WZ Writing Editor 3
コマンド一覧
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カーソル移動(文字)
1 文字左へ
カーソルを 1 文字左へ移動します。
1 文字左へ(縦書き 1 文字上へ)
カーソルを 1 文字左へ移動します。
縦書き表示ではカーソルを 1 文字上へ移動します。
単語左へ
カーソルを 1 単語左へ移動します。
単語+空白左へ
カーソルを 1 単語左へ移動します。
空白をスキップします。
半ページ左へ
カーソルを画面半分左へ移動します。
数文字分左へ
カーソルを数文字分左へ移動します。
行頭へ
カーソルを行の先頭へ移動します。
段落先頭へ
カーソルを段落の先頭へ移動します。
1 文字右へ
カーソルを 1 文字右へ移動します。
1 文字右へ(縦書き 1 文字下へ)
カーソルを 1 文字右へ移動します。
縦書き表示ではカーソルを 1 文字下へ移動します。
単語右へ
カーソルを 1 単語右へ移動します。
単語+空白右へ
カーソルを 1 単語右へ移動します。
空白をスキップします。
半ページ右へ
カーソルを画面半分右へ移動します。
数文字分右へ
カーソルを数文字分右へ移動します。
行末へ
カーソルを行の末尾へ移動します。
段落末尾へ
カーソルを段落の末尾へ移動します。
インデントの次の文字へジャンプ
カーソル位置の段落の先頭から、タブと空白文字をスキップした位置へジャンプします。
カーソル移動(行)
1 行上へ
カーソルを 1 行上へ移動します。
「方向キーの加速」の設定が有効となります。
1 行上へ(加速なし)
カーソルを 1 行上へ移動します。
「方向キーの加速」の設定による加速はおこないません。
2 行上へ
カーソルを 2 行上へ移動します。
1 行スクロールアップ
カーソルを 1 行上へ移動して、画面も 1 行スクロールします。
4 行スクロールアップ
カーソルを 4 行上へ移動して、画面も 4 行スクロールします。
半ページ上へ
カーソルと画面を半ページ上へ移動します。
1 ページ上へ
カーソルと画面を 1 ページ上へ移動します。
1 ページ上へ(横スクロールなし)
カーソルと画面を 1 ページ上へ移動します。
横スクロールはおこないません。
前の変更行
1 つ前の編集した行へ移動します。
前の段落の先頭へ
カーソルを前の段落の先頭へ移動します。
1 行下へ
カーソルを 1 行下へ移動します。
「方向キーの加速」の設定が有効となります。
1 行下へ(加速なし)
カーソルを 1 行下へ移動します。
「方向キーの加速」の設定による加速はおこないません。
2 行下へ
カーソルを 2 行下へ移動します。
1 行スクロールダウン
カーソルを 1 行下へ移動して、画面も 1 行スクロールします。
4 行スクロールダウン
カーソルを 4 行上へ移動して、画面も 4 行スクロールします。
半ページ下へ
カーソルと画面を半ページ下へ移動します。
1 ページ下へ
カーソルと画面を 1 ページ下へ移動します。
1 ページ下へ(横スクロールなし)
カーソルと画面を 1 ページ下へ移動します。
横スクロールはおこないません。
次の変更行
1 つ後の編集した行へ移動します。
次の段落の先頭へ
カーソルを次の段落の先頭へ移動します。
ページモード切替
「頁モード」を ON/OFF します。
頁モードを ON にすると、方向キーの押し下げでページ単位でカーソルを移動します。
自動スクロールモード
自動スクロールを開始します。自動スクロール中は、文字入力が OFF となります。
下記のスクロール操作のキー割り当てが有効となります。
- [Shift]で、速度を UP します。
- [Ctrl]で、速度を DOWN します。
- [Space]で、一時停止します。停止中に[Space]で、再開します。
- [Esc]で、自動スクロールを解除します。
カーソル位置の切り替え
カーソルの表示位置を「画面上部」「中央部」「下部」へ移動します。カーソルの編集位置は保ちます。
文字入力や[↓]でカーソルを移動すると、カーソルが画面の下方に表示されます。このコマンドを実行すると、カーソルを画面の上方へ移動して、カーソル以降の行をより多く表示します。
続けてこのコマンドを実行するとカーソルを画面中央へ、もう一度実行すると画面下部へ移動します。
カーソルを先頭行に表示
カーソル位置が画面の先頭行にくるように、テキストの表示開始位置を調整します。
カーソルが示す編集位置は変わりません。
カーソルを中央行に表示
カーソル位置が画面の中央行にくるように、テキストの表示開始位置を調整します。
カーソルが示す編集位置は変わりません。
カーソルを中央行に表示とリフレッシュ
カーソル行を画面中央に表示するよう、テキストの表示位置を調整します。
テキスト全体を再描画します。
カーソルを表示領域の上方へ移動
カーソルを画面上部へ移動します。
編集位置も上部へジャンプします。
カーソルを表示領域の下方へ移動
カーソルを画面下部へ移動します。
編集位置も下部へジャンプします。
カーソル移動(ジャンプ)
ホーム
テキストの先頭へジャンプします。
検索文字列と検索オプションをクリアします。
テキストの先頭
テキスト先頭へジャンプしてカーソルを移動します。
テキストの末尾
テキスト末尾へジャンプしてカーソルを移動します。
ジャンプ
ジャンプダイアログを開いて各種のジャンプを実行します。
- 段落へ
- 指定の段落へジャンプします。
- 表示行へ
- 指定の表示行へジャンプします。
- ページへ
- 指定のページへジャンプします。
- 最後の編集位置へ
- 最後の編集位置へジャンプします。
- 前位置へ
- 検索やテキスト先頭や末尾の移動前の位置へジャンプします。
- 対括弧へ
- カーソル位置が括弧記号の場合に対になる括弧へジャンプします。
- Unicode 文字
- Unicode 特有の文字へジャンプします。カーソル位置から検索します。
- URL
- URL へジャンプします。カーソル位置から検索します。
- 見出し
- 見出しへジャンプします。カーソル位置から検索します
- 変更行へ
- 変更行へジャンプします。カーソル位置から検索
- 前のマーカー
- 手前のマーカーまたはラインマーカーを検索してジャンプします。
- 次のマーカー
- 次のマーカーまたはラインマーカーを検索してジャンプします。
最後の編集位置へジャンプ
テキストで最後に編集をおこなった位置へジャンプします。
対のタグ/括弧へジャンプ
カーソル位置の括弧記号に対応する、括弧記号へジャンプします。
括弧記号は、( ) [ ] { } < >に対応しています。
HTML テキストの場合は、カーソルをタグに置いてコマンドを実行すると、対応する開始タグまたは終了タグへジャンプします。
閉じ括弧へジャンプ
カーソル位置が[ { (の場合は、対応する] } )へジャンプします。
カーソル位置が括弧でない場合は、前方方向に括弧を探して、対応する閉じ括弧へジャンプします。
閉じ括弧へジャンプ(後方)
カーソル位置が[ { (の場合は、対応する] } )の次の文字へジャンプします。
カーソル位置が括弧でない場合は、後方方向に括弧を探して、対応する閉じ括弧の次の文字へジャンプします。
最近編集したメソッド・関数
編集テキストで最近に編集をおこなった関数、メソッド、クラスの名の一覧を表示します。
OKすると、一覧で選択した関数やメソッド定義へジャンプします。
本ソフトウェアでは、テキスト単位で、編集をおこなった見出しを 300 箇所まで記憶しています。
タグジャンプ
カーソル行のタグ指定を読み取り、別のテキストファイルを開いてジャンプします。
テキストにタグを埋め込んでおくと、そのファイルをタグジャンプで開くことができます。
タグ情報には、下記のようにファイル名や行番号を指定します。
コメントは省略できます。行番号は括弧付きで(行番号)の指定にも対応しています。
"ファイル名" コメント
"ファイル名" 行番号 コメント
"ファイル名" 行番号,桁 コメント
"ファイル名" "検索文字列" コメント
ファイルに関連付けられたプログラムを開く
タグジャンプからファイルを関連付けで開くには、テキストファイルに下記の書式でタグを埋め込みます。
shell は行頭から記述して、ファイル名の直後に改行を入力します。
タグの行にカーソルを移動して、タグジャンプを実行すると、ファイルがアプリケーションで表示されます。
shell "ファイル名"
shell "C:\Users\Name\Desktop\PDF ファイル.pdf"
ファイル名を入力するには、ファイルをエクスプローラやデスクトップからマウス右ボタンを押しながら本ソフトウェアにドラッグアンドドロップします。
WZ を起動する
WZ を起動するには、下記のタグを指定します。
(コメント)は省略できます。引数には、WZ の起動オプションを指定します。
wz(コメント) 引数
wz(Grep を起動) @txgrep
タグのコピー
編集テキストのカーソル行にジャンプする形式のタグデータを生成してクリップボードにコピーします。
バックジャンプ
バックジャンプダイアログを表示します。
バックジャンプの一覧表示から選択してOKすると、ジャンプ前のカーソル位置に戻すことができます。
バックジャンプには、「タグジャンプ」前のカーソル位置、「見出し検索」のジャンプ前の位置、テキストを閉じた時の位置、「前位置へ追加」の位置が記憶されています。
バックジャンプへ追加
「バックジャンプ」に、テキストのファイル名とカーソル位置を追加します。
アドレスへジャンプ
テキスト先頭を 0 とするアドレスを指定するダイアログを表示します。
OKすると指定したアドレスへジャンプします。
アドレスは 16 進数、10 進数、現在位置からの相対の 10 進数を指定できます。
段落ジャンプダイアログ
段落番号を指定するダイアログを表示します。
OKすると指定した段落へジャンプします。
テキスト先頭の段落が 1 となります。
マークダイアログ
テキストに、マーク(しおり)を 4 カ所まではさむことができます。
マーク 1〜4 に記憶されている箇所の一覧をダイアログに表示します。
マークの記憶、ジャンプ、クリアが実行できます。
マークダイアログでマーク 1〜4 を選択して記憶をクリックすると、現在のカーソル位置を記録します。
解除をクリックすると、記憶を解除します。
一覧から選択してOKすると、記憶位置にジャンプします。
しおりの位置は、ファイルを閉じてもファイル単位でプロファイルに保存されます。
マーク 1 へジャンプ
テキストのマーク 1 の位置へジャンプします。
マーク 2 へジャンプ
テキストのマーク 2 の位置へジャンプします。
マーク 3 へジャンプ
テキストのマーク 3 の位置へジャンプします。
マーク 4 へジャンプ
テキストのマーク 4 の位置へジャンプします。
マーク0へジャンプ
テキストのマーク 0 の位置へジャンプします。
マーク 0 には、最近の検索やジャンプ前の位置が記憶されています。
カーソル位置をマーク 1 に記憶
テキストのカーソル位置をマーク 1 へ記憶します。
カーソル位置をマーク 2 に記憶
テキストのカーソル位置をマーク 2 へ記憶します。
カーソル位置をマーク 3 に記憶
テキストのカーソル位置をマーク 3 へ記憶します。
カーソル位置をマーク 4 に記憶
テキストのカーソル位置をマーク 4 へ記憶します。
カーソル位置をマーク0に記憶
テキストのカーソル位置をマーク 0 へ記憶します。
マーク 0 は本ソフトウェアによって上書きされる場合があります。
マーク 1 をクリア
テキストのマーク 1 をクリアします。
マーク 2 をクリア
テキストのマーク 2 をクリアします。
マーク 3 をクリア
テキストのマーク 3 をクリアします。
マーク 4 をクリア
テキストのマーク 4 をクリアします。
マークをセット
カーソル位置をマーク 0 へセットします。
テキスト全体をマーク
マーク 0 をテキストの末尾にセットして、テキストの先頭にジャンプします。
範囲選択の先頭/末尾へジャンプ
範囲選択の先頭部または末尾へジャンプします。
コマンドを連続して実行すると、先頭と末尾に交互にジャンプします。
MIFES ライクのジャンプメニュー
MIFES ライクのジャンプメニューを表示します。
カーソル移動(ブロック、折りたたみ)
前のブロックへジャンプ
手前のブロックの先頭へ移動します。
次のブロックへジャンプ
次のブロックの先頭へ移動します。
ブロックの折りたたみ
ブロックの行で実行すると、ブロックを折りたたみます。すでに折りたたまれている場合は、このブロックを含む手前のブロックへ移動します。
ブロックの展開
ブロックの行で実行すると、ブロックが折りたたまれている場合は展開表示します。。すでに展開されている場合は、このブロック内でブロックの先頭を探してジャンプします。
前のブロックへジャンプ(俯瞰対応)
俯瞰中は、前の俯瞰結果へ移動します。
通常は、手前のブロックの先頭へ移動します。
次のブロックへジャンプ(俯瞰対応)
俯瞰中は、次の俯瞰結果へ移動します。
通常は、次のブロックの先頭へ移動します。
ブロックの折りたたみ(俯瞰対応)
俯瞰中は、俯瞰結果を折りたたみます。
通常は、ブロックの行で実行すると、ブロックを折りたたみます。すでに折りたたまれている場合は、このブロックを含む手前のブロックへ移動します。
ブロックの展開(俯瞰対応)
俯瞰中は、俯瞰結果を展開表示します。
通常は、ブロックの行で実行すると、ブロックが折りたたまれている場合は展開表示します。。すでに展開されている場合は、このブロック内でブロックの先頭を探してジャンプします。
ブロックの先頭へジャンプ
行頭が{で始まる箇所へジャンプします。
ブロックの末尾へジャンプ
行頭が}で始まる箇所へジャンプします。
検索
検索
検索ダイアログを開きます。検索語句を指定してOKすると検索を実行します。
全検索をクリックするとテキストの先頭から検索を実行します。
前回の検索をクリックすると、直前に検索した文字列とオプションをダイアログにセットします。
VZ ライクキー定義の場合は、ダイアログで OK するとページングモードを検索にセットします。
検索ダイアログには、検索テキストボックス、検索モード、検索オプションがあります。
検索文字列
検索テキストボックスでは、検索する文字列を指定します。
検索モードが正規の場合は、正規表現を指定します。
検索テキストボックスでは補完入力を使用できます。検索対象のテキストから候補を取得します。文字列を入力して[Ctrl+Space]で補完候補の一覧を表示します。補完候補から[↓]で選択して[Enter]で検索文字列を入力できます。
検索文字入力とオプションの変更の度に検索を実行して、マッチした個数を5 / 12のようにカーソル位置より前方のマッチ数 / 総マッチ数で表示します。この表示の ON/OFF はカスタマイズ可能です。
\を文字として検索を OFF にすると、\文字で下記の特殊文字の指定ができます。
- \tでタブ文字、\nで改行、\\で\文字、\x0Dで段落内改行を検索します。
- \xに続けて 2 桁の 16 進数を指定すると、バイナリデータを検索します。(例)\x1a
- \xxに続けて複数桁の 16 進数を指定すると、複数バイトのバイナリデータを検索します。(例)\xx5a5c
- 検索文字列に\(unicode)を指定すると、Unicode 特有文字を検索します。
検索モード
検索には 4 つのモードがあります。
- 基本
- 文字コードの一致を判断して検索します。
- 曖昧
- 英字の大文字と小文字、全角と半角の文字を区別しないで検索します。欧文のアクセント付きアルファベットと、英字のアルファベットを区別しないで検索します。
- 単語
- 半角の英単語を検索します。woを検索するとwordにはマッチしません。
- 正規
- 正規表現で検索をします。
- 複数
- ON にすると、複数語句を OR 検索します。空白で区切って複数の語句を指定します。
text ifと指定するとtextとifのどちらかにマッチします。空白には半角空白または全角空白を指定します。検索文字の色分けは指定したすべての語句に実行します。
OR 検索は、正規モードでは無効です。
OR 検索では、半角空白及び全角空白を検索することができません。
検索オプション
下記の検索オプションを指定できます。検索モードによっては使用できないオプションもあります。
- 大文字と小文字を区別
- ON にすると、半角英文字の大・小を区別します。OFF にすると、同一視します。曖昧モードでは無効です。
- \を文字として検索
- ON にすると、\文字を通常検索します。OFF にすると、\文字を検索するには\\を指定します。正規モードでは無効です。
- 空白と記号をスキップ
- ON にすると、空白と記号や改行をスキップして検索します。改行で区切られたメールの語句も検索できます。正規モードでは無効です。
- AND 検索
- ON にすると、複数語句を AND 検索します。空白で区切って複数の語句を指定します。先頭語句で検索して、段落に 2 番目以降の語句があるか調べます。段落にすべての語句があれば、検索マッチで先頭語句にジャンプします。
text ifと指定するとtextとifの両方を含む段落を探してtextにマッチします。空白には半角空白または全角空白を指定します。検索文字の色分けは先頭語句のみ実行します。
AND 検索は、正規モードでは無効です。
AND 検索では、半角空白及び全角空白を検索することができません。 - 上方向へ検索
- ON にすると、検索語をファイル先頭方向へ検索します。
- すべてのタブを対象
- ON にすると、すべてのタブの文書を検索します。
正規表現の検索
正規表現で検索するには、検索ダイアログで正規を ON にして、検索に正規表現を指定します。正規表現では、複数の文字列を指定した OR 検索や、特定のパターンを検索することができます。
- 検索または置換 検索|置換
- スペースの列 \s+
- 数字-数字 \d-\d
- 空白行 ^$
- 行頭スペース ^\s+
- 行末スペース \s+$
- E-mail アドレス [-A-Za-z0-9.]+@[-a-z0-9.]+
正規表現メタキャラクタ
正規表現では、検索文字列にメタキャラクタを記述して、パターンの記述や検索のオプションを指定します。その他の文字は、通常の検索文字列として指定できます。
- ^は、正規表現の先頭に指定すると行の先頭を表します。^は、行頭を表す記号です。改行を表す文字ではありません。
- $は、正規表現の末尾に指定すると行の末尾を表します。$は、行末を表す記号です。改行を表す文字ではありません。
- .は、改行を除いた任意の 1 文字を表します。(全角も 1 文字)
- [...]は、[ ]内に含まれる任意の 1 文字を表します。範囲指定[a-z]や[あ-お]の記述も可能です。(全角文字はシフト JIS コードの範囲になります)
[ ]内では、\t・\s・\w・\d・\[・\]・\\・\xXX の指定で、タブ・空白・英数字・数字・[・]・\・文字コード XXを指定できます。 - [^...]は、[ ]内に含まれない任意の 1 文字を表します。範囲指定も可能です。
- (...)は、(...)を 1 つの文字として扱います。()内の文字をタグに記憶します(最大 9 個)。
- $Nは、タグに記憶した N 番目の文字列にマッチします。\Nの指定も同じです。
- *は、直前パターンの 0 回以上のくり返しを表します。最長一致でマッチします。
- +は、直前パターンの 1 回以上のくり返しを表します。最長一致でマッチします。
- *?は、直前パターンの 0 回以上のくり返しを表します。最短一致でマッチします。
- +?は、直前パターンの 1 回以上のくり返しを表します。最短一致でマッチします。
- ?は、直前パターンが 0 個または 1 個であることを表します。
- {n,m}は、直前パターンの n 回以上、m 回以下のくり返しを表します。n と m は 30 まで指定できます。数が多いと「正規表現が複雑すぎます」のエラーになります。直後に同じ文字をa{3,5}aと指定すると文字指定が無効になります。aaaaaaに対してa{3,3}を検索すると 1 回マッチします。マッチする場所は不定です。その他、想定される動作と実際の動作が異なる場合があります。
- {n}は、直前パターンの n 回のくり返しを表します。
- <は、単語の始めを表します。
- >は、単語の終わりを表します。
- |は、和演算子(A または B)を表します。
- \wは、英数字と「_」 を表します。
- \Wは、\w以外を表します。
- \sは、空白文字(タブ、全角空白、改行も含む)を表します。
- \Sは、空白以外の文字を表します。
- \dは、数字を表します。
- \Dは、数字以外を表します。
- \bは、英単語の始めまたは終わりを表します。(例)\bWORD WORD\b
- \Bは、英単語の途中を表します。(例)\BWORD WORD\B
- \nは、改行(CR+LF または LF)を表します。
- \rは、復帰(CR)を表します。
- \tは、タブを表します。
- \x00〜\xFFは、文字コードを表します。
- \000〜\777は、8 進数表記による文字コードを表します。
- \cは、正規表現 c の意味を取り消して、文字 c を表します。.は\.、+は\+、\は、\\で表します。
検索(上方向)
テキスト前方方向に検索を実行する、検索ダイアログを表示します。
VZ ライクキー定義の場合は、ダイアログで OK するとページングモードを検索にセットします。
検索(下方向)
『検索』コマンドと同じく、テキスト後方方向に検索を実行する、検索ダイアログを表示します。
VZ ライクキー定義のページングモードの変更はおこないません。
検索単語の取得
カーソル位置の英単語、カタカナ、ひらがな、漢字を検索文字列として取得します。
ダイアログは開かずにテキストの検索文字列を色分け表示します。
検索文字列の取得
カーソル位置から英単語単位で検索文字列を取得します。
コマンドを連続して実行すると、取得する文字列を拡大します。
検索文字列のセット
検索ダイアログを表示して、検索文字列とオプションを指定します。
検索の実行はおこないません。
高度な検索
AND や OR 条件を指定して、段落単位で検索を実行する高度な検索ダイアログを表示します。
検索ボックス
ツールバーに検索ボックスがある場合は、フォーカスを移動します。
検索ボックスがない場合は、検索ダイアログを表示します。
抽出
抽出ダイアログを表示します。検索ダイアログと同様に検索語句を指定すると、検索の結果一覧をダイアログに表示します。テキストの編集位置を保ったまま、検索結果を確認できます。また、一括置換にも対応します。置換モードを ON にして置換語句を指定すると、置換の結果一覧を確認してから置換が実行できます。
抽出ダイアログで検索文字列とオプションを指定すると、ダイアログ内に編集テキストを表示して検索にマッチする段落を絞り込んで結果一覧に表示します。OK すると結果一覧のカーソル箇所に編集テキストの現在位置を変更します。キャンセルでダイアログを閉じると、編集テキストの現在位置に戻ります。
結果一覧ではキー操作[Alt+Left]または[Alt+Right]で、検索にマッチした行に続くテキストの内容を表示します。空行または見出しまでの行が表示されます。再度のキー操作で、内容を閉じます。
置換モードを ON にして置換に文字列を指定すると、置換結果を一覧に表示します。置換の切替で、一件ごとに置換を実行する/しないを切り替えることができます。OK すると、置換件数を表示して実行確認の問い合わせをしてから置換が実行されます。
- 置換モード
- ON にすると置換モード、OFF で検索モードになります。
- 見出しの俯瞰表示
- 検索結果の属する見出しの表示する/表示しないを切り替えます。
- 段落すべての俯瞰表示
- 検索文字列を含む段落全体を、結果一覧に表示します。
- 検索箇所から段落末までの俯瞰表示
- 検索文字列が行頭に揃うよう、検索にマッチした箇所から段落末までを結果一覧に表示します。
- 検索箇所の俯瞰表示
- マッチした検索文字列のみを表示します。
- カーソル位置の切替
- クリックする度に、検索一覧表示のカーソル行を、上側/中央/下側に切り替えます。
- テキスト >
- キーボードフォーカスを検索結果一覧へ移動します。
- < エディタで表示
- ダイアログを一時的に編集テキストが見えるように移動して、編集テキストで検索マッチ箇所を表示します。再度エディタで表示のクリックまたは[Esc]で、ダイアログを元に戻します。
- 抽出結果のコピー
- 検索マッチ箇所の一覧のテキストの内容をクリップボードにコピーします。
ルビ
抽出ダイアログでルビをクリックすると、ルビ俯瞰ダイアログを表示します。
- 親文字
- ルビの付いた親文字(漢字文字列)
- ルビ
- ルビ(読みかな)
- 部分一致
- ON にすると、親文字、ルビを部分一致で検索します。
OFF では、完全一致で検索します。 - ルビ候補もリストアップ
- ON にすると、親文字にマッチしてルビの付いていない箇所をリストアップします。
冒頭
抽出ダイアログで冒頭をクリックすると、冒頭俯瞰ダイアログを表示します。
ダイアログで表示行数を指定して OK すると、見出しとその本文の先頭部分を絞り込み表示します。
会話文
抽出ダイアログで会話文をクリックすると、会話文俯瞰ダイアログを表示します。
ダイアログで OK すると、テキストの会話部分(括弧記号で括られた部分)を絞り込み表示します。
括弧記号は、「」 『』 【】 〔〕 []{}から個別に指定できます。
見出しの俯瞰を ON にすると、会話文を含む直前の見出しをリストアップします。
リセットをクリックすると、括弧記号の指定を初期化します。
ハッシュタグ
テキストで使用されているハッシュタグの一覧をハッシュタグ一覧ダイアログに表示します。
ハッシュタグは#に続けて英単語や日本語語句を記述します。タグの終わりは空白や記号になります。#TAG #タグ のように記述します。重要なキーワードや語句をハッシュタグにしておくだけで、テキストからキーワードの一覧を取得でき、そのキーワードの使用箇所がすぐにわかります。
ハッシュタグの一覧からハッシュタグをクリックすると、テキストでハッシュタグが使用されている箇所の一覧を『抽出』コマンドと同じように表示します。
使用箇所の一覧表示ではキー操作[Alt+Left]または[Alt+Right]で、ハッシュタグに続く内容を表示できます。空行または見出しまでの行が表示されます。再度のキー操作で、内容を閉じます。
- ハッシュタグのコピー
- ハッシュタグ一覧で選んでいるタグをクリップボードにコピーします。
- テキストのコピー
- 検索マッチ箇所の一覧のテキストの内容をクリップボードにコピーします。
- タグの抽出 >>
- ハッシュタグ一覧で選んでいるタグ名で、抽出ダイアログに切り替えます。#を除いたタグの名前で抽出します。
新検索
新検索ダイアログを表示します。ダイアログ内で検索をおこないます。
検索文字列とオプションを指定すると、ダイアログ内に編集テキストを表示して検索を実行します。
編集テキストの現在位置を保って、検索をおこなうことができます。
検索一覧
検索ダイアログを表示します。
検索条件を指定してOKすると、条件に一致する段落の一覧の検索結果をダイアログに表示します。
検索結果でカーソルを移動すると、本文の対応する箇所を表示します。
検索ツール
「検索ツール」を起動してツールビューに表示します。
テキストを編集しながら「検索ツール」で検索や置換実行ができます。
- 検索テキストボックスに検索文字列を入力して、次検索をクリックすると、カーソル位置から検索してジャンプします。
- 置換テキストボックスに置換文字列を入力して置換をクリックすると、カーソル位置から検索して置き換えます。全置換をクリックすると、テキストの先頭から検索して順に置換します。
- オプションのクリックで、検索と置換の確認オプションの変更ができます。
- 検索と置換のテキストボックスは、タブと改行に対応しています。タブや改行を挿入するには、テキストボックスにカーソルを移動し改行タブをクリックします。複数行の検索文字列は、履歴の記憶と色分け表示には対応していません。
前を検索
前回検索した文字列を、カーソル位置から前方向へ検索します。
次を検索
前回検索した文字列を、カーソル位置から次方向へ検索します。
検索開始位置へ戻る
検索ダイアログを表示したときのカーソル位置へジャンプします。
前のマーカーを検索
手前のマーカーまたはラインマーカーを検索してジャンプします。
次のマーカーを検索
次のマーカーまたはラインマーカーを検索してジャンプします。
インクリメンタル検索
インクリメンタル検索モードを開始します。
キーボードから英字を入力すると、検索を実行してジャンプします。
続けて英字を入力すると、検索文字列に追加します。
インクリメンタル検索モードでこのコマンドを実行すると、次検索をおこないます。
インクリメンタル検索(前方向)
インクリメンタル検索モードを開始します。
キーボードから英字を入力すると、前方向へ検索を実行してジャンプします。
続けて英字を入力すると、検索文字列に追加します。
インクリメンタル検索モードでこのコマンドを実行すると、前検索をおこないます。
インクリメンタル検索(正規表現)
正規表現のインクリメンタル検索モードを開始します。
キーボードから英字を入力すると、検索を実行してジャンプします。
続けて英字を入力すると、検索文字列に追加します。
インクリメンタル検索モードでこのコマンドを実行すると、次検索をおこないます。
検索文字列の色分けの切替
検索文字列の色分け表示の ON/OFF を切り替えます。
絞り込み
絞り込みをおこなうダイアログを表示します。
検索文字列とオプションを指定してOKすると、指定した条件にマッチする段落のみを表示します。
絞り込みの解除
絞り込み表示を解除します。
絞り込み前位置に戻る
絞り込み表示を解除します。
絞り込みを開始した位置へジャンプします。
索引から検索
テキストの単語や語句の一覧を表示します。
語句を選択するとテキストの出現箇所へジャンプします。
モードのクリア
インクリメンタルサーチモードを解除します。
ダイアログでコマンドを実行すると、ダイアログを閉じます。
ページングモード切替
VZ ライクキー定義のページングモードを見出/検索/ページから切り替えます。
MIFES ライクの検索メニュー
MIFES ライクの検索・置換を表示します。
置換
置換
置換ダイアログを開きます。
検索に検索文字列、置換に置換文字列を指定します。
OKすると検索実行して、置換を問い合せします。
置換文字列
置換テキストボックスでは、検索した文字列を置き換える文字列を指定します。
- 検索モードが正規の場合は、正規表現のタグ指定を指定できます。(例)$1
- 置換を空にすると検索文字列を削除します。
- \を文字として検索を OFF にすると、\文字で特殊文字を指定できます。\tでタブ、\nで改行、\\で\文字に置換します。\xに続けて2 桁の 16 進数を指定すると、バイナリデータに置換します。(例)\x1a
\xxに続けて複数桁の 16 進数を指定すると、複数バイトのバイナリデータに置換します。(例)\xx5a5c
改行を削除して段落を連結するには、下記の指定操作をおこないます。
- \を文字として検索を OFF
- 検索に\nを指定
- 置換に空を指定
置換の専用オプション
- 置換の確認
- ON にすると、置換前に確認します。OFF にすると、確認をしないで置換実行します。
- 範囲内の置換
- ON にすると、選択範囲内を置換をします。箱型範囲選択 (矩形選択) の置換にも対応しています。
- 全置換
- テキストの先頭から末尾までの全体を置換します。置換個数が 1000 個を超えると高速化のため、編集の行番号の表示はクリアされます。
- 履歴
- 置換の履歴を 300 個まで一覧表示します。選択してOKするとダイアログに入力します。
正規表現置換
正規表現では、「タグ付き置換」による文字列の置換ができます。タグ付き置換では、パターンにマッチした文章をタグに記憶して、置換文字列として指定します。
(例) カタカナ単語の−(マイナス)を、ー(音引き)に置き換えるには、
検索に([ァ-ヶ])−
置換に\1 ーを指定します。
- タグに記憶するパターンは、()で囲います。
- 置換文字列にタグを指定するには\1を記述します。
置換文字列には、下記のメタキャラクタを指定できます。
- $Nは、タグに記憶した N 番目の文字列を挿入します。
- \Nは、タグに記憶した N 番目の文字列を挿入します。
- $+は、最後に括弧でマッチした文字列を挿入します。
- $&は、マッチした文字列全体を挿入します。
- $\は、段落先頭からマッチした文字列までを挿入します。
- $'は、マッチした文字列から段落末尾までを挿入します。
置換(確認なし全置換)
確認をおこなわないで、テキスト全体で置換を実行するダイアログを表示します。
置換(確認なし)
確認をおこなわないで、置換を実行するダイアログを表示します。
置換(確認あり)
置換の確認をおこないながら置換を実行するダイアログを表示します。
前回置換の再実行
前回に実行した置換を再度実行します。
定型置換
定型置換の辞書を最大 6 種類登録して、編集テキストに一括置換を実行します。辞書には検索文字列と置換文字列の組を複数(何千個でも)登録することができます。
コマンドを実行すると「定型置換」ダイアログを表示します。使用する辞書をクリックしてOKすると、テキストで全置換を実行します。置換の確認の問い合わせはありません。
辞書を指定をクリックすると、ファイル選択ダイアログを表示します。指定したファイルを置換辞書として全置換を実行します。
編集をクリックすると置換条件の辞書を WZ で開きます。
辞書には検索文字列 タブ 置換文字列 改行を入力して上書き保存してください。次回コマンドの実行時に反映されます。
辞書には 1 つの置換条件を 1 行に記述します。行頭を//で始めるとコメントとします。
行頭を#で始めると検索オプションを指定します。|区切りで複数指定可能です。指定したオプションは、以降の行の置換条件に適用されます。
- SEARCH_NOESC
- 検索文字列中の\の特別な意味を消して検索
- SEARCH_PARATOP
- 論理行頭のみ検索
- SEARCH_NOSENSECASE
- 大文字・小文字を区別しない
- SEARCH_NOSENSEZENHAN
- 全角/半角文字を区別しない
- SEARCH_WORD
- ワードサーチ
- SEARCH_RE
- 正規表現で検索
- SEARCH_NOSYMBOL
- テキストの改行や空白や記号を無視して検索
置換ツール
「置換ツール」を起動して、ツールビューに表示します。
テキストを編集しながら「置換ツール」で置換実行ができます。
検索文字列・検索オプション・置換文字列の組を記憶し、複数条件の一括置換に対応します。置換条件を下記の操作で登録します。
- 追加をクリックして、検索オプションダイアログを表示
- 「置換」と同様に検索文字列・オプション・置換文字列を指定してOK一覧に入力した条件が追加されます。
- 上記の操作を繰り返し実行すると、一覧に複数の条件が追加されます。一覧の各行が1つの置換条件となります。
一覧から下記の操作で、検索や置換を実行します。
- 次検索は、一覧で選択した条件で検索を実行します。
- 置換は、一覧で選択した条件で検索を実行して置換します。次検索の後に置換を実行すると、その単語を置換します。
- 全置換は、テキストの先頭から置換を実行します。
- 置換の確認は、置換の確認の ON/OFF を指定します。
- 置換条件の編集は、一覧で選択した条件を変更します。
- 上へと下へは、置換条件の表示の順序を入れ替えます。
- 見出しは、見出しの挿入・編集ダイアログを表示します。
一括置換をするには、下記の操作をおこないます。
- 複数の条件を入力
- 先頭条件を選択
- 見出しをクリック
- 見出し名と見出しレベルを指定してOK。一覧に見出しが作成されます
- 見出しを選択して次検索 置換 全置換をクリック選択した見出しから、次の見出しまでの条件で一括置換が実行されます。一括置換の条件を複数記憶することも可能です。
一覧を右クリックしてエディタで開くを実行すると、登録内容を直接編集できます。検索文字列、置換文字列、検索オプション (10 進数表記) をタブで区切って指定します。
グローバル検索
WZ Grep
WZ Grep を起動して、グローバル検索をおこないます。
ファイル名の検索
フォルダの多数のファイルから、ファイル名の一部を指定してファイルを検索することができます。
- WZ Grepを実行して、Grepダイアログを開く
- 検索オプションの動作モードに、ファイル名を検索を指定
- 検索オプションの検索モードに、基本または曖昧を指定
- 検索、フォルダ、マスクを指定
- サブフォルダも検索などの必要なオプションを指定してOK
Grep 検索
現在の検索文字列とオプション、編集テキストのフォルダと拡張子で Grep 検索を起動します。
見出しの検索
検索する文字列を指定すると、編集テキストのフォルダのすべてのファイルから、指定した文字列と一致する見出しを検索します。
部分一致を ON にすると、指定した文字列を含む見出しを検索します。
結果を一覧に表示してジャンプできます。
現在テキストを WZ Grep で検索
Grep を起動して、編集中のテキストを検索するダイアログを表示します。
フォルダ内で検索
編集テキストのフォルダで、指定した語句を検索するダイアログを表示します。
比較
文書の比較
編集テキストとファイルを比較するダイアログを表示します。
ファイルを指定すると、比較を実行して結果を表示します。
比較を開始
2 つのテキストの先頭から比較を開始して、一致しない箇所へカーソルを移動します。
比較をするには、下記の操作をおこないます。
- 比較する 2 つのテキストファイルを開く
- 分割ビューの切り替えを実行して、並べて表示する
- 「比較を開始」を実行
比較を続ける
2 つのテキストのカーソル位置から比較して、一致しない箇所へカーソルを移動します。
一致行まで進めて比較を続ける
2 つのテキストのカーソル位置から比較して、一致しない箇所へカーソルを移動します。
比較開始位置の文字が一致しない場合は、それぞれのテキストで内容が一致する段落までカーソルを進めて一致する段落まで進めましたと表示して比較を一旦終えます。