HTML
WZ7は、HTMLファイルの各種の編集機能に対応しています。
- タグのエレメントや要素を色分け表示します。
- 「HTMLタグをイメージ記号に置き換えて表示」と「文字参照を文字に置き換えて表示」で本文の編集ができます。
- タグのアトリビュート編集、タグの選択挿入、CSSアトリビュート編集に対応しています。
- リサーチ入力による、HTMLタグとCSSプロパティの補完入力に対応しています。[wz7new]
- タグの入れ子関係をツリーに表示します。
- タグの補完やテンプレート入力に対応しています。
- PHPプログラムを色分け表示します。
- 「WEB-TO」機能でテキスト文書ファイルを、WEB公開用にHTMLファイルに変換できます。[wz7new]
メニューコマンド
HTMLファイルを開くと、専用のメニューコマンドが有効となります。
[挿入]メニューの[タグ] | HTMLのタグをダイアログで選択挿入します。 |
[挿入]メニューの[タグのプロパティ] | タグのアトリビュートを編集するダイアログを表示します。 |
[表示]メニューの[文字参照を文字表示] | 文字参照「<」「>」「&」「"」を、文字「<」「>」「&」「"」として表示します。(文章の内容は保ちます) |
[表示]メニューの[タグを表示] | HTMLタグを表示します。 |
[表示]メニューの[タグを記号表示] | HTMLタグを1文字の記号で表示します。 |
[表示]メニューの[タグを表示しない] | HTMLタグを表示上消します。 |
[アウトライン]メニューの[タグアウトライン] | タグの入れ子関係をアウトラインに表示します。 xmlおよびxhtmlファイルに対応しています。 |
[検索]メニューの[対括弧] | 対応する開始タグや終了タグへジャンプします。 |
HTMLリサーチ入力
HTMLファイルでリサーチ入力をONにすると、HTMLタグとCSSアトリビュートの補完入力が有効となります。[wz7new]
リサーチ入力のON/OFFを切り替えるには、[挿入]メニューの[入力とIME]-[リサーチ入力モード]を実行します。
[Ctrl+全角/半角]キーの切り替えにも対応しています。
リサーチ入力をONにすると、ステータスバーの左側に[R]と表示します。
- 「<」とタグの先頭文字の入力から、タグの末尾「>」までの属性を含めた補完候補を表示します。
- 「/」とタグの先頭文字の入力から、閉タグの補完候補を表示します。
- CSSプロパティの先頭文字の入力から、「プロパティ: 指定;」形式の補完候補を表示します。
- IMEをONにした日本語入力モードに対応していますので、IMEの切り替え操作なしで、HTMLタグを入力できます。
リサーチ入力では、WZ7規定のサンプル辞書と編集テキストから補完候補を取得します。
HTMLタグの属性の指定を含めた、編集テキストのタグの記述を取得します。
単語補完辞書にHTMLファイルを追加すると、指定したファイルからも候補を取得します。
キーコマンド
HTMLファイルを開くと、専用のキー操作が有効となります。
[Shift+Enter] | カーソル位置に<br>と改行を挿入します。 段落の区切りは[Ctrl+Enter]を推奨します。 「VZライク」キー定義では、[ツール]メニューの[コマンドの選択実行]から「LFF」コマンドを実行します。 |
[Alt+Enter] | カーソル位置の「タグ」や「スタイルシート」のプロパティを編集するダイアログを表示します。 |
[Ctrl+Enter] | カーソル位置のタグに応じて改段落・補完・オートフォーマットを実行します。 |
改段落
カーソルを<p>〜</p>の範囲内に移動して、[Ctrl+Enter]キーを押すと、新規に段落を作成します。
- 空白行で[Ctrl+Enter]キーを押すと、<p></p>を挿入して新規に段落を作成します。
- 範囲を選択して[Ctrl+Enter]キーを押すと、範囲選択の先頭に<p>を、末尾に</p>を付加します。
タグ記号の補完
タグの入力後に[Ctrl+Enter]キーを押すと、タグ記号の > を補完します。
<tag■ | → | <tag> |
HTMLの要素名の入力後に[Ctrl+Enter]キーを押すと、<> 記号を補完します。
h1■ | → | <h1> |
終了タグの補完
終了タグを入力する位置で[Ctrl+Enter]キーを押すと、補完入力します。
<b>太字■ | → | <b>太字</b> |
タグのネスティングにも対応しています。
段落のオートフォーマット
「箇条書き」の<dl>や<ul>タグのオートフォーマットに対応しています。
<dl>■
[Ctrl+Enter]キーを押す。
<dl>
<dt>■</dt>
</dl>
さらに[Ctrl+Enter]キーを押す。
<dl>
<dt></dt>
<dd>■</dd>
</dl>
スタイルシート
WZ7では、CSSスタイルシートのプロパティをダイアログで編集できます。
下記の操作をおこないます。
- スタイルシートの指定箇所へ移動。
- [Alt+Enter]キーを押して、ダイアログを表示。
- ダイアログで、各プロパティを設定してOK。
(例) { または }で、[Alt+Enter]を押します。
- h1 {background-color:#004080; color:#FFFFFF; text-align:left; padding:0.2em; padding-left:1ex; font-size:110%}
(例)「style="」で、[Alt+Enter]を押します。
- <div style="background-color:#004080;" align="center">
各プロパティの設定にも対応しています。
- プロパティ指定「(例)background-color」に移動。
- [Alt+Enter]キーを押して、プロパティの設定ダイアログを表示。
CSSスタイルの新規入力をするには、下記の操作をおこないます。
- h1 {} や style=""を入力。
- { } " にカーソルを移動。
- [Alt+Enter]キーを押して、ダイアログを表示。
- ダイアログで、各プロパティを設定してOK。
改行区切りのプロパティ指定にも対応しています。
h1 {
background-color:#004080;
color:#FFFFFF;
}
プロパティの先頭と末尾のコメントは保存されます。その他のコメントは削除されます。
h1 {// 保存されるコメント
background-color:#004080;// 削除されるコメント
color:#FFFFFF;
}
上記の操作は、プレーンテキストファイルのCSSプロパティにも対応しています。
ブラウザの独自拡張のプロパティには対応していません。
日本語文書の変換
WZ7では「WEB-TO」機能で、文書ファイルからWEB公開用の複数のHTMLファイルに変換できます。[wz7new]
HTMLファイルに変換をするには、下記の操作をおこないます。
- [ファイル]メニューの[保存/終了]-[HTMLの保存]を実行。
変換が実行されます。
- 「見出し2」単位でテキストを分割して、複数のhtmlファイルを出力します。
- 各ページの先頭部に、見出し2の「アウトライン」のメニューバーを表示します。
メニューバーから各ページへの切り替え操作ができます。
先頭ページのhtmlファイル名は、ステータスウィンドウに出力されます。
ステータスウィンドウを表示するには、下記の操作をおこないます。
- [ウィンドウ]メニューの[ツールビューへ]を実行。
- 「ステータス」をクリック。
テキストをHTML形式に変換して出力します。
- 段落を<br />で区切る。
- 空行を<p>〜</p>で区切る。
- 「 < > 空白 &」を「< > &」に置換。
- 見出し3〜6を<h3>〜<h6>に変換。
- 「・」の箇条書きを<li>に変換。
- \ <HTMLタグ>を<HTMLタグ>に変換。
- 「html:」行から空行までをHTML出力。
- 「code:」行から空行までをプログラムリスト形式で出力。
- 「title: タイトル」をページのタイトルに設定。
- 「file: ファイル名」を出力先のhtmlファイル名に設定。
htmlファイルは、wzcfg://webtoフォルダに出力されます。
出力先を変更するには、下記の指定をおこないます。
- [表示]メニューの[表示ツール]-[ヘッダの表示]を実行して、ヘッダの表示をON。
- ヘッダがない場合は、「テキストヘッダの作成」の問い合わせに「はい」を選択。
- 「webto: 保存先のフォルダ名」の行を作成。
(例)
text-header: 1.0
subject: WZ エディタ 7
webto: c:\web\wz7
(空行)
上記の指定で、「c:\web\wz7」フォルダに出力されます。
「c:\web\wz7\index.html」とフルパスで指定すると、トップページを指定のファイル名で出力します。
「subject: タイトル」で、ページのタイトルを指定します。
ページヘッダ、ディレクトリ、ショートカットの指定にも対応しています。
詳細は「wz://webto.txt」のサンプルをご参照ください。
- サンプルを開くには、[ファイル]メニューの[開く]-[オープンボックス]を実行して、「wz://webto.txt」を入力してOKします。
- [ファイル]メニューの[保存/終了]-[HTMLの保存]を実行すると、トップページを「wzcfg://webto\webto_001.htm」に出力します。
- WZ7でトップページを開くには、[ファイル]メニューの[開く]-[オープンボックス]から操作します。
- ブラウザで開くには、WZでトップページを開き、[ファイル]メニューの[開く]-[関連付けプログラムで開く]を実行します。
「WEB-TO」機能は、WEBブラウザ「IE7・IE8」で動作を確認しました。ブラウザにより表示差が発生する場合があります。