基本操作
WZ EDITOR 7は、テキストファイルを作成、表示、編集するテキストエディタです。
テキストファイルは、文字と改行とタブからなる汎用性の高いファイル形式です。
日本語文書、論文、プログラム、HTMLテキスト、表計算などの用途に広く活用されています。
WZ7では、各種用途のテキストファイルの編集に必要な機能に、標準で対応しています。
日本語文書 | 行頭ピリオドによる「アウトライン」 JIS記号による「ルビ」「傍点」「傍線」「上付き」「下付き」表示 「脚注」「箇条書き」と、タブによる「字下げ」「桁揃え」 ファイル単位の「1行の文字数指定」「行数表示」 「表示フォント指定」「字間」「行間」「各種余白」 縦書き表示、原稿用紙表示、青空文庫、脚本 引用とコメントの色分け 文字数カウント、ワード数カウント、原稿用紙枚数カウント WZ-リサーチ入力による、日本語語句・英単語の補完入力 |
論文 | TeX表記によるアウトライン 数学記号や表体裁の表示 TeXコマンドの選択挿入 TeXコンパイラとdvioutプレビューアーの起動 WZ-リサーチ入力による日本語語句・英単語・TeXコマンドの補完入力 |
プログラム | C関数定義のアウトライン・関数の検索・折りたたみ表示 変数名・関数名・構文の補完入力 各種の色分け表示 タグジャンプ・外部ヘルプ WZ-リサーチ入力による、日本語語句・英単語・プログラムブロックの補完入力 |
HTML | タグの選択挿入・オートフォーマット タグアトリビュートのプロパティ設定 色分け表示 CSSプロパティ編集 文字コードEUC、改行コードLF WZ-リサーチ入力による、日本語語句・英単語・HTMLタグの補完入力 |
データファイル | 桁揃えによる表形式の表示機能 バイナリ編集 |
ファイルの作成
テキストファイルを作成するには、[ファイル]メニューの[新規作成ダイアログ]を実行して、「新規作成」のダイアログを表示します。
一覧から作成するテキストファイルを選択してOKします。
WZ標準テキスト | 日本語文書、原稿、小説、論文 |
TeXテキスト | TeX形式による論文 |
HTMLテキスト | HTMLテキスト |
Cプログラム | Cプログラム |
青空文庫テキスト | 青空文庫形式によるルビや傍点に対応した日本語文書 |
[ファイル]メニューの[新規作成]を実行すると、現在開いている文書と同じテキストファイルを作成します。
「WZ標準テキスト」から[ファイル]メニューの[新規作成]を実行すると、「WZ標準テキスト」の新規文書が作成されます。
新規作成を実行すると、新しく「無題」の文書のタブが開いて、文章の入力を開始できます。
文章はバッファに入力されます。
文章をファイルに出力するには、[ファイル]メニューの[上書き保存]を実行します。
- ファイル名の付いた文書は、バッファの内容がファイルに上書き保存されます。
- 「無題」の文書は、「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
文書のファイル名を入力してOKすると、バッファの内容がファイルに保存されます。
文書に名前が付けられ、タブに表示されます。
「自動」ボタンを押すと、文書に自動で名前を付けます。
文書を閉じるには、[ファイル]メニューの[閉じる]を実行します。
バッファを保存していない場合は、「保存しますか?」の問い合わせが表示されます。
保存する | ファイルに上書き保存して文書を閉じます。 |
保存しない | バッファの内容を破棄して文書を閉じます。 |
キャンセル | 保存を取り消して文書の編集に戻ります。 |
誤まって「保存しない」を選択して入力内容を破棄した場合は、下記の操作で破棄した文書を取り出せます。
- 文書ファイルを開く。
- [ファイル]メニューの[開く]-[バックアップを開く]を実行する。
- 「バックアップ」の一覧から文書を選択する。
- 必要な文書内容を[Shift+方向]キーで選択し、Ctrl+Cでコピーする。
- 文書に[編集]メニューの[貼り付け]で貼り付ける。
作成中の文書が失われた場合も、上記の操作で失われた部分の回復が可能です。
WZ7では、定期的にバッファの内容をバックアップに自動保存しています。
ファイルのオープン
WZ7で、既存のテキストファイルを表示、編集するには、ファイルオープンの操作を実行します。
- ファイルを開くと、新しく文書のタブが作成されます。
- ファイルがバッファに読み込まれて表示され、入力や編集の操作が可能となります。
WZ7で最近開いたファイルは、ファイルメニューから選択するだけでオープンできます。
最新の10個までのファイルが、メニューに表示されます。
メニューにないファイルを開くには、下記の操作をおこないます。
- [ファイル]メニューの[履歴]を実行。
- ファイル名一覧から選択してOKを押す。
履歴にないテキストファイルを開くには、下記の操作をおこないます。
- [ファイル]メニューの[開く]を実行。
- ファイルを選択してOKを押す。
WZ7ではファイルオープン時にプロファイルを参照して、カーソル位置・表示スタイル・アウトライン表示・表示の詳細設定を、前回終了時の設定に復元します。
WZで最近開いた文書が、300個までプロファイルに記憶できます。
テキストオープンダイアログ
テキストオープンダイアログは、フォルダやファイルを一覧表示して、開くファイルを選択する機能です。
- 特定文字列を含むファイルの検索、ファイルの削除、ファイルやフォルダの新規作成も可能です。
テキストオープンダイアログは、下記の3種類の操作で開きます。
- [ファイル]メニューの[開く]-[オープンボックス]を実行。
- [ファイル]メニューの[開く]-[オープンツール]を実行。ツールビューに表示されます。
- 「環境設定」の「ファイル選択ダイアログ」を「テキストオープンダイアログ」に設定してから、
[ファイル]メニューの[開く]を実行。
テキストオープンダイアログの各種操作の詳細は、「設定」の章の「テキストオープンダイアログ」をご参照ください。
検索と置換
検索は、テキストから語句を探して検索箇所にジャンプする機能です。
置換は、検索指定した語句を置換語句に置き換える機能です。
文書の検索をするには、下記の操作をおこないます。
- [検索]メニューの[検索]を実行し、検索ダイアログを開く。
- 「検索」テキストボックスに検索語句を入力。
- 検索モードに「基本」を選択。
- 検索オプションをすべてOFFにしてOK。
検索が開始されて検索語句へジャンプします。検索語句にマッチした文字は、すべて色分け表示されます。
文書のカーソル位置を保ちながら検索するには、下記の操作をおこないます。
- [検索]メニューの[各種検索]-[新検索]を実行し、新検索ダイアログを開く。
ダイアログに文書が表示されます。
- 検索語句を入力。
「絞込み」チェックボックスをONにすると、検索語句を含む段落を絞り込んで一覧表示します。
文書の置換をするには、下記の操作をおこないます。
- [検索]メニューの[置換]を実行し、置換ダイアログを開く。
- 検索語句と置換語句を入力。
- 「置換」を押す。
「検索」と「置換」の機能や操作方法の詳細につきましては、「検索」の章をご参照ください。
絞り込み
リストボックスやアウトライン、閲覧モードのテキストでは、絞り込みに対応しています。
文字を入力すると絞り込み表示します。
- リストボックスの一覧に、絞り込み文字列を含む項目を絞り込み表示します。
- 絞り込み中は、リストボックスの上部に絞り込みの文字列を表示します。
- 続けて文字を入力すると、さらに絞り込みをおこないます。
- 空白に続けて文字を入力すると、空白で区切った語句のすべてを含む項目を、絞り込み表示します。
[Backspace]を押すと、絞り込み文字列を1文字削除します。
絞り込み文字列をすべて削除して空にすると、絞り込みを終えます。
索引
索引は、文書の単語の一覧を別ウィンドウで表示する機能です。[wz7new]
索引を表示するには、[ツール]メニューの[索引]を実行します。
英語はアルファベット順で、日本語は文字コード順で一覧表示します。
索引ウィンドウで文字を入力すると、単語を絞込み表示します。
曖昧な語句やプログラムの変数名を、簡単に調べることができます。
類似語の表示や送りかなの不一致を検出できます。
[+]をクリックすると、単語の使用箇所の一覧を表示します。
単語をクリックすると、本文の該当位置へジャンプします。
単語の一括置換をするには、下記の操作をおこないます。
- 索引ウィンドウで単語を選択して、右クリック。
- 「置換」コマンドを選択。
- 置換語句を指定してOK。
アウトライン
「アウトライン」は、本文と見出し一覧を同時に表示する機能です。
アウトラインの見出し一覧を参照しながら、長文のテキストやプログラムを編集します。
WZ7では、半角ピリオド '.' で始まる段落を見出しとして扱います。
'.' 1個の段落 | 大見出 |
'..' 2個の段落 | 中見出 |
'...' 3個の段落 | 小見出 |
最大255個までの見出しレベルを認識します。
Cプログラムファイルでは、関数の定義行を見出しとして認識します。
見出し段落の認識方法は、カスタマイズが可能です。
WZ7では、文章の横に見出しの一覧を「アウトライン」として表示します。
文書の目次を参照しながら、本文を編集できます。
アウトラインを表示するには、[アウトライン]メニューの[アウトライン]を実行します。
再度、[アウトライン]メニューの[アウトライン]を実行すると、アウトラインを閉じます。
アウトラインでは、本文の編集位置に対応する見出しが選択して表示されます。
アウトラインの見出しをクリックすると、対応する本文の位置へジャンプします。
下記のキー操作で、本文とアウトラインのフォーカスを切り替えます。
[Ctrl+Tab]キー | 本文からアウトラインへフォーカスを移します。 |
[Enter]キー | アウトラインから本文へフォーカスを移します。 |
WZ7では、アウトラインの各種機能に対応しています。
絞り込み | アウトラインで文字入力すると絞込み表示します。 目的の見出しを探しやすくなります。 |
改行アウトライン | 空白行で見出しを区切ったテキストを、アウトラインに表示します。 章立てを用いない小説を、アウトラインに表示します。 |
アウトライン編集 | アウトラインの編集モードで、見出し作成や見出し名を変更できます。 |
見出しの入れ替え | ドラッグアンドドロップや[Ctrl+Up]/[Ctrl+Down]で、見出しを入れ替えます。 |
絞込アウトライン | 特定の語句を含む見出しを、アウトラインに絞り込んで表示します。 |
検索アウトライン | 特定の語句を含む段落を、アウトラインに絞り込んで表示します。 |
キー定義 | WZ7の編集画面と同じキー操作でカーソルを移動します。 |
アウトライン画面は、下記のキーとマウス操作に対応しています。
[←]、縦書き[↑] | 開いた子見出しを閉じます。 開いた同レベルの見出しを閉じます。 開いた同レベルと子見出しがなければ、親見出しへ移動します。 |
[→]、縦書き[↓] | 閉じた子見出しを開きます。 |
ダブルクリック | 子見出しの開閉を切り替えます。 |
クリック | [+]や[-]をクリックすると子見出しの開閉を切り替えます。 |
右クリック | アウトラインの操作メニューを表示します。 |
ドラッグアンドドロップ | 見出しを他へドロップすると移動します。 |
[Ctrl+Up] | 見出しを上へ移動します。縦書き時は[Ctrl+Right]になります。 |
[Ctrl+Down] | 見出しを下へ移動します。縦書き時は[Ctrl+Left]になります。 |
[アウトライン]メニューの[アウトライン編集]を実行すると、アウトラインの編集が可能となります。
文字入力 | 見出し名を変更します。 |
[Enter] | 新しい見出しを作成します。 |
[Shift+Enter] | 本文へ移動します。 |
[Del]と[BS] | 見出し名を削除します。 |
[Tab]と[Shift+Tab] | 見出しレベルを変更します。 |
右クリック | アウトラインの操作メニューを表示します。 |
アウトラインのブロック編集
WZ7では、アウトラインのブロック編集に対応しました。[wz7new]
アウトラインで選択した、複数の見出しの一括編集や入れ替えができます。
- キーで見出しを選択するには、アウトラインで[Shift+Up]または[Shift+Down]を押します。
カーソル位置と前・後の見出しを選択します。
- マウスで見出しを選択するには、アウトラインの見出しを[Shift+クリック]します。カーソル位置からクリック位置までの見出しを選択します。
一括編集をするには、見出しを選択して[Ctrl+Up]キーやドラッグアンドドロップの操作を実行します。
アウトラインの操作メニューの下記のコマンドが、一括編集に対応しています。
「切り取り」「コピー」「ごみ箱へ」「移動」「前回移動先へ移動」「↑」「↓」「←」「→」「先頭へ↑」「末尾へ↓」
色分けアウトライン
色分けアウトラインは、見出しレベルの色分けや、見出しを装飾表示する機能です。
見出しレベルの色分けは、下記の操作で指定します。
- 表示スタイルダイアログを表示。
- 「アウトライン」の「見出しスタイル」の「▼」を押す。
- 新規作成を押す。
- 名前を入力してOK。
- 一覧から編集を押す。
- 見出し1〜6のアウトラインの色分けを「色分け」にし、文字色を指定してOK。
見出しの装飾表示は、表示スタイルの「アウトライン」の「見出しスタイル」から、「フォント」「サイズ」「文字色」「背景色」「枠」を指定します。
マウス
WZ7の編集画面では、クリック、ドラッグ、右クリックの各種のマウス操作に対応しています。
クリック | クリックした箇所へカーソルを移動します。 |
ダブルクリック | クリック箇所へカーソルを移動し、単語単位の範囲選択を開始します。 続けてドラッグすると範囲選択を拡大します。 |
トリプルクリック | クリック箇所へカーソルを移動し、段落単位の範囲選択を開始します。 続けてドラッグすると範囲選択を拡大します。 |
4回クリック | クリック箇所へカーソルを移動し、文章全体を選択します。 |
Shift+クリック | 範囲選択を開始して、クリック箇所へカーソルを移動します。 範囲選択中は、範囲選択を開始した地点からクリックした地点までを、範囲選択します。 |
ドラッグ | 文字単位の範囲選択の開始や範囲を変更します。 |
Alt+ドラッグ | 箱型範囲選択 (矩形選択) の開始や範囲を変更します。 |
Alt+クリック | カーソル位置からクリックした箇所まで、箱型 (矩形) 範囲選択します。 |
右クリック | コンテキストメニューを表示します。 |
Ctrl+クリック | URL上で[Ctrl]を押しながらクリックすると、WEBブラウザやメーラーで開きます。 |
OLEドラッグアンドドロップ | 範囲選択内をドラッグして他のウィンドウへドロップすると、ドラッグアンドドロップを実行します。 ドラッグアンドドロップに対応した、アプリケーションへのドロップも可能です。 |
ドロップ | エクスプローラやデスクトップのアイコンをドロップすると、ファイルを開きます。 |
右ドロップ | エクスプローラやデスクトップのアイコンをマウス右ボタンでドロップすると、ファイル名を挿入します。 |
行番号のクリック・ドラッグ | 行単位の選択の開始や範囲を変更します。 |
タイトルバーの右クリック | 「タイトルバー」「メニューバー」「ステータスバー」のカスタマイズメニューを表示します。 メニューバーとツールバーの余白部分の右クリックでも表示します。 |
「Microsoft IntelliMouse 1.1 USB」にて動作を確認しました。
ウィンドウ
WZ7では、同時に複数の文書を開いて編集することができます。
一つのWZウィンドウに、複数のタブを開いて文書を表示します。
文書を切り替えるには、下記の5種類の操作方法があります。
- 切り替え先のタブをクリックする。
- [ウィンドウ]メニューの[ウィンドウ一覧]を実行して、「ウィンドウ一覧」ダイアログから切り替える。
- [ウィンドウ]メニューの[タブの切り替え]を実行して、直前の文書と交互に切り替える。
- [Ctrl+Tab]を数回押して、文書を切り替える。
- [ウィンドウ]メニューの[前のタブ]、[ウィンドウ]メニューの[次のタブ]を実行して文書を切り替える。
WZのウィンドウを2つに分割して、文書を並べて表示できます。
- [ウィンドウ]メニューの[分割ビューの切り替え]を実行。
- 文書のタブをドラッグアンドドロップして文書の並びを変更。
文書を別ウィンドウで表示できます。下記の操作をおこないます。
- 文書のタブをダブルクリック。
マルチタブに戻すには、下記の操作をおこないます。
- 文書のタブをドラッグアンドドロップして、元のウィンドウへ移動。
文書を複数のタブで開くことができます。下記の操作をおこないます。
- [ウィンドウ]メニューの[多重化]または、
[ウィンドウ]メニューの[多重化 別ウィンドウ]を実行。
タブは下記のドラッグアンドドロップ操作に対応しています。
- タブをドラッグしてWZ7の他の分割ビューへドロップすると、タブを移動します。
- タブをドラッグして他のWZ7にドロップすると、タブを移動します。
- タブをドラッグして他のアプリケーションにドロップすると、ファイルをアプリケーションで表示します。
- タブをドラッグしてデスクトップやエクスプローラにドロップすると、ファイルをコピーします。
タブの表示は、タブの右クリックメニューからカスタマイズできます。
ソート | タブの並びを文書のファイル名や更新時間でソートします。 |
タブの設定 | タブの表示の設定ダイアログを表示します。 縦書き/横書き、上下/左右、変更文書の太字表示を設定します。 |
タブを表示する/隠す | タブの表示のON/OFFを切り替えます。 |
クリップボードに出力 | タブのファイル名とテキストバッファをクリップボードに出力します。 |
カーソル
WZ7は、文字単位、単語単位、行単位、段落単位の、カーソル移動に対応しています。
[←][→] | 文字単位でカーソルを移動します。 |
[↑][↓] | 行単位でカーソルを移動します。 |
[Ctrl+←][Ctrl+→] | 単語単位でカーソルを移動します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[Home] | 行頭へカーソルを移動します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[End] | 行末へカーソルを移動します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[Ctrl+Home] | 文書先頭へカーソルを移動します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[Ctrl+End] | 文書末尾へカーソルを移動します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[検索]メニューの[ジャンプ] | ジャンプダイアログを表示します。 段落・行・ページ・最後の編集箇所・URL・見出し・変更行へカーソルを移動できます。 |
[表示]メニューの[カーソル位置の切り替え] | カーソルの表示位置を「画面上部」「中央部」「下部」へ移動します。カーソルの編集位置は保ちます。 |
編集
WZ7は、文字単位、単語単位、行単位、段落単位の削除、カットアンドペーストと各種の文字変換に対応しています。
[Del] | 文字を削除します。 |
[Ctrl+Delete] | 単語を削除します。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[Ctrl+,] | 段落を上方向に入れ替えます。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[Ctrl+.] | 段落を下方向に入れ替えます。 「Windows標準キー定義」のキー割り当てとなります。 |
[編集]メニュー | 切り取り、コピー、貼り付け、追加切り取り、追加コピーをします。 |
[編集]の[変換]サブメニュー | 半角と全角の変換、大文字と小文字の変換、改行と空白行の削除、行頭の文字の削除をおこないます。 |
[編集]の[空白の変換]サブメニュー | 行頭の空白の削除、連続空白を1つに変換、空白の削除、英数字の前後の空白の調整をおこないます。 |
[編集]の[段落]サブメニュー | 段落の入れ替え、インデントの挿入と削除、重複行の削除、段落の2重化をおこないます。 |
コマンドとガイドヘルプ
WZ7には約500のコマンドがあり、その中の約200がメニューに割り当てられています。
メニューにないコマンドは、[ツール]メニューの[コマンドの選択実行]から実行します。
下記の操作で、メニューやダイアログのガイドヘルプを表示します。
- メニューコマンドを右クリック。
- ダイアログの項目名にマウスカーソルを移動。
- ダイアログのボタンを右クリック。
ガイドヘルプでは、下記の操作に対応しています。
方向キー | ヘルプを消去します。 |
マウス移動 | マウスカーソルをヘルプ表示の外側へ移動するとヘルプを消去します。 |
右クリック | ガイドヘルプをダイアログで表示します。 |
リンククリック | ヘルプの下線表示をクリックすると、リンク先へジャンプします。 |
[?] ボタン | WZ Writeヘルプで、詳細のヘルプを表示します。 |
表示スタイル
表示スタイルは、一行の折り返し文字数、表示フォント、各種表示オプションの設定を登録する機能です。
表示スタイルで「横書きの標準」「縦書き」「原稿用紙」「3段組」などの文書の表示形式を設定します。
WZ7では、下記の表示スタイルが標準で用意されています。
標準 (共通) | 横書きの表示スタイル |
縦書き | 縦書きの表示スタイル |
縦書き20*20 (原稿用紙) | 原稿用紙の表示スタイル |
縦書き40*40 (見開き) | 本の見開きの表示スタイル |
縦書き40*40 | 40文字×40行の縦書きの表示スタイル |
横書き2段 | 横書き2段組の表示スタイル |
雑誌原稿 | 一行文字数が少ない3段組の表示スタイル |
プログラム | プログラムファイルやHTMLファイルの表示スタイル |
タブ区切りテキスト | 表形式データの表示スタイル |
メール | 折り返しごとに改行されたメールの表示スタイル |
レター | 手紙の表示スタイル |
俳句帳 | 俳句を数首並べる表示スタイル |
文書単位で、表示スタイルを切り替えて編集できます。
下記の操作で、表示スタイルをファイル拡張子に関連付けできます。
- [表示]メニューの[設定]を実行。
- 「文書スタイル」の「ファイル」を選択。
- 「標準表示スタイル」に表示スタイルを選択。
下記の操作で、表示スタイルをファイル単位で切り替えます。
- ファイルを開く。
- [表示]メニューの[スタイル]-[表示スタイルの一覧]を実行。
- 一覧でスタイルを選択してOK。
表示スタイルの切り替えは、ファイルのプロファイルに記憶されます。
縦書きと横書きを、同時に表示した編集にも対応しています。下記の操作をおこないます。
- [ウィンドウ]メニューの[多重化 別ウィンドウ]を実行。文書が2つのタブで表示されます。
- タブ単位に、表示スタイルを適用する。
WZ7では、表示スタイルの各項目をファイル単位に設定できるようになりました。[wz7new]
[表示]メニューの「折り返し」「タグを表示」コマンドと、「設定ショートカット」サブメニューの各コマンドによる表示スタイルオプションの変更は、プロファイルに記憶してファイル単位に適用されます。
表示スタイルの削除、表示スタイルの変更、表示スタイルの追加は、下記の操作をおこないます。
- [表示]メニューの[設定]を実行。
設定ダイアログが表示されます。
表示スタイルの設定についての詳細は、「設定」の章の「表示スタイル」をご参照ください。
表示スタイルの共通と専用
「標準(共通)」は、基本の表示スタイルとなります。
「縦書き」「原稿用紙」「3段組」などの各種スタイルの設定は、「1行の文字数」や「段組」の項目ごとに「専用/共通の切替」ができます。
- スタイルに専用の設定をするには、設定ダイアログで項目の設定値を変更します。
「専用」の設定は、項目名を下線付きで表示します。
(例)
「縦書き」スタイルで「段組」を2に変更すると、「縦書き」スタイルの段組が2となります。
他の表示スタイルの段組設定は変わりません。
- 「標準(共通)」の設定を変更するには、項目を選択して「専用/共通の切替」ボタンを押して「標準にする」を選択します。
(例)
「縦書き」スタイルで「段組」を2に変更して「標準にする」を実行すると、「標準(共通)」スタイルが2段組となります。他の表示スタイルの段組設定も2段組に変わります。段組設定を「専用」にしている表示スタイルは変わりません。
- 「専用」の設定を解除するには、項目を選択して「専用/共通の切替」ボタンを押して「標準に戻す」を選択します。
「標準(共通)」の設定値に戻り、下線表示が解除されます。
ファイル単位の設定
表示スタイルの「1行の文字数」などの項目ごとに、ファイル単位の設定の切り替えができます。
ファイル単位の設定を適用した項目は、設定ダイアログで太字表示します。
設定ダイアログで項目の設定値を指定すると、表示スタイルの設定値を変更しないで、ファイル単位の設定を更新します。
- ファイル単位の設定を適用するには、設定ダイアログで項目を選択して、「専用/共通の切替」を押して、「ファイル別にする」を選択します。項目名が太字表示になります。
- ファイル単位の設定を解除するには、設定ダイアログで項目を選択して、「専用/共通の切替」を押して、「スタイル別に戻す」か「標準に戻す」を選択します。表示スタイルまたは「標準」の設定値に戻り、太字表示が解除されます。
「スタイル別にする」や「標準にする」を選択すると、現在の設定値を表示スタイルまたは「標準」の設定値に上書きします。
- 「ファイル単位の設定」をONにすると、設定ダイアログで設定値を変更した項目をファイル単位の設定とします。
- 表示スタイルを切り換えると、ファイル単位の設定はクリアされます。
- 「名前を付けて保存」で新規スタイルを登録すると、ファイル単位の設定を表示スタイル専用の設定として登録します。
※ファイル単位の項目の設定値を、表示スタイルと同じ値に戻すと、ファイル単位の設定を解除します。
※ファイル単位の設定の切り替えが、グループ単位となる項目があります。
「索引の表示」「アンダーライン」などが該当します。
文書スタイル
文書スタイルは、「日本語文書」「プログラム」「HTML」などのテキストファイルに合わせて設定します。
ファイル拡張子に「txt=日本語文書」「c=プログラム」「htm=HTML」と文書スタイルを割り当てます。
WZ7では、下記の文書スタイルが標準で用意されています。
WZ標準テキスト | txtファイルに適用 WZ7標準の日本語文書、プレーンテキストファイル 下記の文書スタイルに記述のないファイル拡張子にも適用されます。 |
Texテキスト | texファイル TeX用のファイル |
HTMLテキスト | htm・html・shtml・xmlファイル |
メールテキスト | mailファイル 自動整形がONのメール編集用 |
脚本テキスト | scrファイル |
Cプログラム | c・h・cpp・cs・txcファイル |
JAVAプログラム | java・jsファイル |
PHPプログラム | phpファイル |
Phytonプログラム | pyファイル |
その他のプログラム | asm・bas・css・for・hsp・ini・lisp・mscr・pas・pl・ruby・sql・vhdlファイル |
タブ区切りテキスト | tsvファイル 表計算データファイル |
CSVテキスト | csvファイル 表計算データファイル |
青空文庫 | ≪≫のルビ、傍点に対応 (関連付けの拡張子なし) |
Wordテキスト | Microsoft Wordで作成して、テキストファイル形式で保存した文書 ルビを()で表記 (関連付けの拡張子なし) |
日本語辞書 | imeファイル WZ-IMEのユーザ定義辞書ファイル |
体裁文書 | txzファイル WZ6の体裁文書 |
TML文書 | tmlファイル WZ5・WZ4のTMLファイル |
ボード文書 | memファイル WZ Board専用 |
なし (プレーンテキスト) | アウトラインや色分けを無効化 (関連付けの拡張子なし) |
拡張子の文書スタイルの割り当てを変更するには、下記の操作をおこないます。
- 拡張子のファイルを開く。
- [表示]メニューの[スタイル]-[文書スタイルの一覧]を実行。
- 一覧から、関連付ける文書スタイルを選択。
- 「XXXを登録」ボタンを押してOK。
割り当てを解除するには、下記の操作をおこないます。
- [表示]メニューの[スタイル]-[文書スタイルの一覧]を実行。
- 一覧から、解除する拡張子を選択。
- 「登録解除」ボタンを押してOK。
下記の操作で、ファイル単位の文書スタイルの切り替えができます。
- ファイルを開く。
- [表示]メニューの[スタイル]-[文書スタイルの一覧]を実行。
- 一覧でスタイルを選択してOK。
切り替えたスタイルは、ファイルのプロファイルに記憶されます。
文書スタイルの設定をするには、下記の操作をおこないます。
- [表示]メニューの[設定]を実行。
文書スタイルでは、各項目の設定内容はスタイル単位に独立しています。
すべての文書スタイルに共通の設定をするには、設定ダイアログで項目の設定値を指定して、「専用/共通」ボタンを押し「全スタイル共通にする」を選択します。「はい」を選択すると、すべての文書スタイルの指定項目を、設定値に書き換えます。
WZ7では、文書スタイルの各項目をファイル単位に設定できるようになりました。[wz7new]
「設定ショートカット」サブメニューの各コマンドによる文書スタイルオプションの変更は、プロファイルに記憶してファイル単位に適用されます。
文書スタイルの設定についての詳細は、「設定」の章の「文書スタイル」をご参照ください。
ファイル単位の設定
文書スタイルの「見出し認識」などの項目ごとに、ファイル単位の設定の切り替えができます。
ファイル単位の設定を適用した項目は、設定ダイアログで太字表示します。
設定ダイアログで項目の設定値を指定すると、文書スタイルの設定値を変更しないで、ファイル単位の設定を更新します。
- ファイル単位の設定を適用するには、設定ダイアログで項目を選択して、「専用/共通」を押して、「ファイル別にする」を選択します。項目名が太字表示になります。
- ファイル単位の設定を解除するには、設定ダイアログで項目を選択して、「専用/共通」を押して、「スタイル別に戻す」を選択します。文書スタイルの設定値に戻り、太字表示が解除されます。
「スタイル別にする」を選択すると、現在の設定値を文書スタイルの設定値に上書きします。
- 「ファイル単位の設定」をONにすると、設定ダイアログで設定値を変更した項目をファイル単位の設定とします。
- 文書スタイルを切り換えると、ファイル単位の設定はクリアされます。
- 「名前を付けて保存」で新規スタイルを登録すると、ファイル単位の設定を文書スタイル専用の設定として登録します。
※ファイル単位の項目の設定値を、文書スタイルと同じ値に戻すと、ファイル単位の設定を解除します。
※ファイル単位の設定の切り替えが、グループ単位となる項目があります。「リサーチ入力」が該当します。
印刷
WZ7では、文書の印刷と印刷プレビューに対応しています。
印刷の前に、[ファイル]メニューの[印刷プレビュー]を実行して印刷プレビューを表示します。
ツールバーが印刷用に切り替わります。
ツールバーから「印刷スタイル」を切り替えると、プレビューの表示が切り替わります。
WZ7では、下記の印刷スタイルが標準で用意されています。
A4横書き | A4の1段組の印刷スタイル |
A4横書き(2段組) | A4の2段組の印刷スタイル |
A4横書き(雑誌原稿) | A4の3段組の印刷スタイル |
B5横書き | B5の1段組の印刷スタイル |
A4縦書き | A4の縦書きの印刷スタイル |
A4縦書き40文字40行 | A4の縦書き40文字40行の印刷スタイル |
A4縦書き40文字40行(見開き) | A4の縦書きの見開き印刷スタイル |
B5縦書き | B5の縦書きの印刷スタイル |
B5縦書き40文字40行 | B5の縦書き40文字40行の印刷スタイル |
B5縦書き40文字40行(見開き) | B5の縦書きの見開き印刷スタイル |
印刷を実行するには、下記の操作をおこないます。
- [ファイル]メニューの[印刷]を実行して、印刷ダイアログを表示。
- プリンタや印刷範囲を指定してOK。
印刷ダイアログでプリンタを切り替えると、印刷プレビューと印刷結果でページの切れ目や図の大きさが一致しないことがあります。この場合は、下記の操作をおこないます。
- 「プレビュー」ボタンを押して、印刷プレビュー表示を確認後に、印刷を実行。
印刷プレビューでは、簡易的な編集作業も可能です。
空白行を追加または削除して、ページ送りを調整してから印刷できます。
印刷プレビューの表示は簡易的なため、文字がかすれる場合があります。
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