製品概要
WZ EDITOR 7では、新機能の「WZ-Research (リサーチ入力)」が新たに加わりました。
WZ-リサーチ入力は、テキストを解析して語句の候補一覧表示と選択入力をする補完入力機能です。
日本語語句・英単語・プログラム構文・関数呼び出し・HTML・TeXコマンドの補完入力に対応しています。
WZ EDITOR 7
■ 日本語対応のテキストの自動分析・補完入力支援機能「WZ-Research」
- WZ-リサーチ入力は、テキスト中の語句を表示・選択・再入力する補完入力機能です。
- 1・2文字の入力から、テキスト中の語句を補完候補一覧に表示します。
- 長い語句や固有名詞の再入力が、「先頭文字」[↓] [Enter] の操作で簡単に入力できます。
- WZ-リサーチ入力の補完機能により、テキストの作成は、文字のキー入力主体から語句の選択入力主体となり、入力キーの打鍵数を大幅に減らします。
- WZ-リサーチ入力は、補完候補をスムースに表示する、マルチスレッドに対応しています。
[テキスト リサーチ入力] 日本語語句・英単語の入力支援機能
- 1・2文字のかなの入力から、テキスト中の日本語の語句や熟語の補完入力候補を表示します。
ATOK・MS-IME・WZ-IMEからの入力に対応しています。
- 1段目で単語の補完を選択し、2段目で文章の補完を選択する、2段階の補完入力に対応しました。
長文や慣用語句の補完候補を、[→]キーで文節単位で表示して選択入力できます。
- 2・3文字の英字の入力から、英単語と欧文の単語の補完入力候補を表示します。
- IMEがOFFの英字入力からの漢字入力と、IMEがONのローマ字からの英字入力に対応しました。
[プログラム リサーチ入力] プログラムブロックの入力支援機能
- 2・3文字の英字の入力から、プログラムの変数・関数名の補完入力の候補を表示します。
プログラム作成のキーの打鍵数を削減し、入力ミスを減らします。
- 予約語や関数名の先頭文字の入力から、引数を含めた補完候補を表示します。
- C言語のfor文のループ条件を含めた入力や、関数呼び出しの引数の入力に対応します。
- 事前の登録の必要がなく、編集プログラムから補完候補を取得します。
- C言語の他に、C++・Java・Pascal・Basicプログラムに対応しています。
[HTML リサーチ入力] HTMLタグ・CSSアトリビュートの入力支援機能
- 「<」とタグの先頭文字の入力から、タグの末尾「>」までの属性を含めた補完候補を表示します。
- 「/」とタグの先頭文字の入力から、閉タグの補完候補を表示します。
- 事前の登録の必要がなく、サンプル辞書と編集テキストから補完取得します。
HTMLタグの属性の指定を含めた、編集テキストのタグの記述を取得します。
- IMEをONにした日本語入力モードに対応しています。
IMEのON/OFFの切り替え操作なしで、HTMLタグを入力できます。
[TeX リサーチ入力] TeXコマンド・環境名の入力支援機能
- 「\」とコマンドの先頭文字の入力から、TeXコマンドの補完候補を表示します。
- 「\」と環境名の先頭文字の入力から「\begin{環境名}〜\end{環境名}」の補完候補を表示します。
- 事前の登録の必要がなく、サンプル辞書と編集テキストから補完候補を取得します。
- IMEをONにした日本語入力モードに対応しています。
IMEのON/OFFを切り替え操作なしで、TeXコマンドを入力できます。
■ WZ EDITOR専用の日本語入力システム「WZ-IME」
- WZ-IMEは、専用のかな漢字変換機能です。編集テキストや見本テキストから変換候補を表示します。
テキストを学習辞書として扱い、学習の容量・期限・共有の制限がありません。
- ローマ字入力のフルカスタマイズにより、入力規則の指定と記号や漢字の入力指定に対応しました。
- ルビ付きの変換に対応しました。変換候補の一覧から選択して、本文にルビ付きの漢字を入力します。
■ テキストの語句を自動分析する「索引機能」
- 索引はテキスト中の使用語句の一覧を自動で作成して、本文の横に表示します。
- 検索キーワードを索引の一覧から選択して入力できます。テキストの検索の幅が広がります。
- 作成したテキストやプログラムを、新しい視点から分析・参照・検索・編集できます。
参考文献の分析や、文体の学習に活用することができます。
■ マルチタブ ファイラー「WZ Filer 7」
- マルチタブによる複数フォルダの表示と、分割ビューによる2ウィンドウ表示に対応しました。
- タブの復元機能により、最近開いた複数のフォルダを記憶して同時に表示します。
- フォルダのファイルとサブフォルダのファイルを一覧に表示します。
- ファイラーからテキストファイルの直接編集が可能となりました。
- ファイルを絞り込み検索するGrepテキストボックスを追加しました。
■ ファイル単位の表示スタイル・文書スタイル「ファイル設定」
- テキストファイル単位の、各種の表示スタイルのファイル設定に対応しました。
「A.TXT」は折り返し40字、「B.TXT」は折り返し80字の設定が可能となりました。
- 「設定ショートカット」メニューを追加しました。字間・行間・タブ・改行・空白・行番号・見出し・各種表示スタイルのメニュー設定に対応しました。
- テキストファイル単位の、各種の文書スタイルのファイル設定に対応しました。
「A.TXT」はWZ標準の見出し、「B.TXT」は見出しのユーザ設定が可能となりました。
■ 複数見出しの一括編集「アウトラインブロック編集」
- 複数見出しの選択による、見出しの入れ替えや見出しレベルの一括変更に対応しました。
- アウトラインのアンドゥに対応しました。アウトライン編集のキャンセル操作が可能となりました。
- アウトラインのブロック編集は、ドラッグアンドドロップやカットアンドペーストによる、編集操作に対応しています。
■ JIS規定のプレーンテキストファイルのルビと文字装飾に対応
- JIS規定のプレーンテキストファイルで、「ルビ」「傍点・傍線」などの文字装飾に対応しました。
- 各種テキスト形式のルビの変換に対応しました。
「プレーンテキスト」「Wordテキストファイル形式」「青空文庫形式」で相互に変換します。
- プレーンテキストファイルで、タブの「字下げ」「桁揃え」の段落体裁に対応しました。
- 引用行の色分け表示や「2/3改行」「1/2改行」の改行高さの指定に対応しました。
■ ユーザインターフェースと操作性の向上
- 表示スタイル・文書スタイル・環境設定を統一して、一つのダイアログでの設定に対応しました。
- ツールバーに「ドロップメニュー」を追加して、マウスによる約100のコマンド操作に対応しました。
- 「タブのクローズ」や「ステータスツールのカスタマイズ」の操作性を向上しました。
- 独立ウィンドウのヘルプを追加しました。「索引検索」のキーワード一覧から検索できます。
- セットアップに「WZセットアップ開始」ボタンを追加しました。インストールがすぐに開始されます。
- WZ6の表示・文書・印刷・色分けスタイルと環境設定・プロファイルの引き継ぎに対応しました。
WZ-Research(リサーチ入力) [wz7new]
新機能の「WZ-リサーチ入力」は、入力中のテキストから補完語句の一覧を表示して、「先頭文字」[↓] [Enter] の操作で、テキストの語句や長い語句を正確に再入力する補完入力機能です。
テキストに特有な専門用語や固有名詞を再入力する際の、キーの打鍵数を大幅に減らします。
●WZ-リサーチ入力の基本操作
- リサーチ入力モードのON/OFFは、[挿入]メニューの[入力とIME]-[リサーチ入力モード]を実行します。
リサーチ入力モードをONにすると、ステータスバーの左端に [R]と表示されます。
- 日本語の補完入力をするには、IMEをONにして、かなを1・2文字入力します。
テキストから、先頭部分と読みが一致する語句の一覧が表示されます。
- 補完候補一覧から、[↓] を数回押して語句を選択します。[Enter] を押すと入力が完了します。
通常のIME入力との併用もできます。IMEから入力を続けると、かな漢字変換入力となります。
- 2段階の補完入力をするには、候補一覧から[→]を押します。
選択した語句に続く文章を一覧表示します。一覧から選択して [Enter] を押すと入力が完了します。
- 英単語の補完入力をするには、IMEをOFFにして英字を1・2文字入力します。
- 「日本語テキストエディタ」の語句の再入力も、一度テキストに入力すれば次回からは、先頭文字の「に」[↓] [Enter] の操作で入力できます。
- 候補一覧の語句から始まる文章の補完入力も可能です。
「て」[↓] [→] [Enter] の簡単な操作で、「テキストに特有な専門用語や固有名詞を再入力する際の、キーの打鍵数を大幅に減らします。」の入力をおこないます。
●WZ-リサーチ入力の機能詳細
- ユーザ辞書への登録作業は不要です。
- 入力候補は、編集中のテキスト単位で解析します。テキストの語彙を把握して表記のゆれを防ぎます。(IMEの補完入力は、学習に基づくため内容と容量に限界があり、語彙も混ざります)
- 検索文字列の補完入力にも対応しています。テキストの語句の一覧から選択して指定します。
- プログラム構文・関数呼び出し・HTML・TeXコマンドの補完入力に対応しています。
- 補完候補一覧は、カテゴリ別・タグの色分けカスタマイズに対応しています。
- WZ-IMEのかな漢字変換機能によって、候補一覧に入力した読みの漢字変換候補も表示します。
英字入力のローマ字の漢字変換と補完入力に対応しています。IMEがOFFの、プログラムファイルの編集でも日本語入力ができます。
- ビジネス文書、論文、原稿、小説などのテキスト単位に、独立した語彙で補完入力をおこないます。
- 学術用語、法律用語、医学用語などの、複数の名詞を組み合せた語句も補完入力できます。
- 単語の補完入力は、日本語語句・カタカナ・ルビ付き語句・括弧括り語句・プログラムの変数名・関数名・英単語・欧文単語に対応します。
- WZ-リサーチ入力は、キーボードからの英字入力と、WZ-IME・ATOK・MS-IMEのかな入力に対応しています。
●プログラム リサーチ入力
- 2・3文字の英字の入力から、プログラムの変数・関数名の補完入力の候補を表示します。
プログラム作成のキーの打鍵数を削減し、入力ミスを減らします。
- 予約語や関数名の先頭文字の入力から、引数を含めた補完候補を表示します。
- C言語のfor文のループ条件を含めた入力や、関数呼び出しの引数の入力に対応します。
- 事前の登録の必要がなく、編集プログラムから補完候補を取得します。
- C言語の他に、C++・Java・Pascal・Basicプログラムに対応しています。
●HTML リサーチ入力
- 「<」とタグの先頭文字の入力から、タグの末尾「>」までの属性を含めた補完候補を表示します。
- 「/」とタグの先頭文字の入力から、閉タグの補完候補を表示します。
- 事前の登録の必要がなく、サンプル辞書と編集テキストから記載に合わせた補完候補を取得します。
- IMEをONにした日本語入力モードに対応しています。
IMEのON/OFFの切り替え操作なしで、HTMLタグを入力できます。
●TeX リサーチ入力
- 「\」とコマンドの先頭文字の入力から、TeXコマンドの補完候補を表示します。
- 「\」と環境名の先頭文字の入力から「\begin{環境名}〜\end{環境名}」の補完候補を表示します。
- 事前の登録の必要がなく、サンプル辞書と編集テキストから補完候補を取得します。
- IMEをONにした日本語入力モードに対応しています。
IMEのON/OFFを切り替え操作なしで、TeXコマンドを入力できます。
WZ-リサーチ入力の詳細な操作手順は、WZ-リサーチ入力 チュートリアルをご参照ください。
WZ-IME [wz7new]
新機能の「WZ-IME」は、WZ7専用のかな漢字変換機能です。日本語の入力を高速に表示します。
WZ-IMEは、かな漢字変換の学習の代わりに、テキスト中の語句から変換候補を表示します。
辞書への学習を必要としないため、学習の容量・期限・共有の制限がありません。
テキスト単位で変換候補を読み取りますので、同時に複数の文書を編集しても、変換候補は文書ごとに学習されます。既存の文書に追加入力する場合も、文書から同音意義語の順位を取得します。
また、出版社の規定文書や参考文献などを見本テキストとして登録すると、見本テキストが入力に反映されて語彙や表記を揃えた文書を作成することができます。
●WZ-IMEの基本操作
- WZ-IMEをONにするには、[Shift+半角/全角] キーを押します。
ステータスバーの左端に [wz] と表示されます。
- ローマ字でかなを入力して、[Space] を押すと漢字に変換します。
かな入力に応じて文節の区切りを表示します。変換前に区切りを修正するとより正確に入力できます。
- 読点の入力は [,] を句点の入力は [.] を押します。テキストの読点「、,」と句点「。.」の種類を認識して変換します。
- 段落の「『【〔〈《の括弧記号を認識して、対応する閉じ括弧」』】〕〉》の入力と、二重引用符 [“”] や引用符 [‘’] にも対応しています。
●WZ-IMEの機能詳細
- テキストの同音意義語の順位・かな送り・漢字/仮名表記・カタカナの語句を判定します。
- テキストの全角カタカナとルビ付きの語句は、自動で単語として認識して、かな入力をカタカナや漢字に変換します。
- ローマ字入力のフルカスタマイズにより、入力規則の指定と記号や漢字の入力指定に対応しました。
- ルビ付きの変換に対応しました。変換候補の一覧から選択して、本文にルビ付きの漢字を入力します。
- ユーザ登録の辞書を文書スタイルごとに指定できます。
テキストのスタイル別に、自動でユーザ辞書を切り換えた変換が可能です。
- WZ-IMEは、WindowsのIMEとは独立して動作するので、他のIMEと併用できます。
[半角/全角]キーを押すと、他のIMEがONになります。
- WZ-IMEは、WZ7専用のかな漢字変換機能です。他のアプリケーションの入力には対応していません。
- 人名や地名の変換には、単語登録やユーザ辞書の追加が必要となります。
WZ-IMEの詳細な操作手順は、WZ-IME チュートリアルをご参照ください。
索引 [wz7new]
新機能の「索引」は、テキスト中の使用語句を索引ウィンドウに一覧表示する機能です。
マニュアルなどの索引の作成や、プログラムの変数と関数名の一覧を表示した検索や編集に対応します。
●索引の基本操作
- 索引を表示するには、[ツール]メニューの[索引]を実行します。
文書の語句の一覧を本文の横に表示します。一覧から語句を選択すると文書の語句へジャンプします。
- 索引の [》] ボタンを押すと、「索引の操作」メニューを表示します。
「個数の表示」を実行すると、語句の使用個数を表示します。
- 「索引の操作」メニューから「見出し区切りの表示」を実行すると、見出しの先頭語句を区切って表示します。章ごとの初出箇所を確認できます。
- 「索引の操作」メニューから「置換」を実行すると、語句の一括置換をおこないます。
索引一覧で「漢字/仮名表記」や「送りかな」の誤用を確認してから、正しい表記に置換できます。
●索引の機能詳細
- 参考文献の分析や、文体の学習に活用することができます。
- 章ごとの初出単語の表示で、ルビが必要な単語を判定できます。
- テキストの語句の一覧表示を参照しながら、校正や編集作業ができます。
- 索引から語句を指定する検索に対応しました。テキストの検索の幅が広がります。
WZ標準テキスト形式 [wz7new]
新機能の「WZ標準テキスト形式」は、WZ7のプレーンテキストファイル形式です。
JIS規格で規定されたテキストファイルのフォーマットで、ルビや文字装飾による文書作成に対応します。
WZ標準テキストと、各種のテキストファイルとのルビの変換にも対応しました。
●WZ標準テキスト形式の基本操作
- 「WZ標準テキスト形式」の文書を作成するには、[ファイル]メニューの[新規作成ダイアログ] から、「WZ標準テキスト」を選択します。WZ標準テキスト形式のファイル拡張子は「txt」となります。
- ルビを入力するには、漢字を選択して[挿入]メニューの[ルビ]を実行します。
「読み」を指定してOKすると、_^親文字(ルビ)^_ 記号のタグ付きの形式で文書に挿入します。
- でタグの表示、でルビの表示を確認できます。
●WZ標準テキスト形式の機能詳細
- ルビと文字装飾
「ルビ」と「傍点」「傍線」「上付き」「下付き」「太字」の文字装飾に対応しています。
- 段落体裁
段落体裁は、タブによる「字下げ」「桁揃え」に対応しています。
- 図の表示
図のファイル名を"ファイル名"と記述すると、文書に図を埋め込んで表示します。
- 文書の変換
ルビ付きの文書形式を「プレーンテキスト」「Wordテキストファイル形式」「青空文庫形式」との間で相互に変換できます。
ファイル単位の表示スタイルと文書スタイルの設定 [wz7new]
WZ7では、テキストファイル単位の表示スタイルと文書スタイルの設定に対応しました。
「A.TXT」は折り返し40文字でWZ標準の見出し文字列、「B.TXT」は折り返し80文字で見出しを指定など、ファイル単位の「折り返し」や「見出し」の個別設定が可能となりました。
従来の拡張子単位のスタイルの切り替えと合わせて、テキストファイルの幅広い設定に対応します。
●ファイル単位の設定の基本操作
- メニューから、各種の表示をファイル単位で設定するには、 [表示] メニューと [設定ショートカット]のサブメニューからコマンドを選択します。
- 設定ダイアログでファイル単位の設定をするには、「ファイル単位の設定」をONにします。
ファイル単位に設定した項目は、設定ダイアログに太字で表示します。
●ファイル単位の設定の機能詳細
- 設定ショートカットコマンド
行間・字間「2 1 0 -1 -2ピクセル」・行間「1/10 1/5 1/4 1/3 1/2 2/3行」
折り返し「指定文字数・画面幅・折り返しなし」
表示ON/OFF「タグ・タブ/改行/EOF・全角/半角空白・行番号・ルーラー・アンダーライン・見出し」
段落体裁「タブの字下げ・タブの桁揃え・箇条書き・会話文」
フリーカーソル・見出しページング・単語・よみかな・ルビ・図
- 設定の記憶
ファイル単位の設定は、ファイル名をキーとしてプロファイルに300個まで記憶します。
ユーザインターフェースと設定 [wz7new]
WZ7では、ユーザインターフェースを見直して操作性の向上をはかりました。
●ユーザインターフェースと設定の機能詳細
- 設定ダイアログを統一しました。各種の設定を一つのダイアログから設定できます。
- WZ7のセットアップに、「WZセットアップ開始」ボタンを追加しました。「WZ標準セットアップ」のインストールがすぐに開始されます。
- WZ6の表示・文書・印刷・色分けスタイルと環境設定・プロファイルの引き継ぎに対応しました。
- ツールバーに「ドロップメニュー」を追加して、マウスによる約100のコマンド操作に対応しました。
- 独立ウィンドウのヘルプを追加しました。「索引検索」のキーワード一覧から検索できます。
- 「タブのクローズ」や「ステータスツールのカスタマイズ」に対応しました。
アウトライン
WZ7では、アウトライン編集とアウトラインブロック編集・ワイドアウトライン・色分けアウトライン・絞込アウトラインなどの、各種のアウトライン機能が提供されています。
WZでは、段落先頭にピリオドを入力するだけで、アウトラインの見出しを作成します。
Cプログラムの関数定義・HTMLファイル・ユーザ指定の見出し認識にも対応します。
●アウトラインの機能詳細
- アウトライン編集
アウトラインで文字入力による編集や、[Enter] での見出しの作成がおこなえます。
- 見出しの入れ替え・絞り込み
キー動作やドラッグ&ドロップによる入れ替えと、文字入力による絞り込みに対応しています。
- ブロック編集 [wz7new]
複数の見出しをまとめて入れ替えできます。
複数見出しのドラッグ&ドロップ、見出しレベルの変更、カット&ペーストにも対応しています。
- ワイドアウトライン
複数のファイルにまたがる文書やプログラムを、一つのアウトラインに表示します。
複数のテキストをアウトラインで切り替えながら編集できます。
- 色分けアウトライン
大見出・中見出・小見出の「文字色」「背景色」「フォント」「サイズ」を細かく設定できます。
文字色・背景色・罫線を組み合わせて、見出しアウトラインを装飾表示します。
見出しの背景色のグラデーション表示に対応しました。[wz7new]
- 絞込アウトライン
アウトライン検索ボックスにキーワードを入力すると、語句を含む見出しを絞り込み表示します。
本文には、語句が色分けして表示されます。検索結果をアウトラインで確認できます。
プログラム
WZ7では、各種のプログラミング言語の色分けとアウトライン表示に対応しています。
新機能のWZ-リサーチ入力による補完入力機能で、プログラムの変数・関数名の入力操作が向上しました。
●プログラムの機能詳細
- WZ-リサーチ入力の補完入力 [wz7new]
WZ-リサーチ入力の変数・関数名・プログラム構文の補完入力により、変数・関数名・関数呼び出しの再入力を一覧から選択して、正確に実行します。プログラムの作成に広く活用できます。
- C言語のアウトラインとブロック
C・C++・Javaプログラムのアウトライン表示による、関数定義の一覧表示に対応します。
ブロックの折りたたみにより、プログラムをブロック単位で見やすく表示します。
Cプログラムの#if 0〜#endifのコメント色表示、#if 識別子〜#else〜#endifの色分け表示にも対応しています。
- 各種プログラミング言語の色分け
C・C++・Java・PHP・Python・アセンブラ・BASIC・CSS・フォートラン・Lisp・Pascal・perl・Rubyなど15種類のプログラム言語の予約語(C・Java)・コメント・文字列・定数を色分け表示します。
色分けのユーザカスタマイズが可能です。
WZ-リサーチ入力の操作手順は、プログラムの補完入力 チュートリアルをご参照ください。
データファイル
WZ7は表形式のデータファイル「TSV」「CSV」と、任意形式のテキストデータファイルやバイナリファイルの各種データファイルの編集に対応しています。
●データファイルの機能詳細
- 表形式のデータに対応
「TSV」「CSV」の表形式のデータを、桁ごとに揃えて見やすく表示します。
「絞り込み」の検索機能により、入力文字列データを含む段落のみをリアルタイムで表示します。
「ソート」機能による、段落単位のデータの昇順・降順の並べ替えに対応しています。
- バイナリ編集に対応
バイナリファイルを開くと、バイナリデータを16進数で表示するバイナリ編集モードとなります。
16進数データの検索と置換と、16進アドレス指定によるジャンプに対応しています。
- 巨大テキストの編集
「ファイルの部分読み込み」機能で、100MBを越えるファイルの編集に対応します。
HTML
WZ7は、HTMLタグの挿入・削除・アトリビュート編集・CSSスタイルシートのプロパティ編集に対応しています。
PHPプログラムの色分け・HTMLのタグとアトリビュートの色分け・タグのアウトライン表示が可能です。
新機能のWZ-リサーチ入力のHTMLタグと属性の補完入力により、HTMLテキストの入力を支援します。
●HTMLの機能詳細
- HTMLタグのリサーチ入力 [wz7new]
「<」とHTMLタグの先頭文字を入力すると、HTMLタグの候補一覧から選択して入力できます。
属性の指定を含めた補完入力に対応しています。
日本語IMEをONにした、日本語入力モードでのタグの補完入力にも対応しました。
- HTMLタグの色分け
HTMLタグ<a href="">のエレメント「<a>」と属性「href」を色分け表示します。
文字列の色分け、複数行の<!--と-->のコメントの色分けにも対応しています。
- PHPプログラムの色分け
HTMLタグの色分けに加えて、$varの変数名とPHPの予約語を色分け表示します。
PHPプログラムブロック{と}の折りたたみにも対応しています。
- オートフォーマット
[Ctrl+Enter]による、<>記号・終了タグの補完・<p>の挿入・<dl>や<ul>のオートフォーマットに対応します。
日本語IMEをONにした、日本語入力モードでのオートフォーマットにも対応しました。[wz7new]
- WEB-TO機能 [wz7new]
新機能の「WEB-TO」は、文書ファイルをWEB公開用にHTMLに変換する機能です。
文書を見出し単位で複数ページに分割して、WEBページ用の見やすい表示に変換します。
「WEB-TO」による、サンプルホームページを追加しました。
HTMLタグのリサーチ入力の操作手順は、HTML チュートリアルをご参照ください。
TeX
WZ7は、TeXに標準機能で対応しています。
TeXは、主に数式を含む理数系の論文や書籍の、標準的なテキストファイルフォーマットです。
WZ-リサーチ入力による、TeXコマンドと論文の補完入力に対応しました。
TeXコマンドの色分けとコマンドの選択入力、見出しのアウトライン表示にも対応しています。
●TeXの機能詳細
- TeXコマンドの色分けとアウトライン
WZ7でTeXテキストを開くと、TeXコマンドを認識して色分け表示します。
TeXコマンドの表示を消した編集や、TeXのアウトライン表示にも対応します。
- TeXコマンドのリサーチ入力 [wz7new]
「\」とTeXコマンドの先頭文字を入力すると、TeXコマンドの候補一覧から選択して入力できます。
「\begin{環境名}〜\end{環境名}」の補完入力にも対応しています。
「TeXコマンド入力」機能による、TeXコマンドの選択入力も可能です。
- タイプセットとプレビュー
WZの編集画面から、TeXコンパイラとdvioutビューアーの起動も可能です。
タイプセットは、「pTeX, Version 3.1415926-p3.1.10 (Web2C 2009)」にて確認しています。
- 表の桁揃え表示
表を桁揃え表示して、仕上がりイメージを画面上で把握できます。
- コマンドの画面表示
「数学記号」「ギリシャ文字」「上付き」「下付き」コマンドの指定を画面表示に反映します。
- 文献データベース
文献データベースファイル (拡張子.bib) の表形式の表示と、BibTeXの起動にも対応しています。
TeXコマンドのリサーチ入力の操作手順は、TeX チュートリアルをご参照ください。
テキスト編集
WZ7では、小説、論文、原稿などの執筆と編集に必要な、文字数・原稿用紙枚数の表示、脚注・割注の挿入、脚本・青空文庫テキストに対応しています。
●テキスト編集の機能詳細
- 文字数表示
文書の文字数・漢字・ひらがな・カタカナ・英単語・原稿用紙枚数をリアルタイムに表示します。
- Unicodeに対応
シフトJISの文字に加えて「JIS第3/4水準」「アクセント付きアルファベット」に対応しています。
- 「UTF-8」「Unicode」「シフトJIS」「SJIS-EX」「欧文」「EUC」「JIS」の文字コードと、「CR+LF」「LF」「CR」の改行コードに対応しています。
- 文字コードと改行コードの自動判別と相互変換にも対応しています。
テキスト編集の詳細な操作手順は、原稿 チュートリアルをご参照ください。
表示スタイル
「表示スタイル」は、縦書き・横書きなどの表示の設定を複数登録して、文書の表示を切り替える機能です。
原稿の執筆は「標準横書き」、編集は「縦書き」、校正は「見開き」などの用途に合わせて、表示スタイルを選択できます。
テキストの「縦書き」や「横書き」の同時ウィンドウ表示も可能です。

●表示スタイルの機能詳細
- 日本語文書は「標準横書き」、プログラムファイルは「プログラム」スタイルなど、ファイルの拡張子に基本の表示スタイルを設定できます。
- プロポーショナルフォント・均等割り付け・禁則処理にも対応しています。
WZ Filer 7 [wz7new]
WZ7.0.5より、マルチタブ/2ウィンドウ/Grep検索/テキスト編集/サブフォルダの表示機能に対応した「WZ Filer 7」を追加しました。
●WZ Filer 7の機能詳細
- ファイルオープン
WZ Filer 7は、WZ EDITOR 7のファイルオープンダイアログとして設定可能です。
- サブフォルダのファイル一覧表示
フォルダのファイル一覧に加えて、サブフォルダ内のファイルも一覧に表示します。
- テキストの編集
ファイルリストのファイルのテキストを表示して、テキストを直接編集できます。
- Grep検索
「Grep」テキストボックスから、文字列を含むファイルの絞り込み表示に対応します。
- ドライブのフォルダ一覧
ドライブのすべてのフォルダを一覧表示できます。
WZ Filer 7は、WZ7.0.4以前の「WZ Filer」と併用できます。
WZ Filer 7の詳細は、ファイラー チュートリアルをご参照ください。
Text-C
WZ7は、プログラミングマクロ言語「Text-C」を提供しています。
Text-Cは、C言語をベースに文字列処理に適したテキストライブラリとプロパティを追加した言語で、C言語と互換性のある言語仕様です。
Text-Cでのユーザカスタマイズによって、WZの機能を強化していくことができます。
●Text-Cの機能詳細
- テキストライブラリには、ファイルのロード/セーブ・文字列挿入/削除・段落編集・画面表示の各種APIが提供されています。
- Text-Cマクロのプラグインやコマンドの作成で、機能の追加やカスタマイズができます。
- ファイラーやテキストデータベースのアプリケーションの作成も可能です。
- WZ7のText-Cは、WZ6と上位互換性があります。
WZ6のマクロプログラムは、そのまま引き継いで動作します。
Text-Cの詳細につきましては、Text-C チュートリアル・Text-Cオンラインヘルプをご参照ください。
Text-Cサンプルプログラム
「Textc Mail」「インターネット検索」「Textc Ftp Filer」は、Text-Cのサンプルプログラムとして、
別にダウンロードして機能を追加することができます。
●サンプルプログラム機能詳細
- Textc Mail
メールフォルダ・テキストWEBブラウザ・ノートフォルダを統合したメーラーです。
- インターネット検索
WZの編集画面からキーワードをインターネットで検索して、結果をブラウザで表示します。
- Textc Ftp Filer
FTPサーバーのファイル一覧を取得し、ファイルのアップロード・ダウンロードをします。
サンプルプログラムにつきましては、テクニカルサポートの対象外とさせていただきます。
WZ7の各種機能
WZ7では、テキストエディタをさらに活用するための各種の機能が標準で提供されています。
●WZ7の各種機能
- ファイル
「テキストオープンダイアログ」「自動ファイル名」「自動保存」「ファイルの部分読み込み」
「複数世代のバックアップ」「プロジェクト」「前回終了時の復元」「ファイル登録ツール」
「オープンツール」「ファイル名のUnicode対応」
- 編集
「数字・英字・仮名・記号・空白の半角/全角変換」「大文字/小文字の変換」「空白/タブの変換」
「行頭・行末空白の削除」「英数字と全角の空白の削除/挿入」「重複空白の削除」
「空白行の削除」「重複行の削除」「段落整形」「段落整形連結」「自動整形」
「オートインデント」「アンドゥ」「変更行の太字表示・ジャンプ」
「日付・時刻」「慣用句」「文字列の挿入」「ファイルの挿入」「各種テキストの変換」
「キーボードマクロ」「ソート」「整数計算」
- 検索
「正規表現」「絞り込み」「新検索」「索引から検索」「高度な検索」「AND検索」
「文字単位の文書の比較」「段落単位の文書の比較と色分け」「対括弧の太字表示・ジャンプ」
「検索ボックス」「検索ツール」「置換ツール」「検索・置換文字列の改行指定」
「見出しの検索」「C言語関数定義の検索」「検索個数の表示」「検索の色分け」
「タグジャンプ」「バックジャンプ」「マーク記憶・ジャンプ」「ブロックジャンプ」
- 表示
「マルチタブ」「画面分割」「多重化」「SDI表示」「ズーム」「全画面表示」「画面位置の記憶」
「タブ・改行・半角空白・全角空白の色分け」「表示行/段落行番号の表示」
「印刷プレビュー」「印刷プレビューの編集」「印刷スタイル」
- カスタマイズ
「USBメモリへのセットアップ」「複数環境のセットアップ」「ネットPC向けの画面表示」
「Windows準拠」「VZライク」「MIFESライク」「Emacsライク」の各種キー定義。
「ユーザ追加キー定義」「ユーザ追加メニュー」「ガイドヘルプ」「ヘルプ」
●WZ7のアプリケーション機能詳細
- WZ Board
ボードは、多数のメモの作成・貼り付け・並べ替え・階層の整理に対応します。
WZ7のテキストや、他のアプリケーションからWZ Boardへメモを追加できます。
- WZ Grep
グローバル検索は、フォルダの複数ファイルから語句を検索して結果を一覧表示します。
プレビュー表示による結果一覧からテキスト本文の参照や、一括Grep置換にも対応します。
- WZ Filer
ファイラーは、2画面でフォルダを一覧表示して、キーボード主体でのファイル操作に対応します。
WZ7の機能の詳細につきましては、「オンラインヘルプ」「メニューコマンド一覧」をご参照ください。
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