習の範囲 | 他のPCや既存の文書にも、学習が適用されます。 |
語句の再入力 | 文書の中の使用頻度の高い語句が入力されます。 |
プライバシー | 文書の保護が必要です。学習の保護は不要です。 |
インストール | Windows環境への登録は不要です。 USBメモリにセットアップしたWZーIMEは、他のPCでも起動します。 |
アプリケーション | WZ7専用です。他のアプリケーションには対応していません。 |
一般のIME
IMEとテキスト | IMEから、文書テキストにアクセスすることはできません。 |
学習 | かな漢字変換候補から選択した語句を学習します。 次回の入力は、学習辞書から候補を表示します。 |
学習の単位 | 学習はすべてのテキストで共通です。 種類の異なるテキストを同時に編集すると、学習が混ざります。 辞書の切り換えが必要となります。 |
学習の容量 | 学習の容量の制限があります。 過去の学習結果は失われる場合があります。 |
学習の範囲 | 他のPCや既存の文書には、学習が適用されません。 |
語句の再入力 | 最近に選択した語句が入力されます。 |
プライバシー | 学習の保護が必要です。 PCの設定によっては、ユーザの学習が混ざります。 |
インストール | Windows環境への登録が必要です。 |
アプリケーション | IMEに対応した各種のアプリケーションから使用できます。 |